青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

薫る 尾瀬沼・水芭蕉・燧ケ岳

2012年06月09日 06時55分23秒 | 同上 (山歩き)
6月8日(金)

【続きです】

ようやく三平下に到着。ちょうど10時。大清水を出発してから2時間15分かかり
ました。

三平下の尾瀬沼山荘の横を過ぎると、その前が尾瀬沼湖畔です。

 尾瀬沼山荘
 湖畔

尾瀬沼が目の前に。みなさん、ベンチで休んでいます。湖畔の前に進んでみます。



「わあ、見えた~。きれいだあ。」
自制心の強い私ですが、思わず声が出ました。
尾瀬沼の向こうに残雪を被った燧ケ岳(ひうちがだけ)が見えます。

ここのベンチで、燧ケ岳と湖を眺めながら、お弁当としましょう。
沼田ICを降りてすぐのローソンで買ったおにぎり2個を、あっというまに食べて
しまいました。

食事が終わって、さあ、周ろう。尾瀬沼を東岸から左まわりに行きます。
するとすぐに、正面に燧ケ岳がさえぎるものなく、全面に見えるところに。




う~ん。文句ありません。


さらにまもなく、水芭蕉が一面に広がっているところに来ました。





燧ケ岳も横に入れると



いいですね~。水芭蕉は、尾瀬沼ではここが一番群生している所でした。

長蔵小屋(ちょうぞうこや)と呼ばれる、みやげ物屋兼宿泊所のあるところへ。


古い小学校のような建物。左前には、まだかすかに花びらを残す桜の木が。



今日は空いているらしいです。泊まろうか?

すぐ近くには尾瀬沼ビジターセンターが。割合、多くの方が思い思いに休んでられ
ました。



ここからも燧ケ岳が見えて、お弁当・休憩には良いところです。
このところから、探してみました。次のお目当てスポット。



三本カラマツをです。周りの人に尋ねるとアレだと。ここでは、3本が2本に見えますが。
重なっているのかな。

三平下から尾瀬沼の東岸を周ってきました。ここから更に北上すると大江湿原へ。
群馬県から福島県側の沼山峠に出ます。
すこし、大江湿原へ向かってみます。



燧ケ岳が行く先の左側に見えます。



みなさんは、大江湿原へ向かうのでしょう。

大江湿原のハイライト、いや尾瀬沼のハイライトはこれでしょう。
大江湿原へ向かう道から、尾瀬沼の方を振り向いた時の、三本カラマツと湖の風景。



ちゃんと3本ありました。

私は、カラマツが無くともこれも↓好きですが。



水芭蕉が間近に見えます。

ついでに、水芭蕉をアップしました。あまりこういう趣味はないのですが。



水面に、上空の白い雲と青い空が映りました。

北岸に沿って歩み、その西の端、沼尻(ぬしり)へ来ました。



沼尻の休憩所が見えてきました。12時を越えています。
三平下に降りてから2時間あまりたちました。この頃になると天空が、薄暗く
なってきました。



沼尻から尾瀬沼を望みます。ここで、三平下の湖畔のベンチでお弁当を食べている
時、少しお話をした方にまた出会いました。

その方は、往路の北岸を戻るか、南岸を新たに周って三平下に戻るか迷ってられ
ました。

「そりゃあ、ここまで来たからには南岸ですよ」と、私は事前調査に基づいて(笑)
南岸周りをお薦めしました。

で、私にしては珍しく同伴歩きとなりました。実は、ビジターセンターのHPの
湖への「滑落」危険の注意書きが頭を横切り、ビビッていたのです(笑)。

やはり、出ました。コレが。


「南岸は急斜面が多く危険。できるだけ北岸を周ってください」

「知ってるよ、そんなの。」 (オオッ強気だね)
南岸まわり開始。

同伴の方は、山歩きのベテランの方ですが、数年前この尾瀬沼を周遊したとき、
ほんの拍子でスリップ。尾てい骨を強く打って、尾瀬沼を這うように脱出、大変な
目に遭われたとか。

