今日も”LOOKING GOOD!”

いつまでも楽しく色んな所を走り回りたいと願う中年ランナーのお話です。

7th 筑後川マラソン2010 その3

2010-10-26 10:09:19 | スポーツ

 ゴールにはトンとやっつんが待っていてくれました。二人とも上手に写真を撮ってくれました。こっちがとぼとぼ走っているので撮り易かったようです。

Cimg1456

(やっつん撮影。その1のゴール写真の前の分です)

 ゴール後、日陰に行きばったりと倒れと言いたいのですが、足が曲がりません。何とかまず四つんばいになりそれからゆっくり倒れ込みました。「ちょっとこのままほっといて!」

 それでもえらいものです。2,3分後には立ち直りました。「とにかく食べんと体に悪い!」参加者に振舞われる豚汁とおにぎりを貰いに行きました。

Cimg1458

(娘のminoさんからの「どんなものが出るのか教えて」との要望により撮りました。見せたところ顔は写さんでもいい、食事をもっとはっきり写せと言われました)

 今回のように、すぐに食べようと思えるところに練習の成果が現れています。以前は疲労が胃に来て、レース中は空えづき、レース後は食べるどころではなく、水を飲むのも気持ちが悪いような状態でした。

 マラソンは「達成感はあるけれど、しんどいもの」。それが偽らざる気持ちで、そのため1年に何レースも走るということができませんでした。しかし、2年前に真剣にマラソンに取り組みだしてから変わったのです。具体的には月間200キロ以上、1週間に50キロを走ることを自分の義務と課しました。それからレースもレース後も楽になりました 。やればやるだけの成果がある、練習は嘘をつかないのです。

 この大会の後、10月14日に6番目の孫が生まれました。

P1040094

(”浩也”と言います。長男耕介の三男です)

 そのため、妻が忙しく動き回ったりして、私も何かと気ぜわしく時間が経過していきました。しかし振り返って、9月19日から10月10日までの3週間に3回フルマラソンを走ったという私にとっての”快挙”の評価をしておかないといけないでしょう。(研究者なんだから)

 結論を先に言えば「走ろうと思えば走れる」ということです。今回のマラソンでは、タイムは伸びなかったのですが、それは快晴という外的要因があったからで、ケアもしていましたし、蓄積疲労のダメージはさほどではないと思います。

 ただ、精神面でのプレッシャーはかなり高いです。連闘するわけですから、1レース終わっても気が抜けません。テンションを維持しなければならないのはきついです。走り終えた今は抜け殻状態で、これから11月20日の天草マラソンに向けてネジを巻き直さなければなりません。毎週のようにフルマラソンを走る人がいますが、きっと大会出場自体が練習の一貫になっていて、苦にならないのでしょう。

 レースの後、久留米で友人と会うためにさらに1泊するトンとさよならをしました。

P1040086

(このメンバーでまた天草マラソンに行きます)

 わたしとやっつんは、マラソンの疲れを取るために佐賀県吉野ヶ里村にある「山茶花の湯」に向いました。途中筑後川を下流に走ると”直進大川、左折佐賀”の標識があったのでパチリ。大川は「のだめ」の故郷です。この道を通って千秋はタクシーでのだめを迎えにいったはずです。そして、日本編を飾る名シーンが…。

P1040087

 温泉は露天風呂でゆったり、景色もよくほっこりしました。写真が 撮れなかったのが残念です。(いくら男湯でもお風呂撮るわけにはいきません)

 そして、福岡まで送ってもらいました。博多駅で、のだめがオクレール先生へのお土産にしたという銘菓「博多通りもん」を事務所へのお土産に買い、新幹線に乗り込みました。

 充実した2日間で楽しかったのですが、マラソン的には「うーーん」だったかもしれません。

  

 


7th 筑後川マラソン2010 その2

2010-10-20 10:06:25 | スポーツ

 マラソン当日、トンと一緒に大会会場に向いました。(やっつんは私のゴール直前に来る予定です)受付を済ませ、足指にテーピングをしていると、ケータイに着信あり。見ると従兄弟の恭造氏(恭ちゃん)です。以前このブログに書いたように、恭ちゃんは現在大分県国東市にある京製メックという会社に赴任中で、その隣町の日出町(ひじまち)に奥さんの悦ちゃんと住んでいます。”とみくじマラソン”では本当にお世話になりました。

恭「どこにいるのん?」

私「どこて、マラソンに来てるねん」

恭「そやから、もう集合場所にいるのんか?」

 なんと、大分から久留米まで応援に来てくれているのです。大感激、ギャラリー一杯や!!

