Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

7日目 ビスタロッジ~センチュリーロッジ

2016年08月31日 | カナダ

8/20(土)、いよいよきょうは最後のロッジへ向かいます。
お約束となってしまった、早朝の外トイレ。
静かにロッジを出ます。
月明かりに染まるビスタロッジ。

6時半頃はまだ日が明けていません。

きょうでビスタロッジとはお別れなので、今一度朝の湖へ。
朝の静寂の中、1人湖畔に佇むと、

鏡のように湖面に映る山々が美しすぎて言葉になりません。
朝食はブルーベリーパンケーキとキッシュに、フルーツとヨーグルト。

昨晩ツアーリーダー小泉さんに明日出発前にエイエイオー的な掛け声をやりましょうよ!と提案。
センチュリーロッジ目指すぞ!オー!と気合を入れ、9:20出発です。

しかしきょうも気持ちがいいほどの晴れっぷり。
ここまで雨がパラッとも来ないのは、ほんと新記録だそうです。
まずは登山道を歩きます。

そして当初から小泉さんがここが縦走イチの正念場という、ガレ場の下りがやってきました。

写真を撮っている自分の影が写り込んでます。
私達を送り出した後、小屋の掃除等を済ませ、遅れて出発したカナダ人ガイド マーティンを待ちます。
休憩しているとマーティンがやってきました。

小泉さんと2人でルートファインディング中。

全員で気を引き締めて下っていきます。

ここにも浮石があるので注意です。

下りきって振り返るとお日様がまぶしい~。

平坦なところで小休止。

小泉さんもこれでホッと一安心かな・・・。
下ってみれば、5日目のメドウロッジ~ビスタロッジまで向かう途中で、この日の予行練習のために下ったガレ場の方がずっと長くて大変でした。
思っていたほどのことはなく、みんなもよかったねぇ~と。
ここからは長丁場。
先に進みましょう。

途中、こんなところでランチタイム。

天気がいいのはうれしいけれど、とにかく暑い。
そして相変わらずのブンブン虫軍団。
小泉さん曰く、これくらいならまだいい方ですよ。
もっと大量発生している時はしゃべっていると口の中に入ってきますからと。
こんなにいいお天気が連日続き、虫くらいガマンしなくてはいけませんね。
そして北から南下したカナダ人グループが下山し、翌週の月曜日に次のグループが入山するまで、このエスプラナーデ山脈には私達だけなんですよと小泉さん。
なんという贅沢。ありがたやぁ~~~~~。
まだ咲いているお花たち。

お花畑があるといつもそこで撮影タイムを取ってくれるのもうれしい配慮。

こんな斜面を真ん中のコル(鞍部)に向かって、

各自それぞれのペースで、好きな所を歩いていきます。

先のガレ場を下るキッチン担当クリスタ嬢をケアしてから遅れてやってきたマーティン。

彼女も毎日私達より後から出発し、必ず先行着なのです。
ザックをデポし、ラスタピークへ向かいます。

もういくつめの頂上になるでしょうねぇー。
ラスタピークに着いたどぉー。

左後ろの高い山Sir サンフォード(3,540m)も微妙に近づいてる・・・。
ラスタピークを下山すると、

レッド・モンキー・フラワーが一面に咲き乱れていました。

こんな黄色いお花もあり。

ついにセンチュリーロッジが見えてきました。

湖の奥に小さな赤い屋根が見えるんですけど・・・。

ねっ!
湖に向かって歩いていきます。

近づいてきた。

と思ったら、ここからが長かった。
下って上ってとロッジを回り込むように歩くことに。

途中でマーティンが夏場は近道があるので、そっちから行きましょう!といきなりUターン。
するとここで常にマーティンの後ろを歩いているIさんが後方のメンバーに向かって「ナガタさんから行ってよ!」と叫びました。
ツアー7日目ともなればメンバーの苗字は覚えてしまいます。
細い道で順番を入れ替えるより、一番後ろの人が今度は先頭になってという意味だったと思うのですが、メンバー全員「ナガタさんって誰?」と目がテン。
だって「ナガタさん」という人は存在しないのですから。
いやいや、実は彼女には9人目のメンバーが見えるのかもしれないよ!と、大爆笑ッス。
これ以降、私達ツアーに謎のナガタさんが時折同行するようになりました。
ちなみに一番後ろのメンバーの苗字には「タ」が付き、3文字だったんですけどね・・・。
そして近道はかなりの急登でした。

やっとロッジが見えてきた。

16:50、4つ目のセンチュリーロッジに到着!

すっ、すごい。ロッジの大きさが先の3つとまったく違います。
天井が高く開放的なリビング。

TVにヨガマットまでありましたよ。

きょうも先着しているクリスタ嬢が笑顔で迎えてくれました。

クリスタ、ただいまぁ~!
広い食堂のテーブル。

長い縦走を終え、一息するメンバー。

2Fにはいままでと同じく個室が並んでいます。
私のお部屋はこちらの「Profanity」

中はこんな感じ。

ベット以外のスペースが広い上、自家水力発電のため各部屋にコンセントがあります。
今までの3つのロッジは緊急時用の必要最低限の電力しかなく、灯りなしでしたからね。
そして室内にもちゃんとトイレがある!

これが一番うれしいかも・・・。
でもね、ここでも小だけで、大はしてはいけません。

「Pee」はおしっこの意。大はやっぱり外トイレなんス。

ちなみに外のトイレはこんな感じ。

いままで便器が露出していましたが、このロッジだけは木枠が付いていました。
部屋の窓から見える山。

カッコいいッス。
きょうもおやつにスープが出てきました。

長ネギのスープ。水分補給にもなり、おいしかったぁー。
キッチンも広く、

ワイングラスも置いてあり、ゴージャス感漂っています。

その上、地下には卓球台までありましたよ。

リビングからはテラスに出られます。

コロンビア大氷原もかなり近づき、右側のMtブライスもはっきり見えます。

サウナ小屋は、ヤバイ・・・。

ここの小屋は外で着替えたもんなら丸見えですね。
真っ裸で出て来るのは、自粛せねば・・・。
ここのサウナはいままでとちょっと違うので説明しますと小泉さん。
みんなでサウナに向かうため外に出ると、かわいい地リスがお出迎え。

今晩から2泊、よろしくね!

がってんだぃ!
サウナにはシャワー室が脇にあり、手前の銀の桶にお湯を作りホースを入れると、

お隣のシャワーからお湯が出てくるそうです。

先に入ったメンバーが、シャワーが一点集中で分散せず、使わない方がいいとアドバイス。
結局、使い勝手がすこぶる悪かったのですよ。
夕飯の支度をするクリスタ嬢。

今夜はハンバーガーだそうです。
ベジタリアンのメンバーもいて、大豆素材の肉もどきを右端で焼いています。
自分のバーガーは自分で作り、

こんな出来上がりでした。

朱色のテープに名前を書いて結びつけてあるカップで、コーヒーとデザート。

食事の後片付けは毎回この2人。

ツアーリーダー小泉さんとカナダ人ガイド マーティン。
クリスタ嬢は作るだけで、洗い物はしません。
なんでもそういうシステムなんだとのこと。
このロッジは水も蛇口からスムーズに出てきて、それもうれしい。
ここまで足踏みでチョロチョロでしたからねぇー。
日も暮れて行き、

誰もいないリビングでくつろぐマーティン。

きょうもいい1日でした。



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