「ウム。。。注意せなアカンな。。」と自分に言い聞かせました。

確かに、こんなところもありました。



この道を左にふみはずすと、湖に滑落して寒中水泳になるなあ。



ここは、湖の水面レベルと大差がないな。足を漬けるとチビタイなあ。

とかなんとか、注意深く1時間弱で南岸を周りきりました。

「まあ、思ったほどたいしたことなかったですね~」

と、ご同伴願った方に言って、一旦別れました。

三平下のベンチで少し休憩して、さあ尾瀬沼撤収。戻ろう。

三平下から登って、再度三平峠の尾瀬看板のところで、南岸をご一緒した方に
出会いました。



左の男性の方です。 中央のお二人と話をされていました。私も加わります。

このご夫婦のお話を聞いてびっくり。奥様は60半ば、ご主人は70初めの御年
ですが、昨晩は赤城高原SAで、車中泊!!。それは、いいんですが私もやっている
ことなので(笑)。

なんと、私がまだ惰眠をむさぼっていた、朝5時の鳩待峠から歩き始め!、
尾瀬ヶ原をヨッピ橋経由で走破。見晴しを通って、尾瀬沼に来られて北岸経由で、
そして全て無事走行し、今三平峠まで上がられたとか。
私の2,3倍の歩行距離になりまっせ!

奥様は、「疲れたけれど弱音を吐くと、この夏ぜひ行きたい利尻島(北海道)の山
歩きに連れてってもらえないと困るので」がんばられたとか。
(利尻なんか、そんなにしなくても行けますヨ)

ここから、4人ご一緒に大清水まで下りました。
わたしは、先の男性の方といろいろお話をしながら、楽しく下って行きました。

別れ際に、私の拙ブログ名「青い空とおいしいもの」。。でなかった、「青い空と
わたし」を告げて、「今日のことをアップしますので、よろしければ読んでくだ
さい」と申し上げました。
お読みくださったかな?



大清水の駐車場には3時45分頃に戻りました。8時間の行程でしたね~。

今回も注意深く歩きましたし(笑)、歩行・体調順調。問題なし。

4時に撤収。上里SAで、天丼大盛りを夕食代わりに食べて、7時過ぎに無事帰宅。

最後にphotoをアップするなら、これだな。


(少し運動したからいいよね、decoちゃん)




8 コメント

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Unknown (ゆのき)
2012-06-09 18:38:31
昨日ご一緒した、群馬県の者です。
早速、ブログを探しました。
ありました!!
楽しく、読ませて頂きました。
写真の撮り方も、上手いなと感心させられました。
一つ聞き間違いがあったようです。尾てい骨ではなく椎間板です。
また、どこかでお会いできたらと思います。
楽しい思い出有難うございました。
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楽しかったです (Sora)
2012-06-09 20:56:43
ゆのき様、やはり見ていただきましたか。うれしいです。ありがとうございます。

あ、そうです。椎間板でした! お話をしっかりお聞きしていなくて、すみませんでした。
とにかく荷を背負って滑ると、一瞬に背の骨がグチュとなることもある、というイメージだけで頭がいっぱいになってしまいました。

群馬と埼玉ですから、またどこかの山でお会いしますよ。早い話、尾瀬は水芭蕉的には5月中の方が良いということでしたね。それに週末の天気を選んだら、出動する日は狭まりますから、ばったりの確率は高いです。そのとき、今度は教えていただいたアイゼンをつけているでしょう。

お互いに、いつまでも歩き、走り(ゆのきさんのサイクル、私のクルマ)続けましょう。

では、またです。ありがとうございました。
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尾瀬沼ステキ♪ (rin)
2012-06-11 09:33:49
おじゃまします~

燧ケ岳と尾瀬沼のショットはステキですね(#^.^#)
この週末は天気予報で見送ったので、今度の週末の天気予報とにらめっこしています(笑)

南岸も歩けるのですね~
でも、ヘタレな私では厳しいかな…

しかし!!
鳩待峠から入って尾瀬沼へ抜けて\(◎o◎)/!
シニアの皆さまには脱帽です!!!