P1040077

(恭ちゃん夫婦と私。トン撮影)

 たまたま今日、博多で開催されるパッチワークの展示会に行くので、出発時間を早めて寄ってくれたのです。いやー、予定は言うとくもんです。

 そしていよいよスタートです。

100_0001

100_0002

100_0003

(恭ちゃん撮影。この後、恭ちゃん夫婦は博多に向かいました)

 本日10月10日は”晴れる”ということで、46年前東京オリンピックが開催されたという特異日です。予想通りドピーカン、快晴という絶好の行楽日和になりました。マラソンランナーにとって、この時期の快晴は最悪です。かつて私は、枚方から十三までの淀川べりを往復する淀川市民マラソンに出場して暑さでフラフラになりワースト記録(4時間53分)に終わった苦い経験があります。この大会は11月初旬でしたから、どれだけ暑さに弱いかお分かりでしょう。今日の結果は?もうあきません、完走賞貰えたらそれで良しです。

 このコースは川べりということもあって風があるときは「さすが秋!」という感じで涼しさを感じます。したがって、とにかくお日さんに「雲かかれ!」とばかり念じていました。しかし、念力もたいして利かず、最初の15キロでもうキロ6分に落ちてしまいました。というより、自重することにしたのです。無理して走ると、後半えらいことになります。これがベテランの知恵です。

 折り返してからは、完璧にドピーカンになりました。そして、予想通り、前を行くランナーがとぼとぼ歩いています。途中の道端で体育座りをしてぼーっと休んでいるランナーもいます。前線から後退する敗残兵のようです。

 「飛ばしすぎなんや!暑いのに」。こちらも偉そうに言うほどのスピードは出ませんが、何とか歩かずにゴールまでたどり着きました。

P1040081

P1040082

P1040083

P1040084

(ゴール前、100メートルぐらいの地点でトン撮影。今回は連続撮影に成功です)

 ゴールタイムは、4時間27分49秒でした。

 ラップタイムは、

5キロ  28分09秒

10キロ 28分54秒

15キロ 30分00秒

20キロ 30分17秒

25キロ 32分43秒

30キロ 32分24秒

35キロ 33分41秒

40キロ 35分37秒

goal  16分04秒

 ひどい記録ですが、後でホームページ(http://npoaiai.jp/)から順位を知ってビックリです。

 男子完走者1118人中429位。

 さらに途中棄権もいるはずですから(DNFと言います:did not finishの意味です)、それほど悪くありません。レベルの問題もあると思いますが、みんなやはりタイムが落ちているのです。ベテランの読みは当ったというところでしょうか。

 レース後の話およびこの大会までの3連チャン出場の感想(完走ではなく)は”その3”に書きますね。


7th 筑後川マラソン2010 その1

2010-10-14 11:44:28 | スポーツ

1010日、連闘となる筑後川マラソンに行ってきましたよ。そして完走!40県目です。

Cimg1457

このマラソンのコースは久留米市の百年公園をスタート・ゴールにしていて、筑後川の川岸の自転車道を21キロずーーーと上流に行って帰って来るという市民マラソンの典型的なものです。コース巾が狭いのが難ですが、主催者側から言えば車に対しての交通規制をすることが無いので運営し易いのでしょう。したがって募集開始3日目で定員一杯になる徳島マラソンもこのタイプで吉野川沿いのコースになっています。

私はこの手のコースを結構走っていて、起伏がほとんど無いのはいいのですが、問題は気象条件に左右されることです。お日さんが照れば暑いし、雨が降ればもろに当るし、風が吹けば吹き飛ばされそうになるし、河川敷は遮るものが何も無いのです。

