青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

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走っていきたくなります

さくらの滝と 斜里岳を見て

2018年08月24日 07時00分00秒 | 青い空の日は旅立(全般)
8月19日(日) 続き

摩周岳登山を終えて、弟子屈町から清里町へ入った。
ここで寄るところがあった。



▲ さくらの滝と呼ばれるところ。

みんなが小さな滝に集まっている。




▲ ここで7月~8月にサクラマスの遡上が見られるのだ。

サクラマスは産卵のため、海から戻って川上へ遡上する。
その遡上途中では、この滝を越えねばならない。




▲ そこで、サクラマスはここで、ピョンピョン跳ね上がって滝を越えようとする。

何回も、何回もピョンピョンと。




▲ きょうは雨で川が増水しているらしい。

何匹も次から次へと、ピョンピョン滝の流れに沿って一気に上がろうとするが・・
見ていた限りでは、一匹も滝越えに成功したヤツはいない。
みんな落とされる。



▲ それでも、ピョンピョンとあとからあとから続いて跳ねてくる。

同じサクラマスなのか、別のサクラマスなのかは判別できない。
おそらく一定量のサクラマスが、くたばるまでジャンプを続けているのだろう。
本能行動だ。

きょうは水流量が多いから、休んで明日跳ぼうとかの理性的判断はできない。




▲ 跳び越せなかったヤツはどうなるのだろか。

生殖に携われずに、川下に海に流されていくのだろうか。
水量の多くない時に飛び越えたヤツは、運がよく強いヤツだ。彼らだけ生殖行動ができて強い種を残す。
が、彼らも生殖が終わればそこで死ぬ。

だから。なんのために?

そんなことはサクラマスは自問しないだろう。本能だから。

自問するのは人間だけだ。答えはないが・・





▲ 清里町の道の駅・パパスランドさっつる に到着。

去年もきた。




▲ そしてこの山を眺めた。

斜里岳

去年は数日間待ったが、ずっと曇っていた。
明日は晴れ。しかし翌日からは曇り、そして雨へ。

じゃあ、理性的には明日登るしかないじゃないか(笑)。


追加;

ファイト!吉田拓郎



6 コメント

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おはようございます! (pooh)
2018-08-24 08:40:29
さくらの滝、案内の看板が出たり道路も整備され、分かりやすくなったそうですね。
マスが滝を登ってる姿、見てても飽きないですよね。
上に登れるマス、少ないですよね~
清里周辺のこの道、じゃがいもの花もきれいですよね。
焼酎工場も、よられましたか。

台風がそちらに向かってるようです。
気をつけて旅を続けて下さい(^-^)
おはようございます(^^)/ (hiroko)
2018-08-24 09:40:34
サクラマスの遡上、本能のままとは言えけなげですね、愛おしく見えます。
soraさんのサクラマスへの自問自答素敵です(^^♪

何処に行っても北の大地は広いですね\(^o^)/
pooh さん、おはようございます (Sora)
2018-08-24 10:33:41
ここ、さくらの滝も訪れているのですね。それもずっと昔に既に(笑)。

>案内の看板が出たり道路も整備され、分かりやすくなったそうですね~
全然人里はなれたところへ入っていきますが(北海道はどこでもそうですが)、これのためだけのささやかな案内看板に導かれますし、未舗装のPには簡易トイレも設置されてました。それでも自動車ナビには未記載で、スマホ検索すれば一発で出てきて、スマホナビで来た次第です。

>じゃがいもの花もきれいですよね。焼酎工場も、よられましたか~
さすがpoohさん、痛いところを突いてきますね。清里の道の駅パパスランドでは、じゃがいも焼酎の試飲コーナーがありました。多分名産なのだろうなと思いつつも、私は手をつけずじまいでした(ほとんど飲まないので)。ということで、焼酎工場は寄っていません。

はい、ありがとうございます。目下の課題は今晩の台風くずれをどうやり過ごすかです。まだ詳細な地区別の大雨・大風警報は道内で発動されてませんが、それによっては今夕あちこちと逃げ惑っているかもしれません(笑)。
hiroko さん、おはようございます (Sora)
2018-08-24 10:47:29
>本能のままとは言えけなげですね、愛おしく見えます~
先の道の駅案内書には「生命の躍動感と力強さが伝わってくる感動の光景です」と描いてあります。見ている方には、涙ぐむかたもおられます。その感動のあと、人間に引きなおすと、多くの自問が出てきます。

>何処に行っても北の大地は広いですね\(^o^)/
はい、今晩は安全なねぐらを探してこの大地を走り回ることになりそうです(笑)。
ファイト! (jun)
2018-08-24 13:21:07
サクラマスの遡上を見ていて、中島みゆきの「ファイト」を思い出しました。


暗い水の流れに打たれながら
魚たちのぼってゆく
光るのは傷ついて剥がれた鱗が揺れるから
いっそ水の流れに身を任せ
流れ落ちてしまえば楽なのにね
痩せこけて、そんなに痩せこけて
魚たち のぼってゆく

勝つか負けるか分からない
それでもとにかく闘いの
出場通知を抱きしめて
あいつは海になりました

ファイト!
闘う君の唄を、闘わない奴等が笑うだろう
ファイト!
冷たい水の中を震えながらのぼってゆけ


次のレポは、いよいよ斜里岳ですね。何があったのでしょう。気になります。クマに出会った様でもないし…。でも、こうしておられるのですから無事なのですよね♡
junさん、こんにちは (Sora)
2018-08-24 16:21:39
当初、♪の詩は最近詩句づくりに励んでられるjunさんの詩かなと思いましたが(笑)、中島みゆきの歌詞なんですね。「ファイト」は昔聞いていた中島のカセットに収録されていましたので知ってはいますが、歌詞の内容がこんなのだとは今まで知りませんでしたよ。 確かに、この「さくらますの滝越え」と非常にシンクロしてますよね。 いやあ見事なご指摘ありがとうございます。中島みゆきは、北海道出身(岩内、帯広)ですから、サケの遡上は実際見ている可能性が高い。その時の感動を基にして「ファイト」に「魚たち」を使ったのではないかと思いますよ。 ただ、中島の「ファイト」の歌い方は、応援歌というのか恨み節で、例のガナリ声で歌いあげていて、私自身はあまり好きではありません。吉田拓郎もカバーしているようなので、あとでUTubeにあれば、せっかくなのでアップさせていただきます。 いい指摘だと思いますよ。深まりました(^^)。

>次のレポは、いよいよ斜里岳ですね。何があったのでしょう~
はい、わたくしは無事ですから。この山は今までの登りとパターンが違いましたので、面くらいました。さて、台風をやり過ごしてから・・