また、お邪魔しますー☆
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rin さん、いらっしゃい (Sora)
2012-06-11 23:34:25
rinさん、私のブログにようこそいらっしゃいました。

ヒウチは尾瀬沼に映えてるでしょう。そして残雪が輝るんですよ。是非、ご覧になるといいですよ。
南岸は、雪も部分的にしか残ってないので大丈夫。湖岸近くの道で木道が壊れているところもあるけど、迂回路が作ってあったので問題なかったです。rin さんなら更にまったく問題なし。でも鳩待峠から入ってこられる場合はちょっと。。疲れますよねコレ(笑)。

今週末、是非なんとか晴れるといいですね~。

しかし万一、梅雨の合間がなくて、水芭蕉のシーズンが終わったとしても、すぐにニッコウキスゲのシーズンでしょう。アップしました三本カラマツの風景でも、尾瀬財団のHPの写真ではカラマツの前は、水芭蕉の白に替わってニッコウキスゲの黄色で埋めつくされていますから、それも見ごたえがあると思います。

rin さんは地元N市の方ですから、尾瀬への通勤定期をお持ちでしょうから(そんなものないか)、何度でも尾瀬へいけますしね。♪身近な尾瀬~、青い空~。いいですね。

また、いつでもお邪魔してください。
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おじゃまします。 (まいまい)
2012-06-12 02:00:00
晴天に恵まれて、よかったですね。
尾瀬沼も燧もとってもきれい!
もう一度行きたくなってしまいます。
大清水からはしばらく行っていません。
高い所から尾瀬沼を見下ろすのもいいですよね。


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うつくしい! (ひとみ)
2012-06-12 10:30:10
雪もとけ、美しいですね。
水芭蕉や燧ヶ岳・・青空。
歩いている気分になれました。

横長の写真もたしかにすてきです!♪

雰囲気が伝わってきますね。Soraさんは
自制が強いのですか。私は強くないので
すぐに叫んでしまいます・・・・笑

すてきな出会いもあったみたいでよかったですね☆山ってこういうご縁を運んでくるんですねー。

そして・・大盛天丼!おなかすいてきましたーー。笑。私も上里に寄ったら食べたいな!
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ようこそ、まいまいさん (Sora)
2012-06-12 23:04:44
まいまいさん達が尾瀬沼にいかれた6月第1週の週末も、晴天でしたね。あの時、私は所要で行けずやむなく第2週末にしたのですが、何とか雨になる前でラッキーでした。

お二人のブログでは、尾瀬沼も、大清水からではなくて、福島の桧枝岐村(ひのえまたむら)から沼山峠を経由して入られることが多いようですね。
ご紹介されている桧枝岐村の方面、なんか奥深くて秘境っぽくて興味をそそられますね~。相棒の好きそうな民宿のおいしそうな食事(山菜・いわな)も。いつか奥只見湖と併せて行ってみたいと思いました。

年に数回、尾瀬に行かれるということですから、また季節の違った尾瀬の様子レポートを楽しみにしています。
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ようこそ、ひとみさん (Sora)
2012-06-12 23:09:32
ひとみさんの尾瀬ヶ原・残雪を歩こうツアー時(4月末)に比べると、輝く雪もほとんどなくなった様変わりの尾瀬ですね。
でもこれも、また美しい景色でしょう。拙ブログでも、雰囲気が伝えられたようでうれしいです。

はい、私は感情を表にあからさまに出すのは恥ずかしいと思っています(そだちかな、コホン)。しかし、2時間歩いたあと、広がる湖面、広がる山、青空がワッと目に入ると、思わず感嘆の声を出してしまいました。

また、素晴らしい自然に会うと、やはり人とその感動を分かちあいたくなるのでしょうね。ふだんは人見知りの強い私も、近くにおられる方に話しかけてしまった次第です。

前々回、他の人の大盛りぶりを見てなんか羨ましく思い、私は今回意を決しました。
ひとみさん、おもむくままにどーぞ。(笑・失礼)
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