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☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

朝顔の浴衣に兵児帯赤い下駄・・・わが夏のうた2025

2025-09-06 00:00:22 | 風歌

長月の声を聞けども、猛暑・酷暑の真夏日と熱帯夜が続く
されどかすかに聞こえる秋の虫の声
秋を告げる花が咲き始めている
その健気さ、大自然の営みの確かさが沁みる
台風ではなく涼風を待ち望みながら
今年の夏のわがうたを…


雨音を聞かぬ六月真夏空しょぼくれ顔の紫陽花哀

知らぬ間に梅雨入りし知らぬ間に梅雨明け…と言う感じの今年
梅雨らしい雨は降らず…すぐに真夏日!!
天日干しが好きな洗濯好きには嬉しいけれど
雨を好む紫陽花は特に… 
しとしと降る雨の中の紫陽花の美しさは味わえず…


蝋燭の灯りが揺れる妖精夜ゆるり流れる「時」味わいて

妖精夜は夏至の夜のこと
せめて「妖精夜」はテレビをつけず電気を消して
静かな「キャンドルナイト」をしっとり味わう…
蝋燭のほのかな灯りの中で優しい宵の時間が過ぎていく


友作のセンサーライトはセメント製またの姿は置き型蚊遣り

友人の造形作家Sさんのセメントアートのセンサーライト
ライトを蚊取り線香に変えれば蚊遣りにも…
斬新シンプルなデザインとその変身ぶりに即購入を決めた
                     

朝顔の浴衣に兵児帯赤い下駄今もありあり夏祭りの音

夏祭りの「音」って今も耳に残っている
あの何とも言えない「夏の香り」とともに…
浴衣を着るにも暑すぎる夏がちょっと悔しい…
パリッとした仕立て下ろしの白地に藍染の朝顔柄の浴衣
ピンクの兵児帯…兵児帯って今もそう言うのかな…しめてもらって
赤い塗りの下駄はいて…ワクワクしながら夏祭りへ…
懐かしい夏の夜の風景…音風景は今もありありと浮かんでくる
思い返せばわが子供時代は
自然の中で泳ぎまわった昼も3日も続く夏祭りの盆踊りの夜も
ほんとに「豊かな夏」を過ごしていたんだな…


もう三月猛暑酷暑の宵なれど微かに聞こゆ愛しき虫の音

6月初めから始まった35度越えの猛暑…もう3か月が過ぎた
未だに熱帯夜が続く…それでもかすかに秋めく虫の声
その虫の音が今年は特に愛おしい…


萩の花ムラサキシキブも色づいて虫の音秋めく酷夏を超えて

気が付けば白い萩の花が咲き始めていた
ムラサキシキブの実が色づき始めている
人間界はまだまだ真夏の様相だけど
自然界にはもう秋がしっかりと息づいているのね…


               
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春歌う緑の氣満ちる森 行けば・・・わが春のうた2025<2>

2025-06-30 00:00:25 | 風歌

時に激しすぎる「梅雨」が戻って来たと思ったら
もう「梅雨明け」の声が…
今年は特に6月からしっかり夏が始まってしまったけれど
今月中に「春の旅歌」を中心に「わが春のうた」(後半)を…


春歌う緑の氣満ちる森行けば若きイノチを身にまとうごと

色とりどりの緑が香る森を歩けば満ちてくる萌え出す
若葉のエナジーが自分を覆い包んで
心地よく蘇らせてくれる…

            

山肌の萌え立つ緑様々に纏う緑は春から初夏へ

5月も終わりに近づくと千の緑もそれぞれに深さを増して
日に日に春の色から初夏の色へ変わっていく

                 


雲晴れて明け行く空に富士の山合わせ鏡の姿も凛々し

見えなかった富士が明け行く水色の空に雄大な姿をやっと現した
もうくっきりとと田貫湖には逆さ富士の姿が浮かび上がって…
その凛とした姿が実に美しい!


