今日も”LOOKING GOOD!”

いつまでも楽しく色んな所を走り回りたいと願う中年ランナーのお話です。

心折れずに‥マラソントライアルin長居公園2011

2011-05-31 14:55:11 | スポーツ

 5月29日日曜日、ご存知のように台風2号が近畿地方に接近中でした。前夜から強い雨が降り、「雨ぐらいで止めたんでは‥」と思うものの、出ようか止めようか迷いっぱなしです。一応準備をして眠りました。当日朝、当たり前ですが雨が間断なく降っています。まだ寝ている妻に「行って来るわな」と宣言して、やっと踏ん切りがつきました。でも、「着いたら、『今日は台風なんで中止です』て主催者が言わへんかな?」などともう一人の自分が囁く、テンション低での大阪行きです。

 そもそも今回のマラソンは”国盗り”でもなく、交通費も参加費も安いから出ることにしたという単にマラソンの回数稼ぎだけのものです。(完走すれば82回目になります)こんなことではいかんのですが、モティベーションはお世辞にも高くありません。

 JR、地下鉄御堂筋線と乗り継ぎ、長居公園に着きました。受付に行くと雨の中いっぱいの人です。この大会はリレーの部もあるので、余計人数が多いのです。

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 ここで初めて踏ん切りがつきました。

走らなしゃーない!

 荷物置き場ですが、アスレックという民間団体がやっているこの大会にはありません。長居陸上競技場のスタンド下で着替えて、金目のものはないから盗られへんやろとここにバッグを置きました。走り始めるまではもうこの競技場スタンド下で待つだけです。

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(そのスタンド下から撮影です)

 9時45分のスタート時間が近づいてきたので走路に出て行きました。もちろん、ブログ用のケータイを持ってです。この大会は1周2813メートルの周回路を15周するというもので、去年に引き続き2回目の出場になります。去年はえ~天気やったのになあ。

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(主催者からの注意事項の伝達です)

 そしてスタート。雨の中本当にたくさんの人が走っています。エントリーは去年より多かったと思うのですが、実際に走っているのはどうなんやろ。心折れて来てへん人も多いやろなあ。

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 「雨やから気温も上がらへん。1周16分で走ると4時間でゴールか。16分から16分30秒の間ぐらいで走れるやろ‥」と思いながら1周目終了。17分ジャスト!なんちゅうこっちゃ、全然スピード上がってへんがな。気持ちと違って足は動きません。この後も一向にスピードは上がりません。

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(5周目終了。エイドの人に撮って貰いました)

 そらそうです。雨は降るし、山崎先生は出場していないし、トンとやっつんのカメラマンもいないし‥。おもしろもないのに、完走証がほしいだけで同じところをグルグルと走っているわけで、「何で、走ってるんやろ」。これはほんとうに辛い!

 ただ、雨のほうはずっと降っているわけではありません。止んだり、薄日が差したりすることもあります。「たまらん」という感じの雨はほんの短い間だったのが救いでした。

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(10周目終了。同じくエイドにて)

 ゆっくり走っていてもスピードが落ちてくるのは同じです。やっぱり長崎の疲れがあるのかなあ。10周目から先はしんどかったです。そしてゴール。

4時間27分38秒の惨敗です。(総合69位、男子64位)

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(これは記録証係の人に撮ってもらいました)

ラップは次の通り

5キロ   29分49秒

10キロ  29分52秒

15キロ  30分33秒

20キロ  30分10秒

25キロ  30分40秒

30キロ  32分36秒

35キロ  34分01秒

40キロ  35分13秒

GOAL  14分44秒   

 今回は最後まで心折れずに走り通したというところをポイントにしておきましょう。約270人ものエントリーがあった中で完走者は95人だったんですから‥。

 


2011 長崎橘湾岸スーパーマラニック その5 

2011-05-24 11:30:23 | スポーツ

 いつもレースの後は足が痛くて歩くのも大儀なのですが、今回は大丈夫です。タイムは二の次にして、距離を走るんだからと底の分厚いジョギングシューズにした決断が良かったみたいです。この年になっても経験値はアップするみたいです。いずれまた、今回のマラニックの総括をせんといけませんね。

