青い空とわたし

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花・座禅・地ビールの瑞牆山登山

2015年06月01日 23時28分42秒 | 同上 (山歩き)
5月30日(土)

瑞牆山荘近くの駐車場での朝。

4時半に目が覚める。晴れていることが射す陽で感じとれる。
ヨシッ、と寝床の中でつぶやく。



▲ 夜中にクルマが入ってきて、今はもうほぼ満車状態だ。




▲ 瑞牆山荘前の登山口を6時20分頃に出発。

朝早く目が覚めても出発するのは、ずいぶん後になるのはいつもの事。
朝食を摂って、身支度をし、体調を整えるのに充分時間を費やす。




▲ ミズナラ林の中、露岩の点在する斜面を登っていく。

ボクの前を、どこかのワンゲルの一団が歩いていく。
どうも新入生を加えての初訓練のようだ。
休憩時には、ミーティングをやっていた。




▲ 30分ほど登って、里宮神社が以前有ったところにくると、眼前に山影が現れた。

あれは、目指す瑞牆山(みずがきやま)2230m の岩峰だろう。
木立がジャマして、はっきりと山の全容が見えない。




▲ 富士見平に到着。

ここは、金峰山(きんぷさん)2599mへ上る道と、瑞牆山へ上る道の分岐点だ。
金峰山は数年前に大弛峠ルートから登ったから、今回はパス。瑞牆山に絞る。

ここにある富士見平小屋でトイレタイム。


瑞牆山の道標に従って、ほぼ平坦な道を進むと、再び瑞牆山の山容をかいま見れるところにきた。



▲ これじゃ、わからない。ちとズームすると、




▲ なるほど、ゴツゴツ、ニョキニョキの岩峰だ。

 瑞牆山のユニークな点は、その岩峰が樹林帯と混合しているところである。まるで針葉樹の大森林から、ニョキニョキと岩が生えているような趣である。(「日本百名山」)


山容が覗けるこの場所から、先に進むと山道は急降下していく。
天鳥川(あまとりがわ)の沢床へ下り立つ。
さらに進むと、眼前この大岩が。




▲ 桃太郎岩

花崗岩の大岩がぱっくりとふたつに割れている。
桃は、言い得手妙だ。
岩の下に登山者が立っているからサイズを比べてほしい。




▲ この桃太郎岩の右脇を通って、階段を登っていく。

岩の下方を何本もの丸太で(転がらないように)支えているのは、ご愛嬌だ。


更に、針葉樹林帯の中を登っていくと、こんな花が・・




▲ これは、花のつぼみが開いたばかりのだろう。

スプーン状の大きな楕円の葉が囲む真ん中に、紅い肉厚の花が。
この花が開くと・・・




▲ こんな可憐なピンク色の花になるのだ。

信じられないねー。




▲ この花は、登山道の両脇に群生しているようだ。





▲ その花の名は、

立てばシャクナゲ、座れば・・ (笑)

6月中旬から下旬にかけての開花シーズンには、この登山道はこの可憐な花のトンネルになるようだ。
見頃はこれからだ。



▲ 朝露が光る、シャクナゲの花びら。

綺麗だねー。


一方、急斜面は続いていく。



▲ 鎖やロープをたどって、岩の上を進むところが出てきた。

4肢全部を使って登っていく。




▲ あ、富士山も顔を出して・・

今日は、快晴。いい天気だ。ラッキー。


林の間から、そそり立つように大きな岩が、



▲ 大ヤスリ岩

真下から見上げると、大きいよー。


大ヤスリ岩の右から、岩場を登ると瑞牆山の山頂下につく。
ここで、北側を回り込むように更に登ると、




▲ この先はなんとなく頂上っぽい、輝きが・・




▲ 頂上だ。9:17。

登山口から3時間だった。




▲ 来たね。ミ・ズ・ガ・キ やま。




▲ 山頂は大きな岩の上といった感じ。

来る人、来る人、例外なく先ず「わーっ!」という感嘆の声をあげる。


右側から、大パノラマを眺めていくと、




▲ ゴツゴツの岩峰群が。山にも東尋坊があるとは知らなかったよ。




▲ そして、金峰山の方向。

ニョキと尖がっている岩みたいなのは、五丈岩だろうか。




▲ 富士山。

左側に少し雲がかかってきたかな。




▲ 正面。向こうに見えるのは南アルプス。甲斐駒ケ岳がどれかだが・・。

まだ、少し雪が残っているようだ。

手前の青い山脈もいいねー。




▲ 左側は、そう八ヶ岳連峰だよ。

一段高い尖がった山は、主峰・赤岳だろう。




▲ 再度、正面を見据えると

先ほど見上げた、大ヤスリ岩の先端がニョッキリと。
もっと覗いてみたいが、正面はこの先、大絶壁だから怖くてもう身を乗り出せない。

なのに、正面の岩に座って、



▲ 座禅をやっている二人。

キミたちー、居眠りしたら落ちるよ。




▲ はたまた、富士山に向かって、頭を下げている若者もいる・・


この大パノラマの感動は、色んな行動に人を駆り立てるようだ(笑)。


山頂には、昼食もとって、コメントの返信までして、1時間余りいた。

暑くも寒くもなく、快適な空間と時間だった。


それでも、10時半ごろに下山開始した時、山頂は登ってきた人で、ごったがえしていたよ。

週末だからか、登山者は明らかに若い人が多い。
ストックを使っている人も殆どいない。

岩場が続く山だからだろう。ここで、こけると骨が弱ければ、即骨折につながる。
ご同輩の皆さん、気をつけましょう(^^)。






▲ 帰りに見上げると、イワカガミ。

岩の前に生えていて文字通り、イワカガミ。ここだけだったと思う。
これからもっと見られるようになるのだろう。


来るとき、瑞牆山の山容を眺めたところに、戻ってきた。
このコースでは、遮られず山の全容を眺められる所は、無いようだ。




▲ 先ほどとは、少し角度を変えて眺めよう。




▲ 一番左側のとんがり岩が、あの大ヤスリ岩だ。

大ヤスリ岩の右側下を巻いて、右横の岩峰(頂上だと思う)の裏側を巻いて、頂上の岩に立ったという感じか。

神様はこの岩峰(瑞牆)に護られて、どこに住んでおられるのだろうか。


富士見平小屋まで下りてきた。



▲ 「山小屋初の地ビール」「富士見平小屋ビール」

うむー・・ ゴクッ。




▲ 小屋に入っていって、「チョーダイ」

800円だった。




▲ 富士見平小屋ビール

このphotoの焦点は、目を凝らしてみても、左ふちの女性に合わせてないよ。
焦点は、もちろん右はしの地ビールにフォーカスロックしたもの。

錫杖先生、カード型コンデジでも、そこそこボカシができますね。(エヘン)


え、地ビールのお味は?

Super! 濃い味、すっきり飲んでしまうね。

ここからの帰りは、こけるといけないので、登山道を降りるのではなくて、林道を巻いて帰った。




▲ 1時ちょっと前に、駐車場に戻る。

駐車場への道は、ビッシリ両サイドがクルマが路上駐車されていた。

前夜泊していて良かった。
けさ、来ていたのでは恐らくボクのクルマでは停められなかっただろう。

このあと、クルマの中でスタバフレンチロースト淹れて休憩。
それでも、疲れで居眠りに入る・・・
従って記事も休止(^^;


【続く】