時忘れ夜明けの富士を眺め居りただただうっとりただ有難く

やっと待ち焦がれた優美な富士山が姿を現してくれた
太陽が昇りその日を受けてあまりにも神々しく輝く富士山
「ただただうっとりただ有難い」至高の時が過ぎていく…
                                                         
                                    

雲晴れて巡る富士山夢心地どちらのお顔も清く麗し

青空ではないけれど田貫湖、本栖湖、精進湖、西湖、河口湖
そして富士吉田、どこからも麗しき富士の姿をしっかりと
眺めることができた…まさに夢心地な1日…有難く感謝しかない

                 


バシャッバシャ川面に上がる水しぶき魚体蠢く鯉の産卵

河上る鯉の産卵群れを成し水音高く時に飛び跳ね

近くのO川に鯉の産卵の季節がやって来た…
淀川から産卵のため毎年登ってくる大きな鯉たち鯉の群れ
その激しく厳しい熱きイノチの営みに心動かされる時…   

         
               
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山肌覆う取り取りの妙・・・わが春のうた2025<1>

2025-06-27 00:00:52 | 風歌

梅雨と言うのに雨も降らず真夏日と熱帯夜が続く6月
気づけば夏至も過ぎてもう終盤…
急に降り出した「戻り梅雨」もより激しい感じ…

当たり前と思っていたこと
当たり前に過ごしてきた日常が
自然の営みから、いろんな成り行きから
主食不足や世界情勢に至るまで
様々な方面からどんどん崩れていくような2025年

自分個人の生活や日常の中でも(このブログもそうだが)
けっこう長年大切にしてきたものやことが無くなったり終わったり…
これから「どうする?!」「次は?」と
先の変化を迫られることが多々…

降り注ぐ強烈なエナジーの中で
無意識下で育った既成概念や価値観等々のもと
今まで作り上げてきた「自分」の「自分崩し」も
実は年齢にかかわらず各々の中で同時に始まっていて
気づくか気づかないかにかかわらず
変化していく必要に迫られてきているのでは…
と感じたりする

そんな「今」は大いなる自然の営みに触れ
自然に親しみその微細な輝きを感じ味わい
何気ない日常を丁寧に細やかに暮らしていくこと
が大切かも…と感じる今日この頃

もう「夏」は来てしまってる感じだけど
今月のうちに「春の短歌」を…

手捻りの自作の花器にチューリップ黄色鮮やか玄関は春
 
「自分の作った花器に自分らしく自分流の花を生ける」
その思いがかなったことが何より嬉しい…
他にない変形の花器には黄色のチューリップにもよく合って
玄関から春を呼び入れてくれるよう…


白木蓮一気に咲きて春来る行き交う人もほんのり笑顔

白木蓮が驚くほど一斉に満開に…
その清楚な華やかさが春を呼び、急に「春が来た!」感が漂う
降り注ぐ暖かな日差しの中で行き交う人々もみな
柔らかな笑みを浮かべているよう…


見上げれば響きもゆかし「花曇り」花粉に黄砂の現実哀し

「花曇り」「花冷え」なんてほんとに素敵な日本語
その昔は「花粉症」や酷い「黄砂」も飛んでくることはなかっただろう
しかしせっかく春が来たのに「三寒四温」や春の長雨で
まだ時に冷え込み、はっきりしない空模様を
それでも綺麗な言葉や響きで色どり
少しでも心持を明るいものに変える「言の葉」の響き…
そこに日本人の持つ本来の豊かさがあるように思う


萌える出る千の緑が春謳う山肌覆う取り取りの妙

日本語の色を表す言葉は三千を超えると言われる
日本人のほんとに豊かな感性が生み出したのだろう
「緑を表す言葉」はいくつあるのかしら
毎年若葉萌え出る頃、辺りの山々や出先や旅先で見る
その微妙に違う色取り取りの「緑」の見事さに胸打たれる…
毎年それを見、それを感じ味わえることも
実はとても幸せなことなんだなあとしみじみ…


山里は若葉と競いて桜咲く山も川面もピンクに染めて

街中ではとっくに終わってしまった桜の季節が山里ではまだ…
気温や種類の関係もあるのだろうけれど
まだ満開の桜が山々の若葉と見事なコラボレーションを見せてくれた
川辺の桜並木も川面に姿を映して…

