ありさの日記

 『ラスベガスの澄み渡る青空より』

一つの節目

2010-08-03 | 日記
 トレーニングルームでストレッチをしていると、1週間の休暇から戻ってきたコーチのエイドリアンが入ってきました。
 すごく久しぶりに感じました。
 ロングペンデュラムでデビュー出来たことなど、先週1週間の報告をしました。
 “これで、すべてだね・・・”そう言いながら抱きしめてくれた瞬間、涙が出てきました。
 10か月間で経験させて頂いたこと、私の可能性を信じ、長い目で暖かく見守ってくださっていたこと・・・彼の顔を見ると、その感謝の気持ちが突然込み上げ、涙が止まらなくなってしまいました。
 私の気持ちを伝えると、“前にもこのことは話したでしょ?時間がかかるのは問題ない・・・アリサはいつも前進してたから、みんな信じていたんだよ。90%はアリサの努力だよ”・・・胸がいっぱいになりました。
 そう受け止めてくださっていたからこそ、やってくることができたのだと思います。
 すべてデビュー出来たとはいえ、どれも完成されている訳ではなく、まだまだ練習していかなければなりませんが、一つの節目になったような気がします。

 エピローグの待機中、いつも声をかけてくれる裏方のトニーさんは、今日はロングペンデュラムで撒いた花びらをお掃除する担当だったようで、下で待機していると、私の撒いた花びらがどさっと肩に落ちてきたと冗談交じりに苦情・・・アーティストとしては、軌跡がきれいになるよう花びらはできるだけたくさん撒くようにしますが、その後のお掃除をして下さる裏方さんは“大変なんだよ~”と困った様子です。

 ボートのシーン、1回目のショーでは、マストに誰の補助もなく一人で登ることができました。
 2回目のショーでは、1回目で出来たことが返って不安になり、緊張していました。
 案の定、登りきる前に落ちてしまいました。
 今回は立った状態で落ちましたが、その後、どっちに行くのか分からなくなり、キョロキョロ・・・ボートに乗っているアーティストの誰かにあっちと指さしてもらい、その方向の先端に登りました。
 ボートのシーンが終わると、皆さんがまた落ちてしまったことよりも、大丈夫だったかを心配してくれ、また練習しようと優しい言葉をかけてくれました。
 逆に申し訳なく感じてしまいます。
 
 節目にはなったものの、まだまだ今後も練習が必要だということも納得する一日になりました。 
 
コメント
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