ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
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「百万人のエジソンを・・千万人のシャカ、キリスト、カント、マルクスに優る人を」

2014-07-16 15:38:29 | 本を読んで
青い本の知的革命私案のところで、山岸さんはこう表現している。

「百万人のエジソンを・・・

そして行を改めて小さな活字で

―――千万人のシャカ、キリスト、カント、マルクスに優る人をーーーー」


エジソンについては百万人でいいらしいし、“優る人を”が付いていない。

それ以外の人には“優る人を”が付いて、そういう人が千万人要るようだ。

当時の世界人口は30億人くらいだから、

千万人は総人口の0、33%だ。

1000人のうち3、3人がそうなったら世界はあっという間に変わるということだろうと思う。


一字一句を読み取って欲しいと言ったらしい彼の、

ここでの真意はどういうことなんだろう???

シャカやカント、キリスト、マルクスはいわば思想家だ。

エジソンは思想家とは言わない。

エジソンは自分の頭に浮かんだアイディアを形に表わした。

物理的アイディアを形に表わすのは百万人も要れば御の字で、

今の時代、エジソンのような物理的アイディアを考え付く人はもう百万人くらい居るのかもしれない。


思想家は千万人も居ないと幸福革命は成就しないということになるのか。

それも、そういう思想家に優る人・・と云ったのは、

それらの人が表わした書物や、口伝えとしてある言葉が

あまり一般的とはいえない難解なものだったからじゃないか・・・

誰でもがすぐわかるという感じじゃないと思う。

結構わかりやすく、多くの人が到達できる方法が、

彼が云った研鑚方式で、

それによって人口の0,33%位はシャカやキリストなんかに優る人になれる、と

彼は確信していたんじゃないかなぁと思う。


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