               

暗闇に目を凝らし見る魔王尊鞍馬寺の地下背には翼が

鞍馬寺の真っ暗な地下に入っておそるおそる
教えてもらった場所に近づき
ほんとにお久しぶりに「魔王尊」にご対面!!
サナト・クマーラを模したものなのか
背中の大きな翼もしっかり見ることができて嬉しかった…


菩提寺の黒く塗られし光秀像「明智の夢」は今なおロマン


昔から「明智光秀」のファンは多く、実は生き残って
徳川家康の側近として活躍した天海僧正になったとか
「本能寺の変」は実はフェークで、信長は(光秀も?)小浜から
船でローマに渡った…なんて話も最近…
実家の菩提寺は明智光秀が城を築こうとした場所にあり
「黒く塗られた光秀像」を祀っていて訪れる人も増えているよう
果たして信長は…光秀は…今なおロマンだ…
             
                
                東京に移り住んだ母方の伯父が光秀を詠んだ自作の
                     短歌を刻んだ歌碑を故郷のこのお寺に寄贈している

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メジロ飛び交う梅まだ一分・・・わが冬のうた2025<2>

2025-03-24 00:00:46 | 風歌

春に向かうこの時期は昔から三寒四温と言うけれど
ことに気温の乱高下が激しい3月
これまでとは違う自然の変化の厳しさが当たり前の昨今

キッチン周りのリフォームが完成
ほぼ片付け等も落ち着いてきた
思った以上に今回は心身ともに大変だった
キッチン周りはことに煩雑だから…
しかしリフォームによってウチの中に新しい気の流れが生まれている
新しい春に新たな心地よい場を創っていきたい

春分も過ぎて一気に春と言う感じだけれど
さてこのまま春爛漫へ向かうのかしら

とは言えこの暖かさの中で白モクレン、黄色のレンギョウ、雪柳等
一気に春の花が開き始めたのは嬉しい

今の間にわが冬の短歌を…                                                                              

雲晴れて青が眩い二月空メジロ飛び交う梅まだ一分

久しぶりに近所を散歩
ひかりは眩く春に向かい青い空が美しい
大きな梅の古木にはメジロが飛び交いたくさん集っているが
今年は花の開花は遅いようで…


飾りたる森の恵みの野薔薇の実ヒカゲカズラもまだまだ緑

年末に頂いた立派な野薔薇の枝とヒカゲノカズラ
毎年クリスマス等に向けて京都の北の方の森に取りに
行かれているという
竹籠にユーカリと一緒に野薔薇の実を活けた
リースにしたヒカゲノカズラも3か月たつのにまだまだ綺麗だ
     
  
              
               

雀去りメジロが集う梅古木開きし花はまだ一、二輪

わたしが梅の木に近づくと雀が一斉に飛び去っていた
しばらくすると「待ってました!」とばかりにメジロの軍団が…
新芽の辺りを啄んでいるが蜜?はあるの?
まだ花は一、二輪しか開いてないけど…
            
                

二月空彼方の比良山雪化粧注ぐ光はもう春告げる

冷え込んだ朝
少し車を走らせると「あの雪を被った山は比良山?!」
こんな所から比良山が見えるとは…
ちょっとびっくり…ちょっと嬉しい…
放射冷却の光はもう春の色!!
     

「春が来た!」喜ぶ間もなく急降下揺れも激しい気温と世情             
               
今年もますます激しく揺れる気温も世情も世界情勢も…
「激しかれとは祈らぬものを…」とは思いつつ
やはりいろいろなことが暴かれるのは必然かと…

                

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日々強く新たな光降り注ぐ・・・我が冬のうた2025<1>

