今日も”LOOKING GOOD!”

いつまでも楽しく色んな所を走り回りたいと願う中年ランナーのお話です。

ソウルを走る-その5 青瓦台を見に行く

2011-06-30 09:52:29 | スポーツ

 いよいよ最終日です。たいがいのパックツアーなら、朝早くチェックアウトして、みやげ物店に連れて行かれ、韓国海苔やキムチを買わされ、お昼過ぎに日本に帰るというのがお決まりですが、今回は個人旅行なので最後までソウルを満喫です。

長岡さんがネットで調べてくれた”青瓦台(チョンワデ)ツアー”に午前中行きました。青瓦台というのは韓国大統領官邸のことで、青い瓦で出来ているのでこう呼ばれます。韓国版ホワイトハウスです。

韓国政府が普通は公開しない大統領官邸をこのツアーに限り、しかもFREEで見せてくれるのです。完全予約制でパスポートの提示もしなければなりませんが、韓国通もあまり知らないというレアもの、個人旅行だからこそ行けるツアーです。長岡さん有難う!

 朝、10時に景福宮(キョンボックン)の南東に集合です。(ここがまたようわからん場所でだいぶうろうろしました)パスポートのチェックやらで結構待たされた後、いよいよバスで青瓦台に行きます。参加者は外国人が多いと思いきや韓国の人が過半数を占めます。軽装の親子連れと日本で言えば一昔前の海外旅行に行くノーキョーさんのような身なりの‥。<(_ _)>。「同じ国の人なん?」というぐらい違和感があります。

入口でまず、青瓦台のマーク入りマグカップを貰いました。「タダやのにすごいサービス!」でも、パンフレットはありません。このへんどうなんやろ?

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入口に入ったところでまた待たされます。ここには外国からの要人がやってきたときのお土産なんかが展示してあります。「とりあえず、写真を‥」と撮ったのこれです。

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ただ、ここは写真禁止区域だそうで、貴重な写真です。別に隠さんならんような場所ではないとは思いますが‥。 

 この後、いよいよ「青瓦台の一日」というビデオの鑑賞からツアー開始です。敷地内は本当に警戒は厳重です。案内こそ女性ですが、目つきの鋭い人が付き添ってくれます。道を外れることはできません。もちろん指定場所以外撮影は×です。韓国語での案内は分かりませんが、ヘッドホンから日本語の音声案内が流れるので、その点はgood!です

撮影可の場所での写真が次の通りです。

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(庭園です)

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(なるほど青瓦台です!)

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(迎賓館です)

この日は要人が来ているらしく、迎賓館の中に入れなかったのが残念でした。

官製ツアーなので、「サービス精神があるようで無い」という感じでしたが、何しろタダ!文句は言えません。個人旅行をされる方は是非どうぞ。

 最終日の昼食は、昨日行った「アリラン」に栄養釜飯という十穀米(?)を使った釜飯を食べに行きました。副菜も充実していて結構いけます。お昼ごはんにしてはご馳走です。うちの奥さんは大喜びでした。

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(同じところで食べたので当たり前ですが、昨晩と同じような写真です)

 この後、最後のショッピングをして、仁川国際空港に向かいました。

 今回の旅は最後まで楽しませてくれます。空港で王様やお后様達のパレードをしていました。

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(王様とお后様です)

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(尚宮様です)

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(これはお妃様。側室です)

韓国宮廷ドラマをもう1回確認しての韓国旅行 ジ・エンドでした。

 


ソウルを走る-その4 お嬢様たちと出会う 

2011-06-24 11:12:34 | スポーツ

 梨花女子大学(イファヨジャテハッキョ)をご存知ですか?

 通称梨大(イデ)と呼ばれるミッション系韓国一のお嬢様大学で、実は今回の旅行のガイド役、長岡夫人有美さんの母校でもあります。なので、有美さんの韓国語はきっと上品なはず‥。

 3日目の午前中はこの梨大に行くことにしました。まず、地下鉄”梨大”駅に着くと美容整形の広告が‥。こんなに変わるの!ここで広告するのは、やっぱり女子大生のニーズに合致するからやね。

 

 

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 地下鉄から地上に出ると、向こうに大学が見えます。見事なロケーションです。在校生は院生を合わせて2万人ということで、女子大としては世界有数の規模だそうです。道行く人はきれいな女子大生ばかりで(つい疑ってしまいます)、おっちゃん達は感激ひとしおです。正門前で記念撮影です。

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 地下の購買部というか生協というか何か梨大マーク入りのグッズを買いに行こうとしたのですが、本日は月曜日なのに顕忠日(ヒョンチュンイル)という国のために命を捧げた護国英霊の冥福を祈るという祝祭日でお休みです。この旅一番の残念です!

