今日も”LOOKING GOOD!”

いつまでも楽しく色んな所を走り回りたいと願う中年ランナーのお話です。

御所RUNが出来ない!

2018-09-13 10:11:26 | 日記
 9月4日、ご存知のように台風21号が京都を襲いました。

 この日、私は上京支部の研修に参加して桂の自衛隊にいました。基地の窓から見る台風の凄さは半端ではなかったですね。基地の倉庫の屋根がめくれ上がり吹っ飛んでいきました。

 私の事務所、自宅も物干し台の波板が飛んでしまうなどの被害を受けましたが、人的被害はなく「仕方ない」で済むことだった思っています。

 さて、私のランニングコースも被害にあいました。

 渡月橋の下流側の欄干が倒れたのは結構報道されていますが、京都御苑の中は本当に被害が酷かった。たまたまというか、ウエイトをもって体を捻る股関節ムーブが股関節が硬いために、返って腰を痛めて走れず、歩くのが精一杯だったので、苑内をゆっくり見て回ることができました。

 まず、乾御門から入っていきます。
 入って右側、御苑管理事務所に向かう方向の景色です。



 もう一つうまく写真が撮れていませんが、木が倒れ落ちた枝が散乱しています。
 酷いのは御所の北半分、公園のあるあたりです。私のランニングロードは完全に倒木に塞がれ通り抜けることができません。
 


 通行禁止のカードが出ていますが、出すまでもなく通るのは無理です。

 次は今出川御門を苑内から撮った写真です。



 こんな広い砂利道も倒木をよけながらの通り抜けです。

 この京都御苑は松が多い印象ですが、根の張りぎ浅いのか、簡単に倒れています。倒れていなくても、途中からポッキリ折れている木もあります。



 迎賓館の裏手の遊歩道も通行禁止です。仙洞御所の外側(御所の東側です)の舗装された自転車道も仙洞御所の木が倒れ掛かって壊れた塀の修復のために通行禁止です。
 とにかくいたるところで通行禁止です。いつも走っている苑内ギリギリを走るコースの半分以上が通行禁止の状態です。

 余りの惨状に言葉を失います。いかに今まで、素晴らしい景観の中を走っていたのかと思い知ることになりました。
 
 小枝拾いボランティアの募集でもあれば行くのですが、どうでしょうか。
 
 元通りとはいかないまでも、素晴らしい京都御苑の景観が戻ってくるのを祈っています。

熊野古道を歩く その3

2018-09-11 15:54:03 | スポーツ
 二日目、朝8時18分のバスで、発心門王子に向かいます。ここから水呑王子、伏拝王子を経て熊野本宮大社に至る約8キロを歩きます。このコースは基本下りで、かつ、なだらかな道のはずなので昨日のようなことはないはずです。

 途中、バスは川湯温泉を経由します。ここには2回泊ったことがあるはずなんやけど、もう一つ覚えていません。
 さらに熊野本宮も経由して発心門王子に到着です。なぜ先にゴールである熊野本宮に着くの?どうも中辺路と湯の峰温泉との位置関係が飲み込めません。(帰ってから調べて理解しました。迂回している感じですね)

 とりあえず発心門王子をお参りします。



 いよいよ歩き始めます。道は昨日とは大違い、きれいに整備された道です。しかも下りです。最初、熊野古道に抱いていたイメージ通りです。
 こうなるとみなさん調子いいです。あっという間に水呑王子までやってきました。



 昼に近づくにつれて暑さは増して来ますが、昨日ほどではないです。我慢できる範囲です。
 無人販売所があり、妻は地元でとれた天然蜂蜜なんぞを買っていました。ちょっとしか入ってなくて千円。あれ、安かったんかなあ。
 中間地点になる伏拝王子までやってきました。





 一応今回参加した面々の姿をアップしておきます。

 ここには地域の女性会がやっている休憩所があります。200円やったかな。しそジュース、梅ジュースなど安くて美味しい。もうこのあたりで半分来ています。「なんや、もう終わるのか」と気が抜けます。

 ここからは幾らか上り下りを繰り返します。でも、距離がしれているので、そのしんどさを楽しむ余裕があります。

 途中展望台に寄りました。大斎原(おおゆのはら:熊野本宮大社があったのですが、明治の水害で流失したので、現在地に遷座)の大鳥居が見えています。もう下れば終わりやな。

 祓殿王子です。もう、熊野本宮大社はすぐそこです。最後の王子です。そう、最後になるので確認ですが、王子とは、熊野の神様の御子神が祀られているところです。熊野大社の分社かなあ。




 裏鳥居に到着です。ここから入っていきます。



 着いた!やっぱり歩いてこないと値打ちがないよなあ。次回は、もっと歩こう。
 順番があるらしく順番通りに参拝です。




 これで終わりのはずですが、このトレッキングはまだ許してくれません。先ほど展望台から見えた大斎原まで歩くのです。これが一番つらかったです。山から平地に出てきて直射日光を浴びます。この状況で何百メートルかを歩くのです。


 
 しかし、終わらない旅はないわけで、ここにも到着です。大斎原の厳かな雰囲気は何とも言えません。パワースポットですな。




 しかし、バス停留所まで戻らないと帰れません。(昼食も食べんと)
 最後はフラフラでしたが本当にこれで終わり。暑いさなかのトレッキングは大変でした。でも、楽しかった。ホントにコースを変えてまた来たいです。二股さん、俣野さん、よろしくお願いします。

熊野古道を歩く その2

2018-09-03 10:10:19 | スポーツ
 バスは予定通り来て、私たちがゴール地点としていた牛馬童子口バス停を通過していきます。バスだとすぐですが、これが歩けなかったんやな。まあ、しかたがない。

 それにしてもこのバス、女性のドライバーですが、細い道を実に上手に走っていきます。ちょっとした名人芸です。そして、バスは湯の峰温泉に到着です。
 バスを降りると硫化水素の匂い、温泉に来たぞ!小さな流れを真ん中に周りには古い旅館が数軒。この鄙びた感じがいいです。





 今夜の宿、“伊せや”はバス停のそばです。



 料金表は約9千円と格安だったので、「どんなとこやろ?」とちょっと心配でしたが、杞憂でした。ちゃんとした部屋です。浴衣があって、伊せやとネームの入ったタオルもついています。ところどころアラもあるのですが、コスパの良いい旅館で気に入りました。
 何より源泉かけ流しの温泉がいい。湯治に来たような感じです。疲れた体を癒してくれます。
 入浴後、浴衣に着替え温泉街を散策しました。と言っても百メートルも行かないうちに外れまで来てしまいます。壺湯というのが有名らしいのですが、予約制なので入れませんでした。写真だけ取っておきました。





 食事ですが、料金内訳でいうと税抜き夕食1,200円、朝食800円とあまりに安い。「もうちょっといいものを食べたい」と会長の二股さんが交渉して追加料金を出してアユの塩焼きなどをつけてグレードアップしてもらうことにしました。




 二股会長の挨拶&乾杯の発声です。



 ここからが楽しいのですが、なぜ安かったかという理由ですが、この旅館は男性一人で営業してはります。だから、食事は給食センターのようなところに外注されていたのです。だから画一の料理で安い!私たちのグレードアップの注文はどうも困られたみたいです

 ところで食事を終わった段階でまだ午後7時過ぎです。ここは山奥、旅館の外に出ても店がない。部屋にはテレビもない。話をするしかすることがないのです。修学旅行に行った時を思い出しました。
 安谷ご夫妻が前日に紀州のドンファンの家を見に行った話などで盛り上げて頂き、それなりに時間をつぶすことができました。

二日目に続く