☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

舞い落ちる楓の赤に染まる朝・・・わが秋のうた<2>2020

2020-11-26 00:00:40 | 風歌

2週間の展覧会は深まりゆく秋を感じながらの毎日
展覧会を終えて久しぶりに車で巡る京の街は
青空が広がっているとは言えすっかり晩秋の装い
ここ数年京都の秋も早い

2020年の意味深く過行く秋を想いつつ秋の短歌を…

冠雪の白山望む北陸道日本海には高き潮満つ

10月半ばの富山・信州の旅、北陸道は秋が進んでいた
右手に望む白山はすっかり冠雪した姿が美しい
左手には波高き日本海が迫る


舞い落ちる楓の赤に染まる朝山荘テラスはただ今3℃

良く冷え込んだ山荘の朝
今年はテラスにかかる楓がすっかり紅葉して
綺麗な赤が目に沁みる
温度計は3℃を指して…


「陶仙房」装う秋に包まれて暖炉でほっこりカフェオレタイム

このところお馴染みになった陶仙房蓼科へ
群馬からの友人を誘って黄葉のお庭と暖炉目当てに
ランチの後秋色のお庭をゆっくり散策
少し冷えた体に沁みる暖炉の炎とあったかいカフェオレ


秋空に輝く三日月友として帰りの高速ひたすら西へ

帰りの高速
中央から名神を一路京都へ
夕暮れの空に輝く三日月がたまらなく綺麗だ

            

足早に過行く秋を想いおり紫紺の空に上弦の月

このところ本当に空が清々しく美しい
月の光も秋の夜空も一層に…
今年は行きつ戻りつしながらも秋の深まりが早いように思う
ロマンチックな気分ばかりに浸ってはおれない秋だが
時代の変わりを人の心の分かれ目を想う秋の日…
 

虫の音と秋の香りの直中で赤き名月ただ眺めおり

何も言うことは無い
この時を今はただ…


ギャラリーに光満ちると口々に集える人も笑顔に溶けて

天窓から自然光が差し込む展覧会場
すべて2020年の新作が並ぶ
訪れる人は一様に大きな驚きとともに
「光が溢れてますね」「心地いい…」
「暖かい光に包まれているよう…」と
後期展覧会「光の中へ」
穏やかで柔らかな暖かい時がゆっくり流れて
いろんなものが解けて
溶けていく…

            


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この道我が旅「光を求めて」・・・記念展前期有難く終了

2020-11-17 16:49:48 | アートライフ…展覧会

思う間に季節は移ろい
今年は足早に秋が深まっていく
京都の紅葉も日一日と色づきを増して
心地よい小春日和が続く

今日は家人の展覧会(志して〇十年記念展)の中日

企画した時はまさか今年がこのようなことになろうとは
予想だにしなかった
5月の前夜祭的展覧会は案内状もできていたがやむなく中止
今回の本展開催は本当に嬉しい

本展は未発表の油彩の旧作も交え大作を中心にした昨年までの
軌跡的代表作を展示する前期
2020年の画期的展開の油彩新作のみの後期
2期構成で時節柄リモートを含めて開催
(「今この時をどのようにとらえ今をどのように生きるか」
が図らずも今回の隠れテーマとなった)

入れ替えの中日に木彫師(超絶技巧派))さんとのコラボという
盛り沢山な展開だ
前期、後期、中日それぞれに入場料ワンコイン頂く方式

「同時代の茶室」をコンセプトにしてオーナーが
若き日から27年大切に育ててこられた会場の多目的ホール
2015年の家人の展覧会から始められたこの方式もかなり定着してきた

前期はこれまでにない作品数と多様さに展示をどのようにするかが
考えどころで大きな鍵となる

ホールの真っ白な内装とユニークは設計を生かして
旧作を面白く美術館的に展示
奏墨(綿布にアクリル下地に墨)、新聞に墨の群像、ペルソナ(アクリル)
青の風画(油彩)それぞれの大作を展示

「場所が」というより「作品の」エネルギーが強烈で
オーナーと相談して5枚を持ち帰ることにしたが
全体としてとても満足できる素敵な美術空間となった

額装された作品はすべて天然木の古材(100年たつと言われる)の
贅沢な一枚板で家人の手作り
今回は初期の凝りに凝った合わせ額も3枚…

「絵と額を一体化させた作品」を柱としてやってきた旅が
年月を経て熟し豊かな実りをもたらせてくれた
と会場を見ながらあらためて感じる

一晩おくと空間と作品それぞれのエネルギーが見事に調和して
素晴らしい気の流れの中で初日を迎えることできた

さすがにこの時期来られる人は例年よりかなり少ないが
遠方から泊りで前後期を見るために来て頂いたり
前期来られて「後期も来ます」「後期が楽しみです!」
という方々がたくさんいらして
有難さを噛みしめる

