青い空とわたし

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高取山と仏果山へ~シモバシラは?

2021年01月20日 22時23分20秒 | 同上 (山歩き)

1月19日(火)

前泊した道の駅・清川での朝。

 

▲ 今日の朝食はホットサンドで。

パンは、もちろんおうちベーカリーで焼いた「オリーブ&マスタード フランスパン」を持ってきた。

手早く食べる。そして出発。

 

神奈川県のこの道の駅へは、昨日の午後4時頃に入った。そして道の駅の設備は一切使わず。駐車場だけ借りて、車内でじっとしていた。

なんせ、目下首都圏には緊急自宅宣言が出ている。埼玉県から⇒東京都⇒神奈川県の2都県またぎなどやってはいかん。しかし、新規感染者数では東京都も神奈川県もわが埼玉県に比べれば上位県。上位県への移動は許されるという勝手な理屈で(笑)またいで来た。

神奈川の高取山に登らねば、シモバシラが無くなる前に登らねばという緊急の登山なのだ。

 

宮が瀬ダムの駐車場へのゲート前に、午前9時きっかりに到着。

 

▲ この宮が瀬ダムの駐車場へ、てっきり前日車中泊できると思って昨日3時ごろにゲートに来た。

そもそもゲートがあるなんて知らなかった。「車中泊ダメ。朝の9時にならないと入れない」と門番さんに冷たく言われた。

今日通過する時に「駐車目的は登山だ、一人だ」と申告すると、「うむう・・大丈夫ですか?」と尋ねられててしまった。訳を聞くと。昨年の秋に、70代の登山目的の男性が戻らず、夜を通しての大捜索になってしまったのだと。「大丈夫だよ、オレは」「何時に、駐車場を出られますか?」と聞かれ2時頃と答えておいた。で、駐車許可証プレートをもらった。タイヘンなところに来てしまった(笑)。

 

 

▲ 許可証No1 の位置に停める。

後方の赤丸印の処が、登山口のはずだ。Googleストリートで調べてきたから分かる。

 

 

▲ 高取山への登山口。9:15AM

 

 

▲ 最初は、木製の階段がずっと続いた。かなりの急登。

一部は山道が細く、滑りやすいところもあった。ああいうところで滑落したら・・そりゃ大捜索だわな。気を引き締めねば、エイチオー、エイチオー。

 

 

▲ 木製階段が終わると、小さな平地に到着。

ああ、ここがブロ友のはなねこさんが、お目当てのシモバシラがあると12月に記事したところだな。

あたりをキョロキョロと探索したが、それらしきものは見当たらず。

 

▲ 有るのは「山ヒル注意」のタテカンだけ。

今は冬。ヒルはいないだろう。

 

いったん諦めて、帰りにもう一度探索しよう。

さらに登って、

▲ 見晴らしの良い展望地に出た。

下に見えるのが、宮ケ瀬湖。

宮ヶ瀬ダムは、東京都心から約50km、横浜や川崎の市街地から約40kmという近さの場所にある、首都圏最大級のダムです。このダムは皆さんの暮らしや安全を守るために、平成13年に神奈川県のほぼ中央を流れる相模川に注ぐ支流のひとつ、中津川に完成しました。
 この宮ヶ瀬ダム建設によって生まれた人造湖の宮ヶ瀬湖は、現在、神奈川県に欠かせない水源地となっています。(HPから)

7年前に 20年前にこの景観はできたものだ。まだ新しいね。

 

 

▲ 宮ケ瀬湖の後ろにたなびく山並みは丹波山系。

左端の比較的尖った山頂群は、地図的には

右手から、檜洞丸1601m、蛭が岳1673m、丹沢山1567m だろうが、どれがどれと同定できない。

 

▲ 気温は0度C。

一応、寒いのだが。

 

 

▲ また登っていく。

やはり、シモバシラなんぞ見つからない。

 

 

▲ おお、あの鉄塔は。

高取山の山頂に来た。

 

 

▲ 鉄塔の前には、神奈川のパノラマが広がるようだ。

 

 

▲ 高取山山頂。705m(しかないと笑ってはいけない)。10:39AM

 

 

