ありさの日記

 『ラスベガスの澄み渡る青空より』

あ~あ・・・

2012-12-11 | 日記

 朝起きると、早速検疫所からメールが届いていました。
 規則の40日を過ぎているので、審議中・・・とのことでした。
 長いお休みなのでどうしてもミュウを連れて帰りたい・・・置いていかなければならなくなったら、どうしよう・・・とても不安になってしまいました。

 2時からバトンの練習が入っていたので、家での用事は何もせずに出勤、バトンの練習を済ませました。
 その後、ポスト&ビームスのトレーニングが入っていて、先日からトレーニングを再開したトラックを今日は一連を通して練習しました。
 1回目、逆立ちの状態でケーブルを降りるアクトは、あまりスムースにいかず、怖々降りていきましたが、2回目では、足でのハンドル操作も良くなり、スムースに降りることが出来ました。
 自分の手でハンドルを操作しながらジグザグに降りて行くアクトは、1回目、問題なくスムースに出来ました。
 2回目、迎えのレイルにスイングするだけの部分で、突然シューッと、下に滑り始めました。
 びっくりして、止めたくて、思わずハンドルを操作していない左手でロープを握ってしまい、よく分かりませんが、しばらくして止まりました。
 意識なくハンドルを右手で押してしまっていたのか、身体が当たって押してしまっていたのか、原因が分かりませんでしたが、ただびっくりしたのと同時に、手がジンジンしているのを感じました。
 手を見ると、怖さで咄嗟にロープを握ってしまった左手の掌の皮が1か所そげるようにめくれ、指の部分は5本とも摩擦で軽いやけどをした状態になってしまっていました。
 すぐにフィジオで処置してもらい、何も握れない状態だったので、何ができるか相談しました。
 ショーの初めのフロア・キャラクター、エンペラス・・・握らなくてできるものはこの二つしかなく、どちらもショーの初めの方のキューで、一度のショーで同時にはできません。
 結局、何もできないからアウト・・・という判断を下されました。
 今年は皆勤達成かと思っていたのに、ここまで来てのアウトにショックでしたが、自分で起こしたことで、仕方がありません。
 消毒などの薬をもらい、帰ることになりました。
 ドレッシングルームで、帰る準備をし始め、片手しか使えない不便さを感じました。
 着替えるにも、着ていたジャケットを脱ぐことすらできず、のんのんさんが手伝ってくださいました。
 長袖は掌に当たって着るのが難しいので、そのままタンクトップにコートを右腕だけ通し、車も片手運転でこれ以上何かあっては困るので、タクシーで帰ることにしました。
 帰宅すると、予想外に帰ってきた私にミュウはきょとん・・・不思議そうにしていました。
 何人ものアーティストからメールをもらい、本当に有難いと思いました。

 じんじん、ひりひりする痛みは少し治まってきましたが、何も握れず、触ることもできないので、片手でいつもの倍の時間をかけて行動・・・食事も簡単に済ませました。
 予想外に空いた時間・・・“少しやすみなさい”という意味だったのかもしれません。
 出来ることと言えば、PCを右手だけで打つことぐらい・・・メールの確認や溜まっていたブログを進めました。
 ショーに出られなくなり、がっかりしてしまいましたが、できた時間を良いように使うことにし、気持ちも身体もゆっくりさせようと思いました。
 そう思うと、ここ数週間の落ち着かない日々から、これを機に抜け出せるような気がし、そのせいか、本当に心と身体がホッとして、力が抜けいくのを感じました。

 シャワーを浴びようと思い、左手にナイロン袋をかぶせましたが、手首にとめるゴムがはめられず、セロテープでぐるぐる巻きにしました。
 お風呂から上がるとガ~ン・・・手がぬれてしまっていました。
 貼っていたテープをはがし、皮がめくれた部分が空気に触れた瞬間、今までで最高のヒリヒリ感に襲われ、悲鳴を上げ、止まっていられなくなってしまいました。
 ミュウもびっくりした様子で、私の口をペロペロなめに来てくれました。
 消毒などを済ませ、しばらくすると痛みは治まり始め、落ち着いてきました。

 物を握ることが出来れば、明日にはショーに復帰・・・痛みは治まりつつあるので、後は皮膚の回復を待つしかありません。

コメント (2)
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