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 塩の吹いた体で(一応着替えました)今夜の宿伊勢屋旅館に向いました。部屋でほっこりしているとちゃんぽんを食べたトンとやっつんも到着しました。「どこで食べてもちゃんぽんはちゃんぽんの味」で想定内というのがやっつんの結論だそうです。そらそうでしょう。

 まだ陽も高いし、昼食を取ったとこなので腹ごなしをせんといかんということで、旅館の前にある日本一長いという足湯(ほっとふっと105)に行きました。今回の旅はおっさん3人が高校の修学旅行のコースを辿って、再びこの小浜温泉に泊まるという趣向なのですが、40数年前にはこんな足湯はなかったな。堤防に腰掛けた覚えはあるねんけど‥。記憶はなかなか蘇りません。後の2人に至っては小浜温泉に泊まったこと自体記憶から飛んでいるみたいです。飲酒の害ですな。

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 私たち京都の人間は”おばま”というと若狭の小浜をイメージします。ここ小浜温泉も小浜ほどではないかもしれませんがオバマ大統領で町興しを狙っているのかな?

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 旅館に戻り、温泉に浸かりいよいよ夕食です。これが豪華!イッパイ出てきます。

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 以前の私なら疲労困憊で食べられないのですが、最近まじめに練習しているせいか、いくら食べても大丈夫です。酒飲みのおっさん2人よりはよっぽどようけ食べました。

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 あほなおっさんの話も時節を反映して、今回は地震や原発やなど結構社会性もありました。もっとも最後は誰の鼾がうるさい、誰が屁をこいたとかの話で落ちがつきました。

 翌日、修学旅行どおりに雲仙へ。ロープウェーに乗って妙見岳へ。ここからは普賢岳と平成新山が間近に見えます。

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 あの火砕流から20年か。マスコミの”定点観測”に地元の警察官、消防団員なんかが巻き込まれて亡くなられたんやったなあ。「すごいなあ」と言いながらテレビを見ていた私たちも反省の必要があった災害でした。そして、今度の東日本大震災が起こり、今更ながらに寺田寅彦の「天災は忘れた頃にやってくる」です。

 このあと、山を下り島原市の雲仙岳災害記念館(がまだすドーム)に行きました。

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(がまだすドームから見た普賢岳です)

 この1年は災害20年を記念して入場料が半額(500円)でお得感があります。ここは火山体験型ミュージアムだそうでここはTDLかというようなアトラクション(?)もあります。が、なんか災害を売り物にしているようでもう一つ乗り切れません。

 このあと、島原名物”具雑煮”を食べて帰路につきました。

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 やっつん。運転ご苦労様。あと佐賀県が残ってるんでまたお願いね。

 


2011 長崎橘湾岸スーパーマラニック その4

2011-05-19 10:38:39 | スポーツ

 173キロを走破された”とっきゅう”さんからコメントを頂きました。神様から頂いたようなもので、感謝です。ただ褒めていただいた途中の写真がもう‥。この後、割と真剣に走ってしまったのです。

次は、唐比温泉センター前のエイド(40キロ)です。

エイドの直前にトンからケータイに連絡です。「後どれくらい?」「15キロや」「俺らも長崎出て、小浜温泉まで後15キロや。先に行って待ってるわな」。こんなやりとりが楽しいですね。このあと2回連絡がありました。

このエイドにはそうめんがありました。美味しく頂いた後は僕のエネルギー源コーラを2杯!コーラって普段はそうでもないけれど、走っているときはこれほど美味しいものはありません。

エイドを出てから生まれて初めてレース中に愛妻に電話しました。「楽しい?」「メッチャ楽しいで!」「楽しんできて」

ただ、この後、愛野海岸雲仙鉄道跡を走ったのですが、これはあまり楽しくない。まっすぐがずーっと続き、なかなか向こうが近づいてきません。太陽を遮るものが何もなく暑くて嫌になります。でも、前半のセーブが利いているので足は快調です。

そして千々石海水浴場を通って、千々石集会所のチェックポイントのエイド(45.9キロ)に到着です。ここでは男の子がエイドを手伝っていて、私のチェックシートにパンチしてくれました。これは助力にはならへんですよね。

ここのスタッフさんにこの後の道路は緑のトンネル(大正12年~昭和13年の間に活躍していた旧小浜軽便鉄道の廃線跡です。岩を削って作られました)になっていて涼しくて気持ちいいですよと聞いて、やる気が出てきました。

本当に言葉どおり、気持ちのいい道です。写真撮影も忘れるほど気持ちよく走れました。(しもた!)

