5月30日(土)
瑞牆山荘近くの駐車場での朝。
4時半に目が覚める。晴れていることが射す陽で感じとれる。
ヨシッ、と寝床の中でつぶやく。
▲ 夜中にクルマが入ってきて、今はもうほぼ満車状態だ。
▲ 瑞牆山荘前の登山口を6時20分頃に出発。
朝早く目が覚めても出発するのは、ずいぶん後になるのはいつもの事。
朝食を摂って、身支度をし、体調を整えるのに充分時間を費やす。
▲ ミズナラ林の中、露岩の点在する斜面を登っていく。
ボクの前を、どこかのワンゲルの一団が歩いていく。
どうも新入生を加えての初訓練のようだ。
休憩時には、ミーティングをやっていた。
▲ 30分ほど登って、里宮神社が以前有ったところにくると、眼前に山影が現れた。
あれは、目指す瑞牆山(みずがきやま)2230m の岩峰だろう。
木立がジャマして、はっきりと山の全容が見えない。
▲ 富士見平に到着。
ここは、金峰山(きんぷさん)2599mへ上る道と、瑞牆山へ上る道の分岐点だ。
金峰山は数年前に大弛峠ルートから登ったから、今回はパス。瑞牆山に絞る。
ここにある富士見平小屋でトイレタイム。
瑞牆山の道標に従って、ほぼ平坦な道を進むと、再び瑞牆山の山容をかいま見れるところにきた。
▲ これじゃ、わからない。ちとズームすると、
▲ なるほど、ゴツゴツ、ニョキニョキの岩峰だ。
瑞牆山のユニークな点は、その岩峰が樹林帯と混合しているところである。まるで針葉樹の大森林から、ニョキニョキと岩が生えているような趣である。(「日本百名山」)
山容が覗けるこの場所から、先に進むと山道は急降下していく。
天鳥川(あまとりがわ)の沢床へ下り立つ。
さらに進むと、眼前この大岩が。
▲ 桃太郎岩。
花崗岩の大岩がぱっくりとふたつに割れている。
桃は、言い得手妙だ。
岩の下に登山者が立っているからサイズを比べてほしい。
▲ この桃太郎岩の右脇を通って、階段を登っていく。
岩の下方を何本もの丸太で(転がらないように)支えているのは、ご愛嬌だ。
更に、針葉樹林帯の中を登っていくと、こんな花が・・
▲ これは、花のつぼみが開いたばかりのだろう。
スプーン状の大きな楕円の葉が囲む真ん中に、紅い肉厚の花が。
この花が開くと・・・
▲ こんな可憐なピンク色の花になるのだ。
信じられないねー。
▲ この花は、登山道の両脇に群生しているようだ。
▲ その花の名は、
立てばシャクナゲ、座れば・・ (笑)
6月中旬から下旬にかけての開花シーズンには、この登山道はこの可憐な花のトンネルになるようだ。
見頃はこれからだ。
▲ 朝露が光る、シャクナゲの花びら。
綺麗だねー。
一方、急斜面は続いていく。
▲ 鎖やロープをたどって、岩の上を進むところが出てきた。
4肢全部を使って登っていく。
▲ あ、富士山も顔を出して・・
今日は、快晴。いい天気だ。ラッキー。
林の間から、そそり立つように大きな岩が、
▲ 大ヤスリ岩。
真下から見上げると、大きいよー。
大ヤスリ岩の右から、岩場を登ると瑞牆山の山頂下につく。
ここで、北側を回り込むように更に登ると、
▲ この先はなんとなく頂上っぽい、輝きが・・
▲ 頂上だ。9:17。
登山口から3時間だった。
▲ 来たね。ミ・ズ・ガ・キ やま。
▲ 山頂は大きな岩の上といった感じ。
来る人、来る人、例外なく先ず「わーっ!」という感嘆の声をあげる。
右側から、大パノラマを眺めていくと、
▲ ゴツゴツの岩峰群が。山にも東尋坊があるとは知らなかったよ。
▲ そして、金峰山の方向。
