篠原さんと母のラスベガス最後の日は、レッド・ロックに行くことにしました。
昼間は暑すぎるので、夕方、少し気温が下がる日の入り前に合わせて向かいました。
私も久しぶりに、ラスベガスの街中とは全く違うレッド・ロックの澄んだ青空、空気、自然に触れ、リフレッシュできました。
一緒に連れて行ったミュウにとって、初めてのレッド・ロック・・・車から降りた途端、小さな鼻をひくひくさせていました。
岩の上に乗せると腰が引け、ほとんど抱いていましたが、少し下ろしてみると、苦手な砂利に、大急ぎで駐車場のコンクリートを目指して早歩きしていました。
気持ちの良い、楽しい一時でした。
エクスプレス・タピルージュがありました。
ダーク明けから、お休みのアーティストが多く、メインキャラクター以外の人員が足りないということで、ローテーションをとりあえず２週間カットすると聞きました。
と、言うことは・・・ガ～ン・・・ダイアナができないということ・・・。
バトントワラーでしかない私が、アクロバットや複数の役柄など、ダイアナ以外でも必要とされていることは有難いのですが、よりによって篠原さんと母が観てくれる予定の日が含まれがっかり・・・篠原さんと母に申し訳ない気持ちです。
今日は篠原さんと母が２回目のショーを観てくれました。
前回はできなかった森のペンデュラムを観てもらうことができ、喜んでもらえて良かったです。
昨日は、アパートで９月、来年１月の打ち合わせ・・・ミュウもずっと一緒にいれて、とっても嬉しそうでした。
夜は、近くのメキシカンのお店で食事をしました。
生演奏を聴きながら、おいしくたくさんいただきました。
今日は、スペンサーと食事ができることになり、その場所も踏まえ、タウンスクエアにお買い物に行くことにしました。
通り道にあるラスベガスの観光名所・・・“Welcome to Las Vegas ”の看板のところに立ち寄りました。
一応私はラスベガスのローカルですが、初めて車を停め、記念撮影をしました。
今日は３５度前後と少し気温が低かったことと、超強風のお陰で、それほど暑さを感じることなく、外を歩くことができました。
スペンサーと食事をし、私も久しぶりに会うことができ、近況報告や色々なショーに関する話など、いろんな話をしながら、ミュウがいたので、強風の中、外のテーブルで４人で楽しく食事しました。
お買い物からずっと一緒にいたミュウは、さすがにお疲れで、騒ぐこともなく、バッグに入って寝てくれていました。
充実した二日間を過ごすことができました。
久しぶりに、ショーでポスト＆ビームスのアクトをしました。
少し期間が開いただけで、少々緊張感が増しましたが、特に問題なくできました。
夜、母とミュージシャンの篠原さんが無事到着・・・仕事の後合流し、一緒に食事をしました。
ポスト＆ビームスのトレーニングがあり、毎日エンペラスをすることになって以来何週間とできていなかったトラックをリフレッシュを兼ねて練習しました。
２種類のトラックのうち、好きな方だけということで、ファスト・レペル＆ペンデュラムをし、もう一つのトラックは、新しくなったロープの長さの確認だけをしました。
キャプテンのストヤンがお休みで、先週から入った新しいアーティストのジャネルに、手順や方法を教えることになりました。
自分ではいつになっても新しいつもりでいますが、考えてみれば、もうすぐ５年・・・アクロバット・アーティストではないとは言え、コーチも普通に私にも頼んでしまうようになっていました。
今まで、自分が習ったこと、経験したことをもとにアドバイスし、彼女ができるようになってくると、ホッとしました。
６時のアナウンスで、エンペラーがいないことが分かりました。
ステージ・マネージメントから事前に知らされる訳でもなく、アーティスティック・ディレクターから変更に伴う演技の指示がある訳でもなく・・・アナウンスを聞き逃していれば、スタンバイして初めて気が付くところでした。
急いで双子役のシェリとジェニファーと演技の相談・・・とりあえず１回目のショーを、相談したようにやってみることにしました。
王国を一人で支配する女王をイメージ・・・ただお妃として王様の横にいるのとは全く気分が違い、いつもより堂々とした面持ちにと、演技も自然と変わりました。
ショーとショーの間に、１回目のショーで気になった部分を３人で相談、２回目のショーでは修正しました。
先週の土曜日にせっかくようやく二人揃ったと思ったら、今度はエンペラス一人になってしまい、椅子が二つあるのに片方が開いている状態であることも含め、やはり二人いる方が良いとは思いましたが、少し違った演技をやってみることができ、それはそれで楽しかったです。
