今日も”LOOKING GOOD!”

いつまでも楽しく色んな所を走り回りたいと願う中年ランナーのお話です。

2012 北海道マラソン その1

2012-08-29 17:53:12 | スポーツ

 

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(ご存知、札幌時計台です)
 行ってきました、北海道マラソン!

 いやー、大変でした。何がって、僕には北国・北海道は「北海道はよぅー」とジャンバー、ゴム長姿の黒板五郎さんが出てくるイメージがあって、夏、涼しいと勝手に思い込んでいました。

 ぜんぜん、そんなことはありません!

 いや、風はヒヤっとしたかも‥。まあ、京都よりは涼しいけど、でも、夏の京都と比べたらアカンはなー。

 8月26日大会当日スタート時(午前9時)、天候気温28℃、湿度55%。

 要は、前日は晴れていたのですが、夜間に曇りとなり、放射冷却がなく、前日の気温をそのまま持ち越したわけです。

 スタート後は、雨が降るかと思いきや、そのまま持ちこたえ(ちょっとだけ、雨が落ちたかな)、昼からは、気持ちいい青空になりました。気温は31.5℃まで上昇、湿度も最高で70%にまでなったそうです。

 いっそこれなら、最初からで、暑いけどカラッとしてくれたほうがよかったなあ。私は北海道やから、スタートで21℃、ゴールで25℃ぐらいやと思てたんです。想定外もここまでくればたいしたもんです。

 まあ、愚痴を言うてもしゃーない。あまりの暑さに途中で「止めたら」という良からぬ悪魔の囁きが聞こえんでもないでしたが、完走しましたよ

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 4時間55分46秒(ネットタイムでは1分13秒ぐらい短いと思います)

 ホンマによう走りました。

 結果は先に書いておいて、前日の25日からの楽しい旅行記をどうぞ

 朝、8時45分発のANA便で伊丹空港から新千歳空港に飛び立ちました。いつもなら到着後はJRで札幌に向かうのですが、今回は空港バスで行くことにしました。「時間もたっぷりあるから車窓観光をしよう」というわけです。

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(白く光っているのが札幌ドームです)

 札幌駅に着いたら、もうお昼です。札幌駅に隣接する大丸の8階のレストラン街で食事をすることにしました。ここには札幌の有名寿司店「すし善」が入っているのをあらかじめ調べておいたのです。30分ぐらい待って入店です。お昼はわずか1,575円で寿司10貫が食べられるのです。

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 でも、出てきた寿司を見てちょっと残念。ネタが‥。そら、夜なら4、5千円するのと同じネタのはずはないわなー。でも、特別に頼んだ季節のサンマ1貫630円也は美味しかったです。

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 ヤッパリ、こんなところでケチってはいけません。

 食事の後、今度は地階へ。ここには六花亭が出店しているので、お土産(マルセイバターサンドと霜だたみ)を先に買っておきます。実は、大丸カードで買えば割引も利き、ここで買ったほうがお得なのです。

 このあと、重たいお土産を抱えて、ナンバーカードを取りに受付会場に行きました。ここに、”テレビ父さん”(もちろんテレビ塔からきています)がいたので、一緒に写真を撮りました。

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 どこにでも、キャラクターはいるんやね。

 そして、2日間お世話になる”リッチモンドホテル札幌大通”へチェックイン。やっと荷物が軽くなりました。

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 それにしても、マラソンに便利なところにホテルが取れました。スタート地点まで、歩いて5分もかかりません。JTBの山本さん、感謝です

 まだ時間はたっぷりあるので、まず時計台へ。

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 そして、大通公園へ。やっぱりトウモロコシ食べなくちゃ。

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 味は‥、まあこんなもんでしょ。雰囲気、雰囲気。

 この撮影のときは、5時26分かな(テレビ塔に時間が表示されています)。いい天気ですが、湿度は低く、風はさわやか。気持ちよかったんですヨ。

 夜は、カーボハイドローディングをというわけで、サッポロラーメンを食べに行きました。どこでもあるやろとばかりに、適当に入ったら(市電の通りの地下の店でした)、これが爆笑もんの店です。(名前はもうエエでしょう)