ニョキと尖がっている岩みたいなのは、五丈岩だろうか。
▲ 富士山。
左側に少し雲がかかってきたかな。
▲ 正面。向こうに見えるのは南アルプス。甲斐駒ケ岳がどれかだが・・。
まだ、少し雪が残っているようだ。
手前の青い山脈もいいねー。
▲ 左側は、そう八ヶ岳連峰だよ。
一段高い尖がった山は、主峰・赤岳だろう。
▲ 再度、正面を見据えると
先ほど見上げた、大ヤスリ岩の先端がニョッキリと。
もっと覗いてみたいが、正面はこの先、大絶壁だから怖くてもう身を乗り出せない。
なのに、正面の岩に座って、
▲ 座禅をやっている二人。
キミたちー、居眠りしたら落ちるよ。
▲ はたまた、富士山に向かって、頭を下げている若者もいる・・
この大パノラマの感動は、色んな行動に人を駆り立てるようだ(笑)。
山頂には、昼食もとって、コメントの返信までして、1時間余りいた。
暑くも寒くもなく、快適な空間と時間だった。
それでも、10時半ごろに下山開始した時、山頂は登ってきた人で、ごったがえしていたよ。
週末だからか、登山者は明らかに若い人が多い。
ストックを使っている人も殆どいない。
岩場が続く山だからだろう。ここで、こけると骨が弱ければ、即骨折につながる。
ご同輩の皆さん、気をつけましょう(^^)。
▲ 帰りに見上げると、イワカガミ。
岩の前に生えていて文字通り、イワカガミ。ここだけだったと思う。
これからもっと見られるようになるのだろう。
来るとき、瑞牆山の山容を眺めたところに、戻ってきた。
このコースでは、遮られず山の全容を眺められる所は、無いようだ。
▲ 先ほどとは、少し角度を変えて眺めよう。
▲ 一番左側のとんがり岩が、あの大ヤスリ岩だ。
大ヤスリ岩の右側下を巻いて、右横の岩峰(頂上だと思う)の裏側を巻いて、頂上の岩に立ったという感じか。
神様はこの岩峰(瑞牆)に護られて、どこに住んでおられるのだろうか。
富士見平小屋まで下りてきた。
▲ 「山小屋初の地ビール」「富士見平小屋ビール」
うむー・・ ゴクッ。
▲ 小屋に入っていって、「チョーダイ」
800円だった。
▲ 富士見平小屋ビール。
このphotoの焦点は、目を凝らしてみても、左ふちの女性に合わせてないよ。
焦点は、もちろん右はしの地ビールにフォーカスロックしたもの。
錫杖先生、カード型コンデジでも、そこそこボカシができますね。(エヘン)
え、地ビールのお味は?
Super! 濃い味、すっきり飲んでしまうね。
ここからの帰りは、こけるといけないので、登山道を降りるのではなくて、林道を巻いて帰った。
▲ 1時ちょっと前に、駐車場に戻る。
駐車場への道は、ビッシリ両サイドがクルマが路上駐車されていた。
前夜泊していて良かった。
けさ、来ていたのでは恐らくボクのクルマでは停められなかっただろう。
このあと、クルマの中でスタバフレンチロースト淹れて休憩。
それでも、疲れで居眠りに入る・・・
従って記事も休止(^^;
【続く】
瑞牆山荘近くの駐車場での朝。
4時半に目が覚める。晴れていることが射す陽で感じとれる。
ヨシッ、と寝床の中でつぶやく。
▲ 夜中にクルマが入ってきて、今はもうほぼ満車状態だ。
▲ 瑞牆山荘前の登山口を6時20分頃に出発。
朝早く目が覚めても出発するのは、ずいぶん後になるのはいつもの事。
朝食を摂って、身支度をし、体調を整えるのに充分時間を費やす。
▲ ミズナラ林の中、露岩の点在する斜面を登っていく。
ボクの前を、どこかのワンゲルの一団が歩いていく。
どうも新入生を加えての初訓練のようだ。
