ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

「君は、これまで君の心が思ったことの集合体」・・・法句経1・2 

2014-04-10 13:14:38 | 本を読んで
『君という存在は、過去に「何を考えたか」によって、

その考えたり感じたりした内容が、ひとつひとつ心に蓄積され、

ミックスされた結果のつぎはぎとして、今、ここに立って入る。

すなわち君とは、これまで君の心が思ったことの集合体。

君がイヤなことを思うなら、

少しだけイヤな業(カルマ)のエネルギーが心に刻まれ、

その分イヤな君に変化する。

君が優しいことを思うなら、

少しだけポジティブな業(カルマ)のエネルギーが心に刻まれ、

その分温かい君に変化する。

こうして人間は、心で思ったとおりのものへと少しずつ変化してゆく。

すべては心が思うことから生まれ、

すべては心が思うことによって創られる。

ゆえにネガティブな心によってイヤな話をしたり、

ネガティブな心によってイヤな行動をしたりするならば、

必ずや苦しみが自分についてくるだろう。

優しくポジティブな心で話したり行動するなら、

必ず安らぎが自分についてくる。

そう、影が君の歩く後ろから必ずついてくるかのごとく。』


・・・これも「超訳ブッダの言葉」にあるもの。

この話も「自己に発し自己に還る」というのと一緒かと思う。

そういった意味合いのものが他にもあった。

法句経というのだからお経の一つなんだろうけど、

お経なんて聞くだけでは何がなにやらわからないもの、という印象を持つ人は私を含め多いだろうと思う。

こんなふうな超訳があるとわかりやすくていいなぁと思う。

近所のお坊さんもこんなふうな現代語訳でお経を伝えてくれたら、

聞こうという気にもなるかもしれない。

この前の近所の法事でも列席のおばあちゃんたちはずっとおしゃべりしてた。

いくら有難いお経でも、わけがわからなくてはちっとも有難くない。

わからないんだからおしゃべりしたくなる気になるのもよくわかるわ。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 物 と言っても・・ | トップ | 「自業自得」 (法句経165) »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

本を読んで」カテゴリの最新記事