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(サムスンがかなりお金を出しているようです)

外に出てみるとなにやら女子大生がキャーキャー言っています。卒業写真を撮っているみたいです。

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(私たちの記念写真を撮る格好をして彼女たちを激写です。)

 “KONEST”という韓国旅行情報のサイトでは、この女子大生の卒業写真撮影について次のように書いています。

「韓国の女子大生の卒業アルバムにかける情熱は、日本とは比べ物になりません!まるで芸能人?モデル?と言わんばかりの気合の入りようですが、女子大の最高峰・梨大は格別。卒業写真の撮影のために、かなりの時間とお金を費やすといいます。なぜなら卒業写真がきれいに写るかどうかで、よい家柄の人と巡りあえるか否かがかかっているから!つまり、卒業写真=お見合い写真ってわけ。お見合い仲介人業界では、依然として梨花女子大の卒業アルバムが、人気ナンバーワンのようです」

 如何です。私たちはまさにこの現場を見てきたわけです。それにしても、女子大らしいきれいな大学、きれいなお嬢様たちでした。

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昼からは有美さんは大学時代の友人と再会するということなので、その間残りの3人は南山コル韓屋村(ナムサンコルハノクマウル)というソウルのあちこちに散らばっていた貴族や市民の伝統家屋を移築・復元した所に行って来ました。

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 休日とあって、催しもあり(しかも無料)地元の人でいっぱいです。

 私たちも十分に楽しませてもらいました。

 ホテルに戻り、南大門を覗きに行きました。これぞ韓国の市場という感じです。

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 今日の夕食はホテルのすぐ傍「アリラン」という焼肉店です。ここは高級焼肉店で肉が旨い!やっぱりどの国でもお金は出さないと美味しいものは食べられないようです。

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 この後、ソウル最後の夜を楽しみに明洞へ。NANTAを見に行きました。明洞劇場という“劇団四季”のようなNANTAの常設館があるのです。

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 NANTAというのは、キッチンで起こる出来事をコミカルにドラマ化したノンバーバルパフォーマンス(非言語公演)ということで、包丁やまな板などキッチン道具を楽器にして、激しくリズミカルな動きを見せてくれます。理屈抜きに楽しかったです。ネットで予約したら10OFFだそうですよ。

 こうしてソウル最後の夜は終わりました。


ソウルを走る-その3 いよいよ走ります

2011-06-18 16:14:06 | スポーツ

 3日目、予定通り6時前に起床しました。いよいよソウルを走ります。

 ルートはまずホテルから北に向かい、李明博(イミョンバク)大統領がソウル市長時代に30年ぶりに道路を昔の川に戻したという清渓川(チョンゲチョン)の遊歩道を東に向かい、東大門へ行きます。帰りは南下し東大門歴史公園(トンデムンヨクサムンファゴンウォン)駅のある乙支路(ウルチロ)を西に走ってホテルに戻るというかなり横長の長方形のコース(たぶん6キロぐらい)を時計回りに周回するわけです。

 ではロッテホテルをスタートです。

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 ここには横断歩道がないので地下街を抜けて反対側に出ました。走るとすぐに清渓川に行き当たります。

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 清渓川は京都の堀川(ここも復元されました)をさらに自然に近づけたものといえばいいでしょう。大都会のど真ん中にこんな川を作ったということは驚きとともに素晴らしいことです。

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 (1日目にもこの川にやって来ました)

 この川は両側に遊歩道があります。私は北側を走ることにしました。こちらの方が人通りが多く、道幅が広いです。

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 この道を歩く人にはたくさん出会うのですが、ホテルに帰りつくまで、走っている人には会いませんでした。なんでかなあ。「ソウルの人は走らない!」ってことはないよなあ。