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(緑のトンネルに入る前の普通のトンネルです)

スピードアップして一路小浜温泉へ。歩いている55キロの部のランナーをバンバン抜いていきます。これも気持ちいいー。

小浜温泉街に入りますが、ゴールの南本町公民館は町外れにあるので、えらく長いラストスパートになりました。そしてゴール!

やっつんとトンが撮ってくれた写真をお楽しみください。まずはやっつん撮影です。

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テープは切らないでという事務局からの要請があったので立ち止まったゴール写真になっています。続いてトンの撮影による2枚です。

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注目のゴールタイムは出場者99人中(DNSは11人)

6時間18分35秒28

えっ、28位!去年やったら4位か5位やで!どれだけレベル上がってるんやろ。

まあ、予定より10分ちょい早かったからええよね。もっと真剣に走っていたら、6時間を切れたかもしれんへんけど、20分早う走って、エードステーションでのスタッフさんとの会話や大平さんとの併走、電話したり写真撮ったりしながら走る楽しさが無かったらマラニックの値打ちはないから‥。終わって楽しいのが一番。この大会のスタッフさん、本当にありがとう!

そして、トンとやっつんは撮影後、小浜温泉名物ちゃんぽんを食べに行きました。昼ごはんを食べずに待っていてくれたんやね。ありがとう!

 今夜の宿「伊勢屋旅館」に行こうと立ち上がった頃、途中でお別れした大平さんがゴール。目標の7時間は切れたようです。よかったよかった。→次回に続く

おまけ

前回、書いていた娘の結納式は無事お開きとなりました。本人たちに許可は貰っていませんがツーショットを公開します。

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2011 長崎橘湾岸スーパーマラニック273 その3

2011-05-15 10:59:04 | スポーツ

 橘湾岸スーパーマラニックの全体のコース図および高低表は次の通りです。

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 主催者は55キロ部門はウルトラへの入門コースと書いてましたが、いえなかなか結構なもんです、ほんとうに。

 さて、スタートしてしばらくは長崎市街地を走るため、当然信号を遵守します。そのため、このようにランナーが固まってしまいます。

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 このあと集団は散り散りばらばら、あっという間に置いて行かれました。「あっ、これ真剣なマラソンなんや!」5分遅れでスタートしたランナーにも続々抜かれていきました。でも先長いし、そんなにとばさんでもええわけで‥。

 ざぼん坂から日見峠へ。眼下に自動車道路が見えたりして、結構上がってきたと実感します。峠を越えたところに最初のエイドがありました。ここらで、7.5キロぐらいです。

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 九十九折になっている坂を下ります。

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 すぐに、最初の芒塚(すすきづか)チェックポイントです。この大会は人手が足りないため、チェックポイントでチェックシートにパンチをして通過した証明をしなければなりません。55キロ部門の場合、3箇所のチェックポイントがあります。

 ここで、小さい大会の悲しさ、前後にランナーの人影が見えなくなりました。とたんに不安になり、前を行くランナーに追いつこうと頑張り始めました。高速道路の横に出て一瞬どっちに行ったら良いのかわからなくなりましたが、はるか前方に先行するランナーを発見!ああよかった。

 そして、12.4キロの網場日見公園のエイドへ。ここからは173キロ、80キロ、55キロの各部門が同じコースを走ることになります。ゼリーを頂いたのですが、食べ始めて「これトマトのゼリー?ちょっと弱いねんけど」もちろん完食しました。

 ここで、女性3人男性2人のグループと出会い、話しながら走りました。といってもいかにも速そうなグループだったのですぐに置いて行かれました。

 飯盛町に入って坂の手前にエイドがありました。当然休憩。スタッフの方と「どこから?」「京都から友達と来たんですよ」などと世間話の後、「ブログに載せますよ」と承諾を取って記念撮影です。