 まず、お客が誰もいない!(大丈夫やろか)、醤油ラーメンめっちゃ味濃い!(とても、最後までは飲めません)麺固い!(よう噛まんと消化に悪い)最高やったのは小ライスを頼んだら、向こうで「チン!」という音がします。「わっ、電子レンジで解凍しとる」

 まあ、安いラーメンのことですから、1食損したといってもしれてるし、それなりにお腹がいっぱいになったし、良しとしとこう。

 それならスイーツをということで、大通ビッセにある町村農場でクリーム系の何か(名前がようわかりません)を食べました。これは美味しかった。明日もまた行こう。

 この後ホテルに帰って寝ました。11時過ぎに結構大きい地震があったらしいのですが、私は「地震やなあ」と思いつつも、気持ちよく寝入っていました。

次回に続く‥。

 

 


過ぎたるは‥

2012-08-22 17:40:19 | スポーツ

 相変わらず、暑いです。こんな中、19日の日曜日、11時ごろから最後の調整とばかりに、京都御苑を走っていたら足が動きません(1周30分以上かかりました)。何とか3周走り切りましたが、もうヘロヘロ、「坂道トレーニングやってます!」と偉そうに書いているほどのこともなく、暑さに討死です。こんなんで、北海道マラソン大丈夫やろか?

 現在の体調はオールアウトという感じです。暑いのに頑張って走ったので、ちょっとバテが来ています。1週間で何とか体調が回復できればいいのですが‥。「過ぎたるは及ばざるが如し」にならんようにせんと。

 これまでは結構いい調子でした。「湖南アルプスで京の税理士ら遭難!」の見出しが躍ったかもしれないハイキングの前日、7月28日(土)も長男親子と一緒に愛宕山に登っていました。暑さの中、二日続けての山歩きだったのです。今回は、ギリギリ賞味期限でしょう、そのときの話です。

 愛宕山の山頂にある愛宕神社は火伏の神様として有名で、特に子供は3歳までにお参りすると一生火事にあわないとの言い伝えがあります。私も子供を背負って(3回!)登りました。 長男には3人の息子がいますが、これまで登っていませんでした。三男にして初めての登頂になります。

 私の家に車を置いて、京都バスで清滝へ。さっそく鳥居の前で記念撮影です。9時30分過ぎです。

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(これは私の撮影)

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(長男嫁・実加ちゃんの撮影)

 ここから登ります。昔は頂上(924m)まで50丁といったらしいのですが、嵯峨消防分団作成の標識では「‥/40」という表示になっています。頂上まで4キロの道のりらしいので、これだと100mづつ計算できるので、これを頼りに登ります。そして、私の背中のバッグには、2リットルのボトルが2本入っています。水が暑いときには重要なんです。もちろん長男たちも結構水を持っています。翌日、熱中症になった京税協トレッキングクラブの皆さんはこのへんの準備が疎かだったと思いますヨ。

 ところで、嵯峨消防分団の標識ということはここは嵯峨学区、つまり私の住む学区内なのです。ホントどれだけ広いねん!

 愛宕山の表参道コースは4合目ぐらいまでが恐ろしくきついです。私は何回もランニングでの登山を試みていますが、この箇所は歩きます。絶対無理!(でも、走れる人もいるんです)

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 長男の長男は小学2年生なので、放っておいても登りますが、次男は年長さんですから、体力・気力が続くかどうか‥。なだめたりすかしたりが始まります。やっぱり、この辺りで、お母さんに当たり始めました。「もう、登らへん」まあ、しゃーないわねぇ。それでも、ちょっとしたきっかけで、またやる気が出て、頑張って登り始めました。P1050468


 4合目を過ぎると、緩くなり、ほぼ平坦な道も出現します。私の後ろは視界が広がっています。

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 次男も頑張って歩いています。

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 水尾別れまではもうすぐのところで休憩です。

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 そして、最後のがんばり坂です。長男も頑張りどころです。私も、子供を担いで登りましたが、降ろしたときには空へ飛んでいきそうなぐらい気持ちよかったです。

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 頂上までもう少しです。
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 最後だけは、三男にも歩かそうとしたのですが、嫌がっています。
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 とにかく、愛宕神社までやってきました。

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 そしてお参りです。これで三男は火事に会いません。でも長男と次男は?