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 ゆっくり写真を撮りながら走って25分ぐらいで東大門に到着です。実は、ここが東大門かどうか分からなくて確認するのに手間取りました。聞けばいいようなものですが韓国語が分からないからどうしようもありません。韓国は隣国なんですが、漢字ではなくハングルで表記されているので、この点困ります。

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(向こうに見えるのが東大門です)

 帰りは乙支路を走ります。でも、なんだか走りにくい。舗道が波打っている感じなのです。表面が削れているわけではないので、基礎が凸凹しているのかなあ。こんなところのインフラの整備を後回しにしているのかもしれません。

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 間違いなく戻っている自信があるので、走っていても不安はありません。キョロキョロ辺りを見回しながらのジョギングです。

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(市場がありました)

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(地下鉄の入口です)

 するとMyeongdongの標識が見えました。

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 左を見ると坂道です。突然、前回ソウルに来た記憶が蘇りました。坂の上に明洞聖堂(ミョンドンソンダン)があったはずや。行ってみることにしました。

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 坂を登った先に天に向かってそびえる塔が見えます。ここは韓国のカトリック信徒にとっての大本山(というのもおかしいかな?)みたいなところです。なつかしいなあ。あの時は中まで入ったなあ。

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 この後は、人気のない明洞を抜けて帰りました。

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 途中韓流スターかどうかわかりませんが、写真撮影をしていたので許可なく撮影です。

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 こうして、710分ぐらいに部屋に戻ってきました。やっぱり自らの足で見て回ると街がよくわかります。ソウルの街は大きいですが、私たち観光客が動く地域はそんなに大きいことはないんですね。

 ということで、その狭い地域をうろうろするのですが、それはその4で‥。まだまだ続きます。


ソウルを走る その2 チャングムに出会う

2011-06-12 16:01:04 | スポーツ

 6月5日、2日目です。疲れたのでしょう、6時半ぐらいまで寝ていました。今日の早朝ランニングは止めることにしました。

 この日午前中は京畿道(キョンギド)楊州(ヤンジュ)市にある大長今(テジャングム)テーマパークに行くことになっており、今回の旅行で唯一ソウルを離れます。

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 ここはご存知『宮廷女官チャングムの誓い』の撮影現場をテーマパークにしたところです。私がチャングム好きということで長岡先生が計画に入れてくれました。お心遣いに感謝です。

チャングムをNHKBS2と総合とで見てハマったのですが、あれからもう56年経ったのですかね。今、地元U局のKBS京都では、火曜日9時から11時まで2話ずつ吹き替え無しでやっていて、性懲りもなくまた見ています。(おかげでママニーとか、ネーとか単語を覚えましたね)日曜日は、NHKでイ・サンとかトンイも見ているので、かなりの韓国ドラマフリークです。チャングムを知らない方はここから先の話は面白くないかもしれません。すいません。

市庁駅から地下鉄1号線で楊州駅まで53分。20幾つもの駅を停まるので、無茶苦茶長く感じました。楊州駅からはタクシーです。行きも帰りも飛ばしてくれます。帰りは100キロを軽く超えてなあ。怖いのでタクシーの中の会話も無くなりました。ここで死んだらつまらん話です。

韓国での放映からかなり経つので、このテーマパークを訪れる人も日曜日なのにしれています。とにかくまずチャングムとミン・ジョンホが迎えてくれました。

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 水刺間(スラッカン)、ハン尚宮(サングン)とチャングムの実母が柿酢を埋めた場所、チャングムたちが拷問を受けた場所などドラマのワンシーンが蘇ってきます。もっと早よきたらよかったなあ。ちょっと気の抜けたビール感も無きにしも非ずです。

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日本人観光客が扮装をして記念撮影をしていたので私も撮りました。どう見てもチョン最高尚官(チェゴサングン)の集団です。

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ハン尚宮やチェ尚宮のパネルもあります。

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 とにかく、シーンの確認をしたというとこですかね。帰ってからの放映が楽しみになってきました。

このあと、再び地下鉄に乗り、安国(アングッ)駅まで戻ってきました。ソウルの伝統の街、仁寺洞(インサドン)に行きます。仁寺洞通という表通りは今日は歩行者天国ということもありすごい人出です。