休憩時には、ミーティングをやっていた。
▲ 30分ほど登って、里宮神社が以前有ったところにくると、眼前に山影が現れた。
あれは、目指す瑞牆山(みずがきやま)2230m の岩峰だろう。
木立がジャマして、はっきりと山の全容が見えない。
▲ 富士見平に到着。
ここは、金峰山(きんぷさん)2599mへ上る道と、瑞牆山へ上る道の分岐点だ。
金峰山は数年前に大弛峠ルートから登ったから、今回はパス。瑞牆山に絞る。
ここにある富士見平小屋でトイレタイム。
瑞牆山の道標に従って、ほぼ平坦な道を進むと、再び瑞牆山の山容をかいま見れるところにきた。
▲ これじゃ、わからない。ちとズームすると、
▲ なるほど、ゴツゴツ、ニョキニョキの岩峰だ。
瑞牆山のユニークな点は、その岩峰が樹林帯と混合しているところである。まるで針葉樹の大森林から、ニョキニョキと岩が生えているような趣である。(「日本百名山」)
山容が覗けるこの場所から、先に進むと山道は急降下していく。
天鳥川(あまとりがわ)の沢床へ下り立つ。
さらに進むと、眼前この大岩が。
▲ 桃太郎岩。
花崗岩の大岩がぱっくりとふたつに割れている。
桃は、言い得手妙だ。
岩の下に登山者が立っているからサイズを比べてほしい。
▲ この桃太郎岩の右脇を通って、階段を登っていく。
岩の下方を何本もの丸太で(転がらないように)支えているのは、ご愛嬌だ。
更に、針葉樹林帯の中を登っていくと、こんな花が・・
▲ これは、花のつぼみが開いたばかりのだろう。
スプーン状の大きな楕円の葉が囲む真ん中に、紅い肉厚の花が。
この花が開くと・・・
▲ こんな可憐なピンク色の花になるのだ。
信じられないねー。
▲ この花は、登山道の両脇に群生しているようだ。
▲ その花の名は、
立てばシャクナゲ、座れば・・ (笑)
6月中旬から下旬にかけての開花シーズンには、この登山道はこの可憐な花のトンネルになるようだ。
見頃はこれからだ。
▲ 朝露が光る、シャクナゲの花びら。
綺麗だねー。
一方、急斜面は続いていく。
▲ 鎖やロープをたどって、岩の上を進むところが出てきた。
4肢全部を使って登っていく。
▲ あ、富士山も顔を出して・・
今日は、快晴。いい天気だ。ラッキー。
林の間から、そそり立つように大きな岩が、
▲ 大ヤスリ岩。
真下から見上げると、大きいよー。
大ヤスリ岩の右から、岩場を登ると瑞牆山の山頂下につく。
ここで、北側を回り込むように更に登ると、
▲ この先はなんとなく頂上っぽい、輝きが・・
▲ 頂上だ。9:17。
登山口から3時間だった。
▲ 来たね。ミ・ズ・ガ・キ やま。
▲ 山頂は大きな岩の上といった感じ。
来る人、来る人、例外なく先ず「わーっ!」という感嘆の声をあげる。
右側から、大パノラマを眺めていくと、
▲ ゴツゴツの岩峰群が。山にも東尋坊があるとは知らなかったよ。
▲ そして、金峰山の方向。
ニョキと尖がっている岩みたいなのは、五丈岩だろうか。
▲ 富士山。
左側に少し雲がかかってきたかな。
▲ 正面。向こうに見えるのは南アルプス。甲斐駒ケ岳がどれかだが・・。
まだ、少し雪が残っているようだ。
手前の青い山脈もいいねー。
▲ 左側は、そう八ヶ岳連峰だよ。
一段高い尖がった山は、主峰・赤岳だろう。
▲ 再度、正面を見据えると
先ほど見上げた、大ヤスリ岩の先端がニョッキリと。
もっと覗いてみたいが、正面はこの先、大絶壁だから怖くてもう身を乗り出せない。
なのに、正面の岩に座って、
▲ 座禅をやっている二人。
キミたちー、居