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 ここまで3時間ぐらいかかりました。こんなにかかったことはないので、ちょっと疲れました。でも、山頂は下界と温度差が約10度あるそうで、本当に涼しい!それに、歩いて登るしかないのが愛宕山のええとこやのに、以前とは違って自動販売機があります。(実は、通常は通行できないけれど林道があって車でも登れます)実加ちゃんに奢ってもらいました。冷たくておいしいコーヒー缶200円!

 帰りは、快調です。次男の機嫌も直り、スイスイ下ります。2時過ぎに登り口まで戻ってきました。

 かくして、楽しい夏を過ごしてきました。そして、この夏の最後を飾る北海道マラソンにするべく行ってきます。報告を楽しみにお待ちください。

 

 


坂道ばっかり

2012-08-16 18:02:50 | スポーツ

(お盆で1日遅れました)

 あいかわらず、坂道ばっかり走っています。ヒーヒーハーハー、息を切らして走っていると速くなった気になりますが、実際はどうでしょう?2,3時間といったLONGはやっていないのでようわかりません。夏向きのトレーニングであることは間違いのないところだと思います。とりあえずの結果は、26日の北海道マラソンで出るはずです。楽しみです。

 坂道トレーニングも、たまには違うところでないと飽きてきます。そこで、11日の土曜日は、高雄の御経坂を走ることにしました。

 高雄は、高雄(尾)・槇尾・栂尾の三尾(さんび)の一つで、これらは紅葉の名所として知られていて、京都検定なら必須のところです。京都市内からは結構離れていて奥座敷という感じですが、なーに私の住む嵯峨からはすぐのところです。

 この日は、北嵯峨の御宇多天皇陵から山道に入って国道162号線に抜けるコースにしました。このコースは地元民以外には案外知られてないので、紹介しようというわけです。(すっかりブロガーです)

 いつものようにぐずぐずしていたので、11時前に出発です。あんまりいい天気ではないです。曇り空です。

 広沢池の西の道を北上すると御宇多天皇陵です。

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 ここは北嵯峨の東のはずれということもあって、観光客も少なく、いつ行っても静かです。(もっとも、西のはずれの嵯峨天皇陵は山の頂上にあるので、登るのが大変。もっと少ないですが‥。そうそう、前回のブログで書いた7月初めの短期的集中豪雨で、崖崩れが起き、天皇陵への道は現在通行できません)

 右に折れます。この先から山道になります。

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 結構急坂です。走るポーズは取るものの実際には歩きに近いです。

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 どのくらいで頂上かわかっているので走れるけれど、でなかったら、まず、その気にならないです。そして、頂上です。一気に開けます。そしてその先は‥。

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 「えっ!」というぐらいあっさり。

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 その先は、住宅街です。つまり、北嵯峨に面しているところは保存地区なので自然を残しているのですが、反対側は開発されているというわけです。一生懸命登ってきたのに、高度を吐き出し、舗装道路を一気に下ります。出たところは平岡八幡です。

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 ここを左折、162号線を高雄まで走ります。まず、通過するのが某有名占い師の豪邸です。この辺りはまだそれほどの坂ではないです。

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 この先から、御経坂頂上まではなかなかの坂です。でも、いつもの練習コース六丁峠のほうがきついです。

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 そして、ついに頂上御経坂です。ここからは旧道に入って下っていきます。

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(右の細い道です)

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 この道は今までの162と違い、車が横を通って怖い思いをすることもなく、快適な下り坂で静かです。ただ、坂がきつくてブレーキをかけ気味で走らないといけないのが、ちょっともったいない。下り坂の走り方がまだもう一つようわかりません。