▲ この鉄塔13mに登ってみたら、景色はもっとよく見えるはずだ。

と、上り始めてすぐ気が付いた。

オレは高所恐怖症だった。

それでも、なんとか赤印のあたりまでは、そろそろと鉄柵にしがみつきながら登った。てっぺんまでは・・行けなかった。

中途で、必死の想いで撮った写真が次だ。見てやってほしい。

 

▲ 左から

 

 

▲ 真ん中へ

丹沢の中心だろう。

 

▲ 右手へ

ちょうど真ん中の左右の山並みが折り重なるところに、甲斐駒がうっすらと見えるとはなねこさんは指摘しているが、ズームしてみたがこの日は見えなかった。(コンデジではね)

 

 

▲ 更に右手には

都心、横浜の方向だろう。

 

 

▲ 更に右手に回れば

もう太平洋の方か。

もう、よろしいでしょうか。鉄塔を早く下りたい(笑)。

 

 

さて、ここで立ち止まらず、尾根伝いに仏果山へ向かう。

上がったり、下りたりして

 

 

▲ あれが仏果山だろう。

 

 

▲ 仏果山(ぶっかさん)頂上。747m。11:30AM

お地蔵さんに囲まれている。

標識の字はもう読めない。

 

 

▲ この頂上にも、また13mの鉄塔があった。

しかし、鉄塔はかなり樹々に囲まれていてあまり景観は期待できないだろう・・ということにして、もう登りもしなかった。

ここで、昼食にしているグループの方がいた。

 

ボクもここで昼食にしても良かったが、気分的には高取山まで戻ってからにしたかった。

 

▲ はい、高取山へ引き返した。12:22PM

もちろん、食事の前は持参してきているアルコール除菌スプレーで、おててをキレイにしてからね。

 

 

▲ 目の前には再び、横浜ほか神奈川県下の町並み(だと思う)。

県またぎして来ているので他県はよくわからない。

 

 

▲ 正面をズームするが

都心? ヨコハマ?

 

後ろの鉄塔の上から笑い声がしてきた・・

 

▲ 先ほど、仏果山の頂上で昼食をしていたオバサンオジサン群が、バタバタと鉄塔の階段を登っていって、トップからあそこがランドマークだ、なんとかタワーだとやっていた。

あの人たちは、怖くないのだろうか。

 

いや、人には得て・不得手があって、ボクは高い所が得てじゃないというだけだ。

ボクの得手は・・・は、は、なんだろう?

あの、シモバシラが広がっていたとレポのあった辺りまで、再度戻ってきた。

 

▲ たんねんに、シモバシラ、シモバシラ とつぶやきながら探した。

が、やはりあるわけがない。

松茸でもないかな(笑)

 

はなねこさんの写真(ご許可済)によれば

▲ 枯れ葉のあいだに、白いモノがポツポツと見えるアレが、シモバシラ。

よくわからない?

白いモノを拡大すれば・・

 

▲ これがシモバシラ。

シモバシラはシソ科の花の名前。

シモバシラが生えていたところには、冬になると霜華英語版ができる。シモバシラのは冬になると枯れてしまうが、はその後長い間活動を続けるため、枯れた茎の道管に水が吸い上げられ続ける。そして、外気温が氷点下になると、道管内の水が凍って、茎から霜華ができる。この現象は、地中の根が凍るまで続く。(Wiki)

要は、涸れた茎が地中から水を吸い上げ続けて、それが地表に垂れ流れると凍って様々な形状の氷の華(はな)に成る、と言う道理だ。

12月中旬から1月上旬に見られるとどこかに書いてあった。少し遅かったのだろう。残念。

参考記事

シモバシラを見に 高取山と仏果山     2020.12.18 - はなねこ山 Ⅱ (goo.ne.jp)

 

 

 

▲ 駐車場に戻った。13:50PM

一応、ゲートの門番さんに「無事戻った」旨報告して、しばらく駐車場で休憩するから心配するなと言ってきた(笑)。

 

 

▲ 宮ケ瀬ダム湖を眺めながら

 

 

▲ 登山後のいつもの休憩。コーヒータイム。

アップルパイは一切れだけにしておいた。

いつもなら、このあと立ち寄り温泉に寄って、そのまま車中泊してしまうのだが。

コロナ禍では、立ち寄り湯にもおいそれと寄れない。

緊急自宅宣言下でもあり、休憩後は相模原ICから関越道にのってそのまま帰った。

1時間ほどで自宅へ戻る。

 

 

ここは