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しかし脇道に入ると両班(ヤンバン)がかつて住んでいたという名残が残っています。「その1軒でミニ韓定食を」という長岡さんのプランだったのですが、「夜に本格的な韓定食を食べるから、昼は軽い目で」とお願いしました。

それで、表通りの地下の店へ。

4人で、全州ビビンバ、チヂミ、チャプチェを1人前ずつ注文です。そんなには食べられません。韓国は1人前が多すぎます。

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このあと、ソウル駅近くのロッテマートに行きました。お土産買うのも旅行の楽しみの一つです。

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ホテルへ戻り、しばし休憩。そして、タクシーで新羅(シーラ)ホテルの免税店へ。長岡さんの話では、この新羅ホテルがナンバーワンで、私たちの泊っているロッテホテルがナンバー2だそうです。ただし、こちらは交通の便がそれほどでもないという評価です。

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ここで、我が妻は某ブランドのバッグを購入。まあ、いいでしょう。体調が悪いと言っていたのに買物しようという元気が出てきたんやから。

 夕食は新羅ホテルのすぐ下の(新羅ホテルは坂の上にあります)その名も「大長今」という韓定食の店です。なんでも、「大長今」の料理のシーンを監修した人が経営しているという話です。

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 値段は日本円でも4,000円ぐらいといい値段です。味のほうは、まあよくわかりませんが、「韓定食を食べたぞ」ということでいいんじゃないでしょうか。私、辛いのは好きなのですが、酸っぱいのはだめなんです。

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 これで2日目は終わりです。3日目にいよいよ走ります。お楽しみに。


ソウルを走る その1

2011-06-09 09:54:12 | スポーツ

 少々ブログの更新が遅くなりました。理由は簡単、私たち夫婦と税理士仲間の長岡世男・有美夫妻の4人でソウルに行っていたからです。楽しかったですよ。

 有美さんは韓国に留学していたので韓国語がペラペラです。日本から無料のガイドを連れていったようなもので本当にお世話になりました。最初に感謝の言葉を述べておきますね。

 そんな訳で、今回からしばらくはソウル旅行の話です。

 64日朝9時30分発のKE722便で、関西空港から仁川(インチョン)空港へ飛び立ちました。わずか1時間50分で到着です。もちろん時差はありません。沖縄、北海道より近い外国です。

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 空港からリムジンバスで3日間宿泊するロッテホテルへ。このホテルは星5つの高級ホテルであるのはもちろんのこと、ソウルの中心、市庁(シチョン)と明洞(ミョンドン)に挟まれたところにあり、ロッテデパート、免税店に隣接していて便利この上ないです。

 チェックインをしてから、近くの食堂へ。石焼ビビンバを注文しました。

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すると、出るわ出るわ、キムチに始まってスープそのほかデザートまで出ました。日本と違ってセットになっているんですね。これで日本円では800円ぐらい。円高を感じます

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(長岡夫妻)

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(もちろん、私たちです)

 

このあと地下鉄1号線に乗り、東大門(トンデムン)の1駅手前の鐘路5街(チョンノオーガ)にある広蔵市場(クァンジャンシジャン)に行き長岡さんの奥さんが趣味の手芸の材料を買うのに付き合いました。庶民の市場を見学するのには絶好のチャンスです。まあ、とにかく賑やかなところです。

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 この日は本当に暑い日でした。日本より暑い感じです。すぐバテてHOLLYS Coffee というスタバのようなチェーン店のコーヒーショップで休憩しました。

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ここで発見です。コーヒーと言えばコーヒーフレッシュが付いてくると思うのですが、付いてきません。つまりブラックです。ちょっと違和感がありますが、郷に入れば郷に従わないと‥。

 今日の夕食は明洞の焼肉屋さんです。以前に事務所旅行でソウルに来たことがあるので、明洞は2回目です。そのときは昼間だったのですが、夜は一段と賑やかです。

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 本場物はやはり雰囲気があっておいしいです。でも、もうたくさん食べられない年になってきました。4人で焼肉2人前とチヂミとご飯で終わり、適量でした。

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 ここで一日目は終了です。今回のシリーズも長いですよ。