さて今回はどうだったのか?その話は“その2”のお楽しみということで…。

前日の9日、今や私のマラソン旅行に曽良のように同行するDr.豊田と一緒に福岡県にやってきました。ここにはこれも幼稚園以来の友人岸本君(名前がやすひろなので“やっつん”といいます)が住んでいます。ちなみにDr.豊田はトンといいますが、これはその体型からではなく単に豊田の“と”から取ったものであることを本人の名誉のために付け加えておきます。そのやっつんが自宅最寄のJR二日市駅まで迎えに来てくれました。そして、お昼は「やっぱりこれでしょう」と、博多ラーメンを食べに「ラーメン空間 はくざん 太宰府店」という店に行きました。ラーメン500円で替え玉2玉までは無料というのは九州っぽいです。

そのあと、やっつんの奥さんの裕子さんが働く太宰府天満宮北神苑にある松島茶店(彼女は取締役です)へ行きました。裕子さんとは7年ぶりのご対面です。

「ゆうこしゃん、ちーともかわらんとじゃなかですかー。」(この博多弁、合うてますか?)

P1040072_2

(岸本夫妻と。そのあと行った岸本邸で撮影)

この店、ホームページを見てもらえれば分かりますがなかなか歴史ある茶店です。知らなかったなあ。

http://www.citydo.com/prf/fukuoka/guide/sg/500002016.html

夕食は再会を祝って西鉄大橋駅近くの地もの魚料理「幸丸」に行き、玄界灘で取れた新鮮な魚を堪能しました。

P1040075

(幸丸にて、やっつんとトン。もちろん私と同い年です。)

楽しいときを過ごしたあと、やっつんと別れ、トンと二人で今日の宿、久留米市のエンナンホテルに行き、翌日に備えました。→続く


第4回ウイニングランのフルマラソンにチャレンジする会

2010-10-08 10:49:49 | スポーツ

 10月3日、三重県多気町で行なわれた(少し長いですが)第4回ウイニングランのフルマラソンにチャレンジする会に行って来ました。

 現在ランニングブームもあって、日本各地で毎週のようにランニング大会が開かれており、その規模も地方自治体が主催者に名を連ねる大きなものから民間の団体が行なう小さなものまで様々です。

 私はフルマラソン(若しくはそれ以上の距離)に特化して、47都道府県を制覇することを目標にしているわけですが、公安委員会から公道の使用許可を取ったオフィシャルなフルマラソンの大会が無い県があります。今回走った三重県もその「無い県」の一つです。「無いのに走る?」とお思いでしょうが、ここには秘密があります。交通法規を守って(赤信号では止まる!)個人が公道を走ることは何の問題もありません。つまり、”ウイニングラン”という走友会が「個人の集まりとしての練習会」という位置づけでこの”フルマラソンにチャレンジする会”を催したわけです。国盗りマラソン実行中の私にとっては、渡りに船、ありがたいことです。

 たまたま、前日二男の子供(孫です)の保育園の運動会がありました。

P1040004

(”りつ”が走っています)

 愛知県東浦町の二男の家に泊まることになっていたので、帰るついでに出場できます。問題は田沢湖マラソンから2週間、このマラソンを走れば翌週には筑後川マラソンと間隔が詰まっているのが難でしたが、100キロマラソンに出るよりは楽とポジティブに考え出場することにしました。

 8時40分スタートで、8時から受付開始ということで7時40分ぐらいにスタート地点の天啓の里に着きました。予想通り参加者は僅かです。(フルの部はオープン参加を含めて28名、20キロの部は3名の合計31名、うち20名が私のような外部参加者。主催者のHPからhttp://www.geocities.jp/sai_uirun/index2.html)とりあえず、来た証拠写真を撮りました。

P1040007

 そして、主催者の挨拶の後、スタート地点に立つ参加者です。

P1040010

 翌週のこともあるので気楽に走るつもりだったのに、スタートと同時にビックリ!みなさん速い速い。あっという間にビリから数番になってしまいました。

 同じペースで走っていた人に声を掛けると、前回も参加したとのことなので様子を聞くと、「この会はレベルが高くサブスリーランナーも何人か出場している」(どうりで…)「このコースは起伏があってタフ」(聞いてないよー)。

 それからは真剣モードで走りました。前半は前を行く人を抜いたり、折り返してくる人に手を振ったりして、結構楽しんでいたのですが、折り返してからの後半は前後のランナーとの間隔が広がり全く一人になってしまいました。沿道の応援は当然ありませんから(いや、1人「頑張って!」と声を掛けてくださったなあ)、コースが合っているかどうかわからないのです。往路と復路では同じところを走っても景色が全く違うということに気がつきました。こんなに沿道に設置されたコースの案内板を探したことはありません。(危うくコースアウトしかけたところもありました)

