青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

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走っていきたくなります

哲学する京都

2017年05月01日 21時57分02秒 | 青い空の日は旅立(全般)
4月28日(金)

京都滞在5日目。
今日も晴れ。

京都の最終日の今日は、銀閣寺の方向だけに行こう。
京都御苑にクルマを停めて、今回初めて公共交通機関を利用した。

御所の北からまっすぐ東へ市バスで銀閣寺へ向かった。230円。



▲ 手前の銀沙灘(ぎんしゃだん)と円錐形の向月台。そして銀閣寺。

雨が降ったらこのさざ波の砂と、砂を盛った向月台は崩れはしまいか?

近くで掃除をされている方に疑問をぶつけてみた。

普通の雨では、崩れないらしい。
ただ向月台は月1で崩して、再度盛り砂をやるとのこと。

ふーん・・

展望台まで上がっていって銀閣寺を眺めて、また下りて銀閣寺を池越しに眺めるおきまりのコースで。



▲ 池越しから銀閣寺を撮る。

教科書等に掲載される銀閣寺はたいていこのアングルからだ。


銀閣寺の裏手に回ると、



▲ かなり軒下が傷んでいるねー。

銀閣寺といっても、(オール金箔の金閣寺とは違って)銀箔が施されているわけではない。

単なる木造張り。ボクの家といっしょ。

だから、自然に変色し、朽ちていく。

この簡素さ素朴さに、静かな気品を感じることこそが「わび・さび」の美意識だ(ホンマかいな)。


さあ、銀閣寺はよく分かった。
しかし、京都の最終日にわざわざココに来たのは、実は銀閣寺のためではない。

哲学の道を歩いてみたい、とdecoさんが所望したからだ。



▲ 哲学の道のスタート地点。

銀閣寺前から南の若王子神社まで疎水沿いに続く散策路だ。
明治時代に京大の哲学者・西田幾多郎がこの道を散策しながら思索にふけったことに由来する。

ボクも初めてだ。さあ、歩きましょうか。



▲ ソメイヨシノが疎水沿いに咲き誇るのだが、それはもうすっかり若葉に。

これは、牡丹 椿か?




▲ それでも、野草花はあちこちにある。






▲ 哲学の道の真ん中ごろには、八重桜がまだ咲いていた。

疎水の水がきれい。




▲ 数名が立ち止まっていた。

一人が釣り竿を疎水に垂れていて、聞いてみるとブラックバスがいるのだと。

目を凝らして水面をみると、ウン確かに大きな魚がいる。

ここから1時間ほど歩けばこの疎水の上流は琵琶湖につながっているとか。
琵琶湖からブラックバスが、ここまで繁殖してきたのだと。

Oh、No だね。




▲ 「アッ、あそこにもいるッ!」

decoさん、さかなはもういいから、哲学しようよ。

えーと、人間の歴史に、戦争は必然だろうか??

・・・


しかし、もう思索することはできず、昼飯に何を食べようか、道沿いにレストランはないか、ばかりを思索していた。

而して、この哲学の道は40分ほど歩いて終点に到着。・・・・・


そこから(京都御苑の南側へ至る)丸太町通を歩いて、通り沿いのホテルの和食レストランに入った。
おまちどうさま。




▲ 花御膳 1350エン

鯛茶漬けだ。他に桜エビかき揚げ、茶わん蒸しが付く。




▲ ボクはお腹が空いていたので、岡崎御膳 1,990エン

牛肉くわ焼き、天ぷら、造り、茶わん蒸し等々・・わらび餅まで付いた。

オイオイ大丈夫かよ。旅が始まってからもう2k体重増加してるよ。

いやいや、これが最後だから(笑)。


ううーッ、食った!
行こう!




▲ 通り道の平安神宮に寄って。

明治28年に創建だから歴史はない。
しかし広大な敷地に、巨大な鳥居と朱塗りのでかい建物だから、外人には受けるのだろう。
外人観光客が多かった。


ここから、市内中央の府庁舎近くの病院へ歩いていくのはちと無理だな。
で、循環する市バスに乗ったらルート番号を間違えて、延々1時間廻らされた(涙)。

この旅で4回目になる義弟の病気伺い・見舞い も終わった。
お大事にと願うだけだ。


さあ、京都での予定は全部終了!



▲ 終日なんどもお世話になった京都御所・御苑の駐車場 へ戻る。

なんとなく、名残惜しいね。

(駐車場に限りなく愛着を覚えてくるのがキャンカー乗りなのだ)

また来るよ。


ここから、これまた何度もお世話になった壬生温泉・はなの湯 へ向かって、一風呂浴びて、

薄暗くなった京都東ICで、名神高速道路に乗った。


今晩は、大津SAで車中泊だ。



翌日4月29日(土)の午後5時頃、無事帰宅。

旅期間:4月23日(日)~4月29日(土)

総走行距離:1070km