歌わない時間

言葉と音楽について、思うところをだらだらと。お暇な方はおつきあいを。

楽器の思い出

2010年06月06日 | メモいろいろ
鍵盤ハーモニカってのは今でも小学校で教育楽器として使われているのですね。わたしも愛奏しておりましたよその昔。いや小学校に行ってた時分のみならず、大学生になってからも縁がありました。というのは、グリーの練習はあれが必需品だったのよ。パー練(パート練習)のときもそうだけど、ほかにも、先輩と後輩がひとりづつ組んで、発声練習見てもらったり見てやったりするときも、あれを使ってました。あれはけっこう野太い音がする楽器でね、そうとう遠くまで聴こえるのよ。東千田の正門から自転車で大学に入っていくと、左手にある体育館の二階のテラスからあれの音が聴こえてくるのが常でした。あー、だれか発声練習やってるな。もしかしたら、学生時代にいちばん多く聞いた楽器の音はあれだったかもしれません。

わたしはヤマハの「ピアニカ」しか触ったことがないんですが、スズキもあの楽器を出していて、スズキのは「メロディオン」。いやこの「メロディオン」て商品名はさいきんたまたま知ったことで、小学生のころも大学生になってからも、わたしやわたしのまわりの人たちはすべてあの楽器を「ピアニカ」と呼んでおりました。スズキの人には悪いけど、日本全国、事情はそう変わらなかったと思う。

ピアニカとメロディオンとは、目で見てすぐ違いが分かるようになっています。ベージュの蛇腹のホースぢゃないほうの、黒いプラスチックの吹き口が、ピアニカはグニュッと曲がっているのに対し、メロディオンの吹き口は直線的な形だった。これは今でもそうらしいね。ちょっと見た感じ、楽器の外見は30~40年前からほとんど変わっていないようですよ。

あの楽器、実はけっこう高いのだ。32鍵で、プラスチックのケースつきのが、だいたい実勢価格で5,000円弱するようです。プラのリコーダーなんかよりよっぽど値が張りますね。まあ、とにもかくにも鍵盤楽器だしなあ。

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