2025-01-25 00:00:10 | 風歌

新しい年も足早に過ぎて
今年はより光が増してまだ1月だというのに
春めく光が降り注ぐ

いよいよ2025年
ようやく2025年…

新たな扉が静かに激しく開き始めた…


昨年末からの年初めの我が冬の短歌を…

訪ね来た名物鬼蕎麦鬼の里真っ白初雪陽に輝いて

昨年秋のある会で、「森の京都」に引っ越して
新しくお仕事も始められた方に久しぶりに会って
近くに住む9月に訪ねたアメリカ人の友人の話をしたら
「会ったことある!」「是非手作りのお宅を見てみたい!」ということになり
12月、その会の主催者ご夫妻ともども「森の京都」「鬼の里」へ…
せっかくだからランチは名物「鬼蕎麦」を…
森深い大人気のお店の辺りは初雪で染まり白銀の世界が広がっていた…
                                                                   ( 見出し写真)      

初物の太き鬼蕎麦コシ強し白雪積る京の鬼里

京都の「鬼の里」と知られる「大江町」は三和町、夜久野町も含めて
福知山市と合併され今は福知山市に…
昔ながら感が強い「鬼蕎麦」を…(今はいろんな種類の鬼蕎麦も…)
雪と極寒の予想でちょっとドタバタしたけれど
当日はこの時期、これ以上ない天気に恵まれ
名付けて初回の「Jさんに会いに行こう」ツワーは
Jさんご夫妻に大歓迎してもらって、和気あいあいにして
楽しく美味しくとてもいい1日!に…

               

久しぶり友に誘われ河豚コース小さき白子は酷暑の所為と

「何が食べたい?」と私に聞いてくれた古き友…
「去年は焼肉!と言ったけど、今年はちょっとね…お寿司かな?」
「河豚はどう?」「いいね!!」「河豚っていつぶり?!」
と言うことで友人の行きつけのお店で友人夫妻と
焼き河豚に河豚鍋等々…河豚コースを満喫!
一番美味と言われる「焼き白子」が少し小さかったのは
あまりに夏が暑すぎたから大きくなれなかったらしい
ちよっぴり残念…


流れ去る月日の速さ身にしめど実感わかぬ我が齢(よわい)かな

何時からか(みんな感じることかもしれないけれど)
実年齢が自分の感覚とズレて実感が伴わなくなっている…
「年齢は関係ない」「人によって様ざま」「気にすることはない」
と言ってもね…
昨年1年はそのことに何故か縛られ感があったけれど
今年は解き放さなくてはね…


冬至越え第九聴く午後陽は注ぎピアノの音色歓喜に満ちて

会員制の芦屋のクラシックホールに今年も
T氏のクリスマスコンサートへ
ピアノで奏でるベートーヴェンの「第九」がメイン
年の瀬も近いというのに窓から眩い光が降り注ぎ
「歓喜」の音色が響き渡る…


新しき暦めくりて年明ける「御歴」の文字莫山翁と

B4サイズの大きな今時珍しい365日ある「日めくり」暦を頂いた
「お取り寄せ」と言うかとても気に入っていそのお店特有の「お茶」を
まとめ買いして特別に届けてもらっているお茶屋さんから…
「暦」も「日めくり」も、この大きさと形も、今時も今までも
見たことがない(京都では?!)けどお店は奈良に近いところなので
「奈良仕様」なのかしら…
昔の暦のようにいろいろ載っているし毎日の「月」の形も
世界の名言等も…ちょっと「うけて」嬉しかった(家人にもうけた…)
来た人に見せて「話題」にもなるしね…
表紙の文字はちょっとご縁のある懐かしい榊莫山先生と言うのもいい
毎日、暦をめくるのが日課になった…


日々強く新たな光降り注ぐ古き観念解き放つごと

今年は光が明るくなるのが早い!
もう「新たな春」を呼んでいるよう…
太陽フレアもシューマン共振も…
内にまだまだ根を残す古い頑固な観念たちを
強い光の中で解き放って行かなければ…


冴ゆる空輝く星はとりどりに眩い光地上に降りて

深夜午前1時、窓を開けて冷たい大気に冴えわたる空を見上げた
紫紺の空に色とりどりに輝く星たち
正面に大きなオリオン座!リゲルにペテルギウス!
白く瞬く星はシリウス!
瞬かない赤い星は火星?!
金色の大きな光は金星、あれは木星…
今夜は新月          
煌めく恒星たちも驚くほど大きく色が映えて…
                
                 