 エネルギーも切れかけましたが、自販機のカフェオレに助けられ、とにかくゴールに戻ってこれました。でもコースのタフさに右足が痙攣し始め、ラストの2.195キロは悲惨なものでした。(ゴール後アイシングをしてもらい、事なきを得ました)

 4時間16分42秒、15位。帰るついでにしては上出来です。

 ラップタイムは次の通りです。

5キロ  28分36秒

10キロ 28分59秒

15キロ 28分54秒

20キロ 29分18秒

25キロ 28分35秒

30キロ 30分11秒

35キロ 31分55秒

40キロ 33分41秒

GOAL 16分33秒

 大会運営はエイドステーション、距離表示など申し分ありませんでした。ただ、欲を言えばもう少しコースの案内板が欲しかったというところでしょうか。

 ゴール後、天啓の里の入浴券、おにぎり2個、お茶を貰い人心地がつきました。これで、39県制覇になりました。明日からDr.豊田と福岡遠征です。完走すれば40県制覇ですよ!

 以下の写真はウイニングランの方が撮影してくださいました。ありがとうございました。

Photo

(スタート)

1

(7.6キロ地点)

2

(20キロ地点)

Photo_2

(ゴール)


第25回田沢湖マラソン その3

2010-10-01 09:35:55 | スポーツ

(ここからは、カテゴリーがスポーツというのはちょっと違和感があるかもしれません)

2日目の宿は秋田ビューホテル、西武百貨店と一体になっているホテルです。ビジネスホテルですがなかなか高級感がありました。

昨日の旅館の夕食はもう一つ(無星です。カアー、カアー)だったので今日に期待です。ネットで見つけた秋田市内の“和ダイニング 我樂”に行きました。これが大正解でした。“シンプルで普段着のご馳走”がテーマらしいのですが、少量多種、秋田を意識した食材を使い、旨い☆☆☆! 多分秋田にはもう来ないとは思うけれど、秋田に来たら絶対また来るなあ。(イ・ビョンホンも来たらしい)

P1030931

(金目鯛のしゃぶしゃぶの一人鍋を前にしたおっさん二人です)

翌日ホテルの朝食バイキングを食べたあと、斜め向いぐらいのところにある千秋公園に行きました。久保田城の本丸、二の丸跡地に整備された公園です。朝の散歩にはピッタリです。

P1030934

そして、いよいよ男鹿半島へ。一般道を走りましたが、車が少なくあっという間に寒風山に着きました。ここは芝生に覆われた山で、男鹿半島、白神山地、八郎潟干拓地などが一望です。午後は天気予報が雨だったので晴れている間に見晴らしのよいところというわけです。晴れててよかった!

P1030946

さらに車を走らせていると「なまはげ直売所」の文字が。「なまはげを売る?」あたまの中を?が動き回りましたが、答えはこれ。なまはげという名の地場産品の販売所でした。

 P1030948

   ここで農産物やお菓子を仕入れて、男鹿真山伝承館となまはげ館(ばら売りもありですが、セットがお得です)のなまはげ体験に向いました。伝承館ではなまはげの実演をしてくれます。これは面白い、結構ビックリします。

P1030957

P1030960

P1030961

(写真左下、妻がキャアキャア喜んでいます)

なまはげ館ではなまはげに変身することが出来ます。私も(妻も)なまはげになりました。IRISの中でイ・ビョンホンはなまはげの扮装をし、なまはげ太鼓の演奏中に要人を暗殺したそうです。

P1030969

P1030971

このあと、男鹿水族館GAOに行きました。ここもまたイ・ビョンホン様お立ち寄り所でございます。男鹿の海大水槽の前で恋人とデートをしたそうです。

P1030978

そして、道の駅に寄りながら秋田空港へ戻りました。(“ババヘラ”ようけあったなあ。商売になるのんかなあ)

 こうして私たちの旅行が終わりました。いやあ、とても楽しかった。3日ともレンタカーを借りたので、行動範囲が広がり秋田を満喫できました。それにしても”イ・ビョンホン”で一丸となってつっぱしっている秋田の商魂たくましさには恐れ入りました。