そして、162に別れを告げて、高雄から清滝へのハイキングコースに入ってきました。最初は、高雄観光ホテルなどの店舗がありますが、すぐに快適なトレイルランができる道になります。

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 どうです。北山杉に囲まれた道です。いいでしょう。観空寺谷からのコースと合流する地点ぐらいまでは走りやすいです。

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 合流すると清滝川を対岸に渡ります。ここからは走るのには足元警戒です。岩が露出しています。

 このあと再び快適な道になり清滝に到着するのですが、この日は違いました。清滝に着くか着かないかのころに、突然の雷雨ものすごいです。自動販売機のある休憩所で雨宿りしましたがもう一歩も動けません。

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 愛宕登山の人が下りてきましたが、もうずぶ濡れ。あそこまで行くと、もう諦めがつくから平気かもしれんけど、こっちはそれほど濡れない間に雨宿りをしたもんやから‥。結局小一時間待って、走り始めました。もちろん自宅まで、走って帰りましたよ。

 家に帰ったら、2時を回ってました。こんなことも含めての”走る楽しさ”ですかね。

 


坂道トレーニング

2012-08-08 18:21:10 | スポーツ

 従来、私のトレーにニングは「ゆっくり走れば早くなる」とばかりにLongSlowDistance走一本でしたが、”無念の隠岐の島DNF”のあと、坂道トレーニングを始めました。

 そのところをちょっと詳しく説明すると‥、

 フルマラソンを走り始めた30代前半では「フルが4時間かかるって、まじめに走ってるの?」という感じでした。でも40代後半、47,48になると4時間30分ぐらいでしか走れなくなりました。要は練習不足なんです。多分、月間100キロぐらいしか走ってなかったのでは。

 そのうえ、この頃は、なぜかわかりませんが、走っている途中、30キロを過ぎると、気分が悪くなり、道端で空えづきをし、走り終えた後数時間は何も喉を通りませんでした。こんな状態では、年に何回もフルを走ろうという気にはなりません。

 2003年4月、52才のときに、滋賀大学大学院で研究生活を始めました。仕事と研究の二本立てです。「二兎を追うもの‥」の状況になる可能性大なのに、走るほうにまでは時間を割くことができません。これはしゃーないです。フルを走らない年が初めてできました。

 2006年9月、念願の経済学博士の学位を取得し、ちょっと余裕ができたので、ランニングをちょっとだけまじめに取り組むことにしました。ここで、やったのが、LSD走です。とにかくゆっくりでもいいから長く走れということで週50キロをノルマに走っていると、あら不思議、再びサブフォーで走れるようになったのです。

 さらに、副産物というか、マラソンに出ても別に気分が悪くなることもなく、走り終えた後も、おいしく食事をすることができるようになりました。LSD走でスタミナが付いたのとゆっくり同じペースで走るということを覚えて、余力を持って走れるようになったからだと分析しているのですが‥。

 その結果、ここ数年で、フルマラソンを年10回ぐらい走れるようになってきて、あっさりと国盗り達成したという感じです。これはこれでよかったんですが‥。

 ところが、昨年4月から、母校滋賀大学の特任准教授として週3回彦根通いを始めました。夜間主学生の指導に当たるために、帰宅は夜10時を回ります。当然、その日は食事をするだけで走ることはありません。土日の練習時間をできるだけ長く確保していますが、練習量が減ってきました。加齢という問題もあり、これまでのLSD走だけでは対応できません。その結果、の隠岐の島ですワ。 

 これに対応するには、練習強度を上げるしかないのですが、しんどいし‥。思いついたのは、ゆっくり走ってても強度が上がる”坂道トレーニング”。これしかありません。

 前置きがだいぶ長くなりましたが、あれ以来真面目に坂道を走っています。私の住まいは嵯峨ですから、ちょっといけば坂には事欠きません。

 現在、2つのコースを使っています。一つは、清滝街道を大覚寺道のバス停前から清滝トンネルまで登り、帰りは念仏寺の前の道を通って戻るというコースです。もう一つは自宅から念仏寺の先、平野屋さんの前を左折し、六丁峠を越えJRの保津峡駅まで行って戻るというコースです。