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「映える」坂道夕陽とコラボ・・わが秋のうた2024

2024-12-26 00:00:00 | 風歌

今年は長い夏から駆け足で秋の過ぎ去る心地して
師走の声聞いたと思う間に一足飛びに真冬の味わい…
世界情勢も世情も「何が何だか、大わらわ」と言う中で
天候も気象も一段と「異常」が「日常」「当たり前」に…

今までにない幾多の「異常事態」?!の中で
どういう心持ちでどういう意識でどう生きるのか
日常をより丁寧に自分軸で過ごしていくことの大切さを思う

風の冷たさが冬の到来を告げる中で今のうちに
わが秋のうた(短歌)を…

急逝の友を偲びて神無月見上げる満月(つき)にもの想う宵

全く予期せぬことでショックが大きかった…
物知りでいろんな情報を持っていて以前は
いろいろ教えてもらうことも多かったなあ…
個性的と言うのかお騒がせの一面もあったけれど
それだけにもう会えないと思うと寂しいさが一段と…
見上げる神無月の満月が沁みる


今出川過ぎれば京も色づきて彼方の比叡秋を呼ぶごと

京都の町は今出川通を過ぎると(北へ行く)気温が変わると
昔から言われる
確かに街路樹がもう色づき始めている…
遠くを見ると比叡山が…そこはもうきっと今年の秋が始まっている


秋のうた口ずさみ行く欅道樹ごとに変わる秋映えの中

紅葉の並木を行けば自然に数ある秋のうた(唱歌や短歌)が
口をついて出てくる
秋一番に色づき始めるのは欅並木と桜並木
ことにケヤキは樹ごとに色づき方が違うところがいい
今年は欅の黄葉はきれいだったが、猛暑が続いたせいか
桜は鴨川沿いとか赤く色づく前に茶色くなって散ってしまっている
場所が多かったのが「桜紅葉好き」には誠に残念…


先読めぬ行っては戻るこの秋は薄いお布団重ね着のごと

秋の到来だけではないけれど今まで通りの季節の先読みはできない
いつもならもう冬布団に変えている時期だけれど…
対策としては薄い布団や毛布の重ね着仕様…
家人は「敏感・繊細な自分のお布団ミルフィーユ」と呼んで
毎年そうしていているけど…今年は私も…


煌々と差し込む光に誘われてスーパームーンに見入る真夜中

真夜中過ぎ、窓から煌々と光が差し思わず窓を開けて空を見上げる
今夜は満月スーパームーン
大きく輝く美しい満月を時を忘れただただ眺める
ささやかなれど麗しき時が流れる…


赤もえるモミジバフウの並木道「映える」坂道夕陽とコラボ
 
   

             

京都の紅葉の「映える」新名所と言うので行ってみた
赤々と紅葉する背の高いモミジバフウが住宅地の幾筋もある坂道に
植えられている桂坂…お見事な秋彩でした!

秋の夕暮れ時に夕陽が輝きだすとまた一段と味わい深く…


枯れ葉舞う唱歌の似合う秋の宵赤々燃える炎が恋し

♪静かな静かな里の秋…押戸に木の実の降る夜は…
♫真っ赤だな真っ赤だな蔦の葉っぱも真っ赤だな…
この季節になると秋(ことに夕暮れ、宵)は
「唱歌」や「童謡」が似合うなあといつも思う…
しみじみと郷愁を誘うけれど「子どもの歌」だけに
どこか明るさが漂うのもいい
どれだけ今の時代「唱歌」を歌える?知ってる?人がいるのか
疑問ではあるけれど…


                                                     

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岩走る白き流れの清しさよ・・わが夏のうた2024

2024-09-05 00:00:15 | 風歌

酷暑・猛暑超えの夏 
地震・大地震の予告・大型異常台風等々…
連日の報道はそれに拍車をかけるが如く
他諸々「外」はどんどん騒がしくなる…

しかし真夏の太陽は輝きを増し
ひかり燦燦!!青い空には真っ白なモクモク雲
人々は外に繰り出し京の街にもあふれんばかり…

祇園祭に大文字…
今も生き続ける京の町衆の心意気がひときわ力を増す
それを感じると身の内に小さな灯りが燈る
年月を経て一入…

自作の梅シロップに赤紫蘇シロップ
ジンジャーシロップも2度
それもすべて飲み終わった…

そんな今年の夏も9月に入りお騒がせ台風を経てほっと一息
でもいつもは8月の半ばを過ぎれば聞こえてくる秋の虫の声も
今年はいまだ聞こえない
そんなこんなのこの夏の始まりからのわが夏のうた(短歌)を…