一人ひとりじっくり鑑賞されて何回も会場を回ったり
フリーの椅子を作品近くにおいて長い時間
お気に入りの作品と対峙されたり…
「この道我が旅」の長い道のりのポイントどころを所どころで
我知らずお話したり…
絵から発展していろんな話題が飛び交い
其処彼処でいろんな出会いやつながりが生まれる

ゆっくりと豊かな心地よい時間が日々途絶えることなく
幸せな1週間過ぎていった

前期が終わったところで作家の思い付き?の解説を交えたYouTube配信
最終日いらしたピアニストの友人が全作品からインスパイヤーされた
感覚を即興演奏で…
作品空間と一体化した素晴らしい演奏でそれも配信
こうしたことも今回が初めてとなる

新しい意識と新しい時間がもうすでに始まっている
「光の中へ」…


           
            
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秋晴れ天晴夢けしき・・・富山・信州秋旅2020<3>

2020-11-03 00:00:00 | 徒然・・・旅

良く晴れた朝
青空が広がる
Aヒルズのお洒落な朝食の後
Iさんたちを巻き込んでいつものようにバードウォッチング

シジュウガラがえさ場に
キビタキも…
ちょっと見慣れない鳥が…ヤマガラ?!
以前ここで写真撮ったことがある
ヤマガラだったんだ…しっかり姿を見るのは初めて
一見キジバトと見まごうのはカッコウ
よく見ると羽の色が美しい
鳴き声は毎夏H山荘でも聞いてきたけれど
姿をしっかり見るのはここで2度目

めったに出会えない野鳥たちに出会えると
本当に嬉しくなる
野鳥好きにとってはこの上ない幸せ
いつものように他のお客さんが居なくなると
次々と野鳥がやってくる…
「今回もたくさん来ましたね」とオーナー

今日はまず昨日お目見えできなかった富士山を見に
霧ヶ峰方面へビーナスラインを上る
12時にIさん夫妻共々PネットでOさん夫妻と待ち合わせて
ランチをご一緒する予定

晴天の中気持ちよくドライブ
白樺湖を見下ろす蓼科山が本当に大きくまた違った美しさだ
ダケカンバの白い幹が目立つ黄葉具合もとても綺麗だ
やはり青空の中だ見る紅葉はため息もの…
1日で黄葉も進んでいるのだろう

うっすらとではあるが富士山が見えてきた
美しい!大きい!「良かった!」
ここから見る富士山をIさん夫妻に見てもらいたかったのだ…

富士見台で南から北までアルプスの眺望を楽しむ
今日も山々が綺麗に見える
風が冷たい
八ヶ岳の隣に美しい富士の姿も…

昨日からの想いも叶って
秋の装い一色のでも場所によってその有り様が異なる風景を
目いっぱい楽しみながら一路東急リゾートへ

待ち合わせ時間ぴったりで集合
挨拶もそこそこに引っ越しの準備が進むPネットの中へ
入れてもらった

数年の間だが春夏秋冬季節ごとにお世話になり
豊かな濃くいい時間を過ごすことができた
リビングダイニングから望む甲斐駒・仙丈ケ岳等南アルプスの
素晴らしい眺望がもう見られないと思うと寂しい
(次のオーナーさんは今までと違う滞在型でリモートワークも
できる新しい形を模索中らしい)

最後にPネットの前でみんなで記念撮影を…

三井の森の新しいお宅も外からでも拝見したいということで
比較的近いOさんのおすすめのショップもあるカフェレストランへ
早くもデコレーションはクリスマス仕様

Oさん夫妻も時間が許せば本当はご一緒に宿泊や夕食を
ということだったのだが寝る時間さえなかなか取れないと言う中で
お顔が見られてお話も少しできてよかった

三井の森の新しいお宅すごく素敵
広いお庭の紅葉も綺麗
またお邪魔することもあるだろう
ここでOさんご夫妻、Iさんご夫妻とお別れ

自由農園でお土産の野菜等々を買い込んで
高速を一路京都へ

暮れなずむ夕焼けの空に三日月が輝く
綺麗な三日月を友として中央から名神を走る

天候に紅葉の輝きに人々の温かさ等々に
今回もまたいっぱい恵まれた富山・信州秋旅
感謝です!!

            
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