 2番目に紹介したコースは、京都をよく知っている人なら「えっ、あそこ走るの?」というような急坂です。そう、あそこをもう数回走っています。

 では、走ってみましょう。写真は、7月16日に撮影しました。私の住む嵯峨では15日の深夜、急に大雨が降りエライことになりました。(局所的短期的集中豪雨というやつです)

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 念仏寺の先です。もともと、舗装道路の下は水路だったのですが、水の圧力で舗装がめくれてしまいました。ここまでも、結構、坂がきついです。この先で左折ですが、このとおり、この日は車は通行止めでした。

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 ここから、六丁峠を目指します。本当に急坂ですが、距離が短いのが救いです。この日は雨のために道が川になっていました。

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 そして、六丁峠です。写真は嵯峨(つまり登ってきた方向)を向いて撮っています。本当に走るだけで(走るポーズをとるだけで)強度を感じます。

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 この坂は走って登ると、ヤワイいサイクリニストなら追いつくことができ、ちょっと嬉しくなります。ここから一気に駆け下ります。でも、「行きはよいよい、帰りは恐い」この坂は帰りのほうが長くなっています。しんどさも倍増します。(途中にも崩れたところがありました)

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 六丁峠を下った先は落合です。下に、清滝川が流れていますが見事な濁流です。

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 ここから、保津峡の駅までにもう一つ坂があります。なーに、六丁峠に比べたら屁みたいなものです。この途中で、大規模な崖崩れがあり、ガードレールがへし曲り、垂れ下がっています。エライ災害です。

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 なんちゅうことやろ。京都は災害の少ないところなんやけど、それは中心部だけなんかなあ。そして、次の坂の頂上トンネルです。

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 ここから一気に下り、JR保津峡駅です。

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 ここまで書いてきたように、このコースは帰りのほうが値打ちがあります。つまり、きついということです。それだけに六丁峠を越えた時の安堵感は半端ではありません。本当に強くなってきた感じはあるので、次の大会が待ち遠しいところではあります。

 次回は北海道マラソン!ちょっと楽しみです。


湖南アルプス堂山死の彷徨

2012-08-01 18:59:26 | スポーツ

 久しぶりに、マラソン以外の話です。

 最近、ホンマに「これで、降参か!」というぐらい暑いですねぇー。そんな7月29日の日曜日、京税協トレッキングクラブの例会に参加してきました。

 場所は、湖南アルプスといって、大津市東南部、田上(タノカミ)地区にある、まあ”アルプス”なんて言葉は本家アルプスには失礼なぐらいの低い山が連なっているところです。(花崗岩が風化した荒々しい地形をアルプスに見立てたらしい)そこを暑いからということで、”やまたび湖南アルプス・堂山・笹間ヶ岳”という11.9キロのコースを笹間ヶ岳を省いてショートカットで回ろうというものでした。

 10時30分にJR石山駅に集合。ここから”アルプス登山口”行きのバスに乗車、終点まで行きます。”アルプス登山口”なんてバス停があることにまずビックリです。どんだけリスペクトしてるんや。

 ここから車道を登り始めます、この辺りは、子供たちが泳いでいても危なくない流れ(天神川というらしいです)と木陰があって、格好のBBQの場所になっています。

 でも、この日は本当に好天気というかドピーカンでした。これが予兆なのですが、3時間後の悲劇をこの段階ではだれも予想できませんでした。

 とりあえず、この日の参加者を紹介しましょう。(コースの説明を聞いているところ)

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 左から、大塚さんと吉岡さん&お孫さん2人です。

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 左から木村さん、俣野さん、柴山夫妻、安村夫妻、前が山下さんです。

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 左から南さん、柴山夫人、二股さん、南さんの肩の部分を歩いている3人のうちど真ん中が間嶋さんです。これで全員15人です。もちろん、撮影者の私は写っていません。

