Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

巡り合い

2014-11-13 | Weblog
11月13日、木曜日。
午前8時31分。
青空。


綺麗に晴れ渡っています。
風が吹いているようです。
風音が聴こえてきて
この季節らしいなと思います。


昨日は、2週間ぶり(以上かな)に、ピアノを弾くことができました。
3時間半、ずっと弾いて
気が付けば日が暮れて部屋が薄暗くなり始めていました…。
肩が凝りました。(年かねぇ?)


シューベルトから、どんぐりころころまで
色々弾かせていただいたけど
謙遜でも何でもなく、
本当に下手な演奏が長らく弾いていなかったからか?
さらにさらに、ますます
下手になっていました。(ノ_<)


ミスタッチはお手のもの。
隣の音を鳴らしては、不協和音を増産し
この音は柔らかく小さく弾きたいというところを
無神経に鳴らしてしまうこと数知れず。(←さすがKYな僕…)
リズムもずれてモタモタしてしまうし…
僕にピアノのの才能は全く無いと悟るのでした。


バラード(ショパン)を弾いてみたけど
あいかわらずビックリするくらい下手でした。
いや、ビックリどころでなく下手すぎて
バラードという曲のパズルをかき集めては
考え込んでるような
もどかしい演奏でした。f^_^;


でも、楽しかったです。
3時間半があっという間でした。
部屋が薄暗くなってなかったら、もっと弾いていたかもしれません。
それくらい楽しい至福の3時間半でした。^^


いつも、同じ曲から弾き始めます。
これはずっと変わらない自分ルールです。
3曲、必ず、弾き始めに演奏する曲があるのですけど


あまりにずっとそのルールを守っていて、
必ず弾いています。
安心するのですよ、弾くとね。


弾いていると、或るコードのところで
何ていうかな…心がフワッとなるような
涙が出そうになるような(←哀しいわけでなくて懐かしいような)
感慨深い気持ちになるコードがあることに
以前、気付いたことがありました。


それは、自分ルールで弾く最初の2曲に良く登場するので
ピアノを弾く時はいつも
懐かしいような、ありがたいような気持ちになるのです。


もしかしたら、感謝の気持ちを味わいたくて
弾けることに感謝したくて
いつも弾き始める時には
その曲を弾かないと気がすまないのかも…です。


なんてことを、時々思いながら弾き始めるのだけど…
或る日、ちょっと遠征していつもの店でない書店でブラブラしていた時
そのコードについて書かれた本を発見!…してね。(゜ロ゜;


一旦、その本の前を通りすぎて
視界に入った背表紙のアルファベットの文字の本にすごい勢いで振り返り
慌てて戻り、手にとって買って帰りました。
なぜいつもあのコードで
心が安心するような懐かしいような気持ちになるのか?


しっかり読ませて頂きまして
なぜそのたった一つのコードでそんな気持ちになるのか
分かったような分からないような微妙な読解力の僕の脳ミソでしたけど(>_<)
コードにも意味合いがあるのだなと
目から鱗な本でした。


ピアノと
そんな曲を作ってくださった偉大な音楽家の方たちに
いつも、大感謝です。


今日も弾けたら嬉しいな。
懐かしいような原点を味わえる音に
今日も巡り会おう。












『巡り合い』

一瞬で光が射すような
まるで、青空の中の真っ白な雲に乗り
この世界で一番のやわらかな場所へと
飛んでいくような音に
気付き始めた頃

遠いところから
誰かがこちらへ向かってきた

誰だろうと目を凝らしたら
それはもう一人の
僕であった
微笑んでいるような
一瞬の、至福の時間のことでした

雲に乗って今日も会おう
僕の中のあの音に







コメント
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