とりあえず、当日の模様を「日本最大!走る仲間のウェブサイトRUNNNET」http://runnet.jp/の“大会ピックアップ”から紹介します。
5回目を迎えるとくしまマラソンは、4月25日に開通する「阿波しらさぎ大橋」のお披露目を兼ねた記念大会。大雨に加えて、最大瞬間風速22.5メートルを記録する強風という最悪のコンディションのもと、午前9時に9,525人のランナーがスタートした。
吉野川沿いを走る日本陸連公認の新コースは、本来ならば春の阿波路を堪能できるものと思われるが、いかんせん今大会の気象条件は「悪過ぎる」という声が続出するような厳しさ。前半の追い風は、折り返し後の後半にそのまま強烈な向かい風となり、多くのランナーを苦しめ、完走率84.3%(制限時間7時間)という例年より10%以上悪い数字を残した。(後略)
(注)エントリー11,057人 完走者数8,031人
如何です。私、山崎先生、山田さんがさぞかし苦闘したであろうと思っていただけたでしょうか?
では、後編の始まりです。
朝6時に起床、7時に朝食、とここまではいつもの通り。7時50分にチェックアウトし、集合場所まで歩いて行きました。
雨はたいしたことはなく、風も時折、突風が吹くぐらいでした。
大会参加者のほとんどは、受付で貰ったビニール袋をかぶっていましたが、私はいつものように長袖と半袖の重ね着のため、必要を感じませんでした。
(まだ、にこやかなもんです)
このあと、スタート地点に歩き出すころから、風雨が強まってきました。でも、まだほんの序章でした。
(歩き出し始めます)
(最終待機場所です)
9時スタート。しかし、ナンバーカード順でしかも5千番台のためなかなか動き始めません。記録ははなから捨てているもののちょっとイライラ。やっと動き始めるとスタート台に高橋尚子さん(Qちゃん)発見!これは撮らなくちゃ。
スタートラインまで4分16秒かかりました。でも、渋滞はまだまだ続きます。参加人数の割に道が狭いんですね。最初の1キロは7分近くかかりました。この頃から、風雨は本格的になってきます。お披露目の「阿波しらさぎ大橋」通過も大変なことになってきました。
完全に写真がぼけています。さらに悪いことに、ケータイが濡れるのでこれ以降、写真が撮れなくなりました。
以下、文章のみでお楽しみください。 <(_ _)>
そうこうしているうちに5キロ地点です。タイム計測をしようと時計のボタンを押した途端にバッタリ転倒です。(ここまでネットで30分でした)コードを覆うために被せてあるラバーに足を取られたのです。係員の人がすぐに起き上がらせてくれたので、何事もなかったように再び走り出しましたが、もうテンションだだ下がりです。(終わってから調べると、やっぱり数か所、すり傷がありました。ウエアも穴が開いていた)
それにコースは、川沿いの堤防なので、ただでさえ狭い上に、みんなが水たまりを避けて走るので余計に狭く、ちょっといい感じでスピードが出るとすぐ前が詰まるという状況で、走りにくいことこの上ないです。
しかし、予想に反して(?)前回では前半向い風だったのに、今年は追い風ということもあり、前半はキロ5分台を維持していました。でも、なんか変な風で斜め後ろから押されるという感じで、めちゃくちゃ楽という感じではなかったですね。
ところで、このころ、妻は昨日に引き続いて、阿波踊り会館での阿波踊りの鑑賞です。
なんでも“連”が違うと踊りも違うとか。じゅうぶん堪能したようです。
「メールで「頑張れ!」言おうと思たけど、頑張れっていうコンディションやないもん。ホンマ、ようゴールしたね。」と言うとりました。
折り返しになる23キロ過ぎの西条大橋を渡ってから状況が一変します。
つまり、向い風です。向い風てなもんではありません。風で前へ進まないのです。横風の時は道路の端に流されます。こんな暴風雨の中でかつて走ったことはありません。
牛舎の糞の臭いが風に運ばれて、むちゃくちゃ臭いです。ビニールハウスのビニールがバタバタしてます。何もかもがエライことになっています。
歩いている人が目立ち始めました。半袖の人は腕を寒そうに抱えています。こんなところで歩いたら、低体温症で死ぬで!
身をかがめてとにかく前へ進みます。感覚的には「歩くよりはなんぼか早い」ぐらいです。時折、風が弱くなる時があり、この時が距離の稼ぎ時です。それでも、自慢するのではないですが、キロ7分を超えることなく最後まで走り切りました。ゴールについたときはホッとしました。
結果、
4時間23分42秒(ネットタイム)総合1699位/6257人
(あれ、runnetのデータと合ってへんがな)
完走しただけで上出来です。
「完走ではなく感想」
これは本当に「感謝!」の一言なのですが、この暴風雨の中で役目を果たされた給水スタッフなどのボランティアの皆さん、沿道で応援してくださった皆さん、皆さんにはほんとうに頭が下がります。私たちランナーにお付き合い頂いて、ありがとうございました。風邪など引かれなかったでしょうか。
また、25キロ地点と34キロ地点で声をかけ(計2回も!)ハイタッチをしてくれたQちゃんありがとう!手の暖かさは忘れません。飯泉徳島県知事も30キロ(?)地点でのハイタッチありがとう!「こんなとき‥。この人、本気でランナーの応援してくれてる」とちょっと感激しました。エピソードが満載、記録より記憶に残る大会になりました。これではなんか消化不良なんで来年また出たろ!
5キロごとのラップは次の通りです。
start 4分16秒
5キロ 30分02秒
10キロ 28分33秒
15キロ 28分39秒
20キロ 28分46秒
25キロ 31分19秒(トイレ休憩あり)
30キロ 31分57秒
35キロ 34分43秒
40キロ 34分30秒
Finish 15分13秒
ところで、一緒に出場した二人ですが、
山田和夫 4時間12分47秒
山崎俊嗣 4時間27分42秒
と私と同様の不本意だったようです。
特に、山崎先生は38キロ地点まで私に先行していて、追いついた私に気が付き、声をかけてくれはりました。私は逆に追いつかれたのかと思ったのですが、先生はあのときもういっぱいいっぱいやったんですね。
マラソンはゴールして何ぼです。競い合って向上していきましょう。次回もよろしくお願いします。
(徳島駅前、帰りの車の中で)
runnnetからダウンロードダウンロードできました。ゴールしてますよ。
(破れたウエアの穴もよくわかります)