店先の茅の輪くぐりて水無月を蓬プレーン黒糖きな粉

「お使い物」を買いに出かけた、今や全国的に知名度が上がり
大評判の菓子店の本店には、お庭から店先に向かう入口の門に
大きな「茅の輪」が!ちょっとびっくり…

その後、夏越しの祓の「水無月」は
「ここで買おう」と決めていたこの町の老舗の和菓子屋さんへ
(京都では昔から「6月30日」には水無月を食べて「夏越の祓え」をする
習慣があり、以前は全国的にかと思っていたが「京都を中心に」らしい)
ここの店先にも入口に合わせた小さい「茅の輪」が…
水無月、出来立てらしくとっても美味しそうだったので
今年はプレーンだけでなくいろいろと…
「あんまり美味しいものではない」とずっと思ってたけれど(前にも書いた)
よく味わってみると今回は「どれもなかなかの美味」でした!


水無月のお供はゆかしい加賀棒茶夏越の祓えの祈りをそっと

「はて」水無月に合わせるのはお抹茶?玉露?それとも…と
考えて「水無月だからな」とほうじ茶好きというのもあり
香りも香ばしい「加賀棒茶」に…

思いもかけぬ元日の「大地震」から早や半年が過ぎた
ただただみんなが穏やかな日々が過ごせることを…
より自分を見つめ知らぬ間に身に着けた重い荷物を降ろし
もういらなくなったものを手放していくことを…


風そよぎ真夏の緑が歌い出す光燦燦木漏れ日揺れて

光燦燦、真夏の深き緑がさまざまに…
木漏れ日に映る葉陰が濃く深くいろいろな模様を織り成す
今年は一層目を奪われる!
光が強烈なせい?!
風に揺れるとなおさら…
文字通り美しき夏模様!                     
                 


岩走る白き流れの清しさよ深緑の森に水音高く

飛沫(しぶき)あげ岩肌走る水白く木霊す音が涼を運びて

初めて泊る宿
一晩中近くに沢の音が響いていたので
朝、散歩がてらに見に行ってみた
林の中にゴツゴツした岩の中を
水しぶきを上げながら走る白い流れが…
       
          


故郷の松の青葉に蝉時雨心静かに手を合わす午後

松の青葉の緑が目に沁む
それに降り注ぐような蝉時雨
盂蘭盆会
故郷の墓に心鎮めてただ手を合わす…


これ如何に猛暑酷暑をはるか超え月下美人も開かぬ夏を

長きに渡り我が家の夏を彩る風物詩「月下美人」
今年は6月に一つ芽を付けてそっと一輪咲いて
その後7月に一つ芽を付け蕾を膨らませ
「今夜は開く!」と今か今かと一晩待ったけれど
そのまま開くことなく朝が来た…
後は芽のひとつも付けることなく今に至る
あまりの暑さのせいか…
夜になっても30度近くの気温が下がらぬせいか…
この夏たった1輪😢
多少葉が日焼けにより弱っているけれど
どの鉢も茎も葉もそれなりに元気に伸びているのに…
秋に咲く薫り高く豪奢な月下美人を期待しよう!!

        
                
                          
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香り立つ緑の風の行き交いて・・・わが春のうた2024<2>

2024-07-04 00:00:02 | 風歌

気が付けばもう7月
蒸し蒸し暑い梅雨の真っ只中

肌寒い6月の始まりだったためか例年にも増して激動の気象変化
しかし木々は葉を広げ、花々は美しく咲き季節を歌う

真っ赤なクジャクサボテン、いつもより早い時期に芽をつけたけど
気温の低い日が続いたせいか開いた花は少なく早々に咲き終わった
昨年植え替えたけど成果なく残念…
来年に期待しよう!       
            