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 ここから先は飯盛峠で坂が半端なくきつくなりました。ただし橘湾の眺めはすこぶるよろしい。

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 この峠の上りから、今までほぼ同じスピードで走っていた大平紀夫さんと話をしながら併走することになりました。

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 これ本当に良かったです。大平さんは3回目ということでコースは熟知されているし、安心です。それに一人で走っているのもつまらんしね。話しながら走ると気が紛れます。飯盛峠チェックポイントのエイドにはぼた餅がありました。スタッフの方に勧められたら、そらやっぱり食べんと。そして、記念撮影。

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 ここを下ると今度はジャガイモ畑を見ながらの上りです。頂上までの高度は飯盛峠とさほど変わりませんが、傾斜はきつくないのでまだ走れます。

てっぺんから少し下ってきたところに飯盛経塚エイド28.2キロです。

下ってくる人を撮ってまた出発です。

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ここで初めてタイムを確認です。3時間8分17秒。キロ6分40秒というところですか。なかなかいい調子!

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(次のエイドでの撮影です)

 ここを下って3番目の坂へ、頂上はチャペルココナッツというラブホです。この途中で大平さんが「足がつりそうなので先に行って」ということなので、再び単独走になりました。「大平さんここまでありがとう!楽しかったし、楽に走れました」

気がつくと大平さんと併走し始めてから誰にも抜かれていません。というか抜いてばかりです。調子が出てきたようです。もっとも、抜く人は173キロ部門の人が多く、ほんとうにしんどそうです。抜く時には「頑張ってください、もう少しですよ!僕はまだ半分ですけど」と声を掛けていきました。ほんと、24時間以上、もう150キロぐらい走ったはるんですよ!信じられません。人生観変わります。

(もちろん、話はまだ続きますが、これから娘の結納があり出かけます。こっちの方が大事なんで、少々お待ちを‥)


2011 長崎橘湾岸スーパーマラニック273 その2

2011-05-12 11:00:07 | スポーツ

 5月4日、いよいよ大会当日です。スタート地点はホテルから徒歩5分ぐらいの水辺の森公園ですから、7時に朝食を摂っていても8時のスタートに十分余裕があります。ちゃーんと、トンとやっつんはカメラマンとして同行してくれました。

 55キロの部(実際は55.5キロだそうです)のエントリーは前回が41人なのに、今回は109人と倍増以上です。そのため、8時スタートと8時5分スタートの2つに分けられました。(それとは別に、6時に遅いランナーのためのアーリースタートがあります)くじ引きの結果、私は8時スタートになりました。「やった!要項どおりの時間や」だからといって速うなるわけでもないのですが‥。

 いい天気です。朝の公園は気持ちが良いです。ホント最近晴れ男です。今日は距離が長いせいもあり、「完走すればいいや」という感じでプレッシャーがありません。少々の暑さは平気平気。

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(ゴール地点に運んでもらうバッグにタグをつけています)

 会場は人が少ないせいもあってのんびりしています。小さな大会のいいところやね。

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 奥さんに「これから行ってきます」の電話をしました。トンが隣にいてポーズをとっています。

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 やっつんも撮ってばかりでは気の毒なので、1枚アップしときます。

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 大会事務局からの挨拶がスタート直前にありました。そのなかで、173キロの部で20時間というとんでもない大会新記録が出て、もうゴールに着いたとの報告がありました。(173キロの部は前日の午前中にスタートしています)どんだけ速い人がいるのんやろね。私は、隠岐の島のウルトラ50キロが5時間40分やったから、6時間半で走れたら十分です。けっこう、坂があるみたいやから‥。(この他に80キロの部があります)

 いよいよスタートです。ここはやっつんによる連続写真でお楽しみください。ほんとうに「われ先に」という切迫感のない「良い」スタートです。なにしろ私が最前列にいるんやから。

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 そしてトンが撮ってくれた写真です。

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 ここから長崎市内を抜け、ざぼん坂から日見峠という旧道を越えて橘湾に出て、小浜温泉まで走ります。道中がとても楽しかったのですが、それは次回。待っていてくださいね。ケータイによる写真もあります。