 このあと、天神川を渡り、いよいよ山道へ。谷筋にそって登ります。砂防ダムが2つあります。迎不動堰堤そして、鎧堰堤です。私は、最近、坂トレーニングをしているのでこれぐらいは何ともありません。先に登ってみなさんを待つことにしました。

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(鎧堰堤です。)

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 木村さんを最後にみなさん登ってきました。

 この先が、阿弥陀河原、スタート時間が遅かったので、もう12時半を回っています。お昼はここでということになりました。この阿弥陀河原は花崗岩の砂地で、真ん中をチョロチョロと水が流れています。ここに、40年ぐらい前、大学のクラブのみんなとキャンプに来たことがあります。その時は、早朝雷雨に襲われ、ビビりまくって、朝一番のバスで逃げ帰ったのを思い出しました。

 昼ごはんはコンビニの握り飯3つです。それとHome Madeの梅干4粒&お茶2リットルです。食事量が少ないのは、歩く距離も短いのでハンガーノック(いわゆる、ガス欠です)になることもないだろうと思ったからです。

 最近、暑さの中を走るのを意識していますから、暑さ対策はばっちりです。しかし、他の参加者のみなさんはどうもこの辺が甘かったようです。ここからエライことになります。

 昼食後、尾根筋を通って、堂山に向かいました。暑い!本当に暑い!

 さらに、この湖南アルプスは、かつて、大規模な伐採によって土砂が流出、岩盤が露出し、荒れ果てていたのを、明治以降植林をし、回復を図ってきたということらしいのですが、木は低く、禿げ山のようです。そのため、照り返しもきつく、砂をまいたような道は滑りやすくなかなか前に進みません。ジェットコースターのように次から次に現れる峰をやっとの思いでクリアし、堂山につきました。 

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 眺めはいいのですが、容赦なくお日様は照りつけますし、風がほとんどありません。2時ぐらいですから、まだ風が生じないのです。一同、グロッキーです。お疲れの様子は、以下の写真でわかると思います。

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(安村さん夫妻はまだ元気なほう。水がまだあったからでしょう。)

 私はというと、元気なのですが、ちょっとイラッと来ていました。何せ、みなさんと同じスピードではエンスト気味の速度でしか、進まないからです。

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 ここで、休憩して「さあ、出発」というときに、えらいことに‥。山下さん、柴山さんそして間嶋さんまでもが熱中症のようです。(当初”山下さん柴山夫人”としていたのですが、二股さんから「間違ってるで}とチェックが入ったので訂正しました)まあ、間嶋さんの場合、掟破りの飲酒ハイクをするのだから、自業自得というべきかもしれませんが‥。

 「とりあえず、できるだけ涼しいところで休憩して、首筋を冷やして」と、ちょっとだけ専門家ぶって助言しました。そして、元気なものからゴールの新免バス停目指して降りることになりました。

 当然、私が一番元気なので、つい、先行してしまいました。(ゆっくり歩いたらしんどい。暑さで倒れたらシャレにならん) でも、単独で歩くのは結構不安ですね。木に巻きつけてあるテープがあるとホッとします。

 ダントツで新免バス停に着いてしまいました。正直、ここではじめて「他の人は大丈夫やろか?」と思いやる余裕ができました。

 2,30分して、みなさん無事降りてきました。(山下さん、柴山さんそして間嶋さんも)あーよかった!

 「山の怖さ」と言えば、大層に聞こえるかもしれませんが、準備(下見とか装備とか)を怠るとちょっとしたハイキングでもエライことになるなあと思いました。

 実は最後に、最終点呼を取るのを忘れていたため、南さん行方不明事件が発生です。そのことに新快速に乗ってから気が付き、二股さん、間嶋さんが確認のために新免まで戻るというハプニングが起きました。(結果、南さんは無事帰宅されていてオーライでした)

 この事件を含め、8月13日の総会(という名の反省会)の材料はてんこ盛りでしょうねえ。