今日も”LOOKING GOOD!”

いつまでも楽しく色んな所を走り回りたいと願う中年ランナーのお話です。

高野龍神スカイラインウルトラマラソン2016 その3

2016-09-26 11:02:02 | スポーツ
 改めて、高低差が半端ないというところを示すため、再度、地図をアップしておきます。

 私は50キロですから、右からだけですが、100キロの人は左から往復するわけです。
 100キロの猛者は、私を抜き去っていくのですが、WALKで抜いていきます。早WALKです。走るなんてまず無理です。50キロの者は集団心理が働くのか、前方を行く人が走り出すと、ここは緩いんやと思い走り出し、歩き出すとここはきついと歩くという感じで、意外に気楽です。もういいタイムとか考えられません。
 景色も眺める余裕が出てきました。緑のグラデーションが素晴らしい

(11時12分です。多分13キロ地点ぐらいです)
 標識も目につきます。今、標高900メートル。
 今振り返れば、スタート地点は標高460メートルぐらいで、その標高の倍近くを上がってきたことがわかりますが、このときは、どこまで上がるのか、最高地点は何メートルかというという予備知識もなく、ひたすら歩いていました。(この辺、ええ加減)

(11時18分です)
 さらに歩いて11時30分。標高1000メートルです。

 100メートル上がるのに、1800メートル歩き、約18分かかっています。完全に登山モードです。さすがにここまでくると涼しい。暑さで歩けないという言い訳はできません。そのちょっと先に「恋小袖の滝」という小さな滝がありました。「ここも抑えておこう」と写真を撮ったつもりが看板だけ。この辺はご愛嬌。

(11時31分です)
 そしていよいよ15キロ通過、11時34分16秒です。この5キロは52分39秒。
 もうマラソンのタイムではないですね。とにかく歩く。あと5キロはないから。
 この辺で道路の距離表示が進行方向の反対側にあることに気が付きました。大会が出したものではなく、元々道路についているもののようです。100メートルごとにあり、だんだん減っていきます。これはちょっとした気晴らしです。
 歩いていると、後ろで声がしました。
ランナーA「次の関門は何時ですかね?」
ランナーB「18.7キロで12時30分です」
ランナーA「よかった、12時やったら、もう時間がないから」
 慌てて私も時計を見ました。12時前です。
 「大丈夫やけど、2時間半近く経ってるのに、まだこんなけしか進んでへんの ゴールで7時間やのに、こらいかん
 ちょっと気合を入れ出しました。
 一緒に歩いていた人に「頂上はもうすぐやから、そこを過ぎたら、あとは転がってもいけますからね」などと話しかけて、自分に気合を入れました。
 そして、1200メートルまで上がってきました。

(11時57分です)
 「後、どんだけ上がるんやろ」と思っていると、1280メートルの標識、どうやら頂上付近らしいです。

 やっとここまで来た、もうあとは下るだけ。(この時はそう思っていました)
 とりあえず記念撮影。

(12時8分です)
 逆光なので、順光で撮ってもらったのですが、なんやどこで撮ったのかわからん写真になってしまいました。
 この先に、18.7キロの関門「ごまさんスカイタワー」があります。
 豊富なエイドがあったのですが、先を急ぐので腰を下ろすこともなくちゃちゃっと食べて出発です。たしかカレーうどんがあったような気がするのですが、これはちょっとハードなんでパス。ぬるーいコーンポタージュスープを飲みました。
 ここから坂を転げるように走る走ると言いたいのですが、気持ちは走っていても、思うように足が動かない足をすでに使ってしまったので大したことがないのです。キロ6分ぐらいです。
 20キロを通過します。
 12時22分23秒、2時間52分23秒かかった。この5キロは48分7秒です。上りが3.7キロで下りが1.3キロなんでこんなものかな。残り30キロを4時間か、前半のような調子やったら完走できひん。結構頑張らんと‥。
 「ここから、怒涛の走りを見せます」な訳はない
(次回へ続く)