今年最初の月下美人1輪
壁際で楚々と育ち6月の終わりに芳香素晴らしく見事に咲いた
(何とナメクジに入られるというアクシデントにもめげず)
あくまでも美しく芳しく・・・
    
   
                   

法事2回、夕食会にランチ会数回等々、5月に次いで何かと慌しかった6月
でも梅シロップや赤紫蘇シロップも作ったし
紅生姜も仕込んだ
夏の準備は万端なんて…

祇園祭も始まった!
本格的な夏を迎える前に春盛りから初夏に向かうわが短歌を…  

若葉萌え風も華やぐ中央道甲斐駒木曽駒残雪清し

萌える若葉の中を走る高速、中央道に入ればなおさら
残雪光る中央アルプスが南アルプスが…
若葉と残雪の峰々のこの時期ならではのコラボはこの上ない…
          
                                                
         
安曇野の風に吹かれて樹々碧くイカルヒヨドリシメと戯る


香り立つ緑の風の行き交いて野鳥(とり)の声響く安曇野の午後

風そよぐ安曇野の林の中、幾多の緑・碧が輝く
いろいろな野鳥の声が響く
時折、飛び交う姿が見え隠れする
「イカルだ!」「シメかしら?!」なんて
野鳥好きにはたまらない時間が過ぎていく
雌の雉をそっと追いかけたりして…

       

                 
                                                                   (この鳥はシジュウガラです)

様々に形を変える雲眺めぼーっとほっこり潤い時間

真っ青な空のもと、心地よい光に包まれ流れる風の音を聞く
青に浮かぶ形を変えゆく白雲を何とはなしにボーっと眺める
身も心も、知らず知らず満たされ潤っていく…


鉢植えのレモンバームにミント五種ステビア混ぜてマイハーブティ

今年は春先からアップルミントやスペアミント、ペパーミント等の
ハーブ類が元気で、久しぶりに「Yさんのハーブティ」のブレンドに
ちょっとやる気が…結構どこでも評判がいいのが嬉しくもあり…

   
            
              
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別の名は響き麗し夢見草・・・わが春のうた2024<1>

2024-04-27 00:00:10 | 風歌

花の季節は足早に走るごとく
もうハナミズキ満開!ピンクも白も美しく見事に咲いている
今年はツツジ類もかなり早い
キリシマツツジがもう満開との声を聞き
2週間近く早いなと思っていたら
毎年はその後に咲くヒラドツツジ白も赤紫もピンクも満開に近い
モッコウバラの勢いも止まらない
パンジーやビオラがまだ美しくいっぱいに咲いているのは嬉しい
越年のガーデンシクラメンが3鉢今も見事に咲いて
毎年何鉢か買うのに今年は買わずじまい

       
                
               

鉢や門扉の所で勝手に芽吹いて育ったタツナミソウも元気元気!
          

寒の戻りのきつかった3月
雨の多い4月…
「花曇り」とはいうけれど今年は気持ちいい青空がとても少ない気がする
晴れても『黄砂」だし…
「一雨ごとに温かく」とはなかなかいかず気温の乱高下激しく
もうすぐ4月も終わりだというのに
例年より「寒い春」がまだ続いている感じ…

桜は遅かったけれど他の花々の開花は他の地域も早いようで
気温は低い感じだけれど「光」が強いのかしら…
青空が乏しいので見栄えは今一つだけれど
早めの「百花繚乱」はとても嬉しい!
周囲の山々は若葉が萌え始めている

早春からの「春の短歌」を…

ジュリアンの桃黄紫鮮やかに冬から春へ元気運びて

外に花が少ない季節、厳しい寒さの中でも色とりどりに
日々色鮮やかに咲くジュリアンの健気な姿に元気をもらう
冬の始まりから春の始まりまで長く可憐に華やかに…


ユーパック開ければ一層香り立つこだわりコーヒー富山ブレンド


香り高いこだわりブレンドのコーヒーはほぼ毎月富山から
ユーパックで届く
無理を言って送ってもらっている
元旦の震災、心配したけど大丈夫だったようでたいでほっとした
ユーパックの外からでもいい香りが…たまらない…


次々とビオラ開きて春を呼ぶ寒の戻りの厳しさの中

「寒の戻り」とはよく言ったもので、暖冬だっただけに
今年の京都は特にきつく感じた
でも花々は3月の声を聞くと一斉に開き始める
其処にはもう春が息づいている…


満開の白木蓮に霙降る冷え込む京の時間が止まる

冷え込みがきついと思ったら「みどれまじりの春の雪が…」
京町屋の庭先の一気に咲いた白木蓮に降りかかる
あまりにも美しい古都の情景に一瞬時が止まる…


別の名は響き麗し夢見草咲くも麗し散るも麗し

桜のまたのは「夢見草」
その言葉の響きも文字も美しく麗しい
満開の桜の木の下でまた散りゆく花びらを愛でながら
夢を見るなんて素敵!いとをかし…ですね!


薄桃の可憐さ香る風鈴草見る見る開きまだ咲き誇る


ぷっくりと姿可愛いカンパニュラりんりん音色聞こえ来るごと


夏の花のイメージの強いピンクのカンパニュラが
早々にお花屋さんに出ていたので買って帰って活けてみた
蕾がいっぱいだったのに次々とどれも見事に開いた
色も形も可憐で可愛い大好きな花…
花一つひとつがいろんな方向を向いて咲く「風鈴草」
もう2,3週間たつのにしっかりと綺麗に咲いている姿が
愛おしくなる…
               
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ほのかなる梅の香りの漂いて・・・わが冬のうた2024<2>

2024-03-03 00:00:51 | 風歌

激動の2024年も早や2か月が過ぎた

1月後半より光は例年より少し早めに明るさをを増して
一足先を進んいる感じで花々の開花は早い

けれど「季節」は小刻みに行きつ戻りつで寒暖の差は激しく
天候の移り変わりの予想もつかない
いろんな面で調整が難しすぎるけれど…

何かにつけて「今まで通り」にはいかない
大きな変化の波が押し寄せ激変・激動へ
「変わり目の時」なのだろう

<逃げる2月>は過ぎてしまったので
取り急ぎ「わが冬のうた(短歌)」<2>を…

ほのかなる梅の香りの漂いてほっと息つく天神の牛

いろんな梅の名所へ友人たちが出かけているらしい声が届く
遅ればせながらやっと出かけた「天神さん」
ここは菅原道真が大宰府へ流される前に立ち寄って
「東風吹かば匂いよこせよ梅の花主なしとて春な忘れそ」
と詠んだところと言われる(意外と知られていない気がする)
梅の香りが辺りに漂う…
撫でられて黒光りしている境内の牛たち
初詣、受験シーズンも一段落して「ほっーと一息」のお顔に見えた


薄桃の満開誇る枝垂れ梅顔を寄せれど匂い無しとは

あまりに美しい枝ぶりも色も見事な満開の梅の木
思わず顔を寄せてみるも「香り」がしない
残念!梅は香りがあってこそ…なのに…


出遅れて紅梅散りし梅園の名残の花も香りもゆかし

今年は梅の開花もこの辺りでは早かった
いろんな品種が植えられた梅園
紅梅をはじめ花は終わりかけている
咲き残った白梅たちのほのかな優しい匂いと
その枝先に残る花々のたたずまいが何ともいいのだ…


雛月の声聞こえども寒戻り白き比良山近江は雪か

「奈良でお水取りが始まると寒の戻りが来る」と
子供のころ毎年のようにおばあちゃんが言っていた
お水取りの本行は3月1日からだがもう行は始まっている
お堂の飾る「椿」を作る「花拵え」の行は既に…
京都市から見える比良山は今日は雪化粧…


満開のクリスマスローズ華やいでひとあし早い春の陽だまり

「頬を打つ風も冷たき二月空光は先へもう春の色 」
と旧作に詠んだごとく光は日々明るさを増している
(今年は雨が多く曇って光の射す日は少ないけれど)
見事に咲いたクリスマスローズが春を運んで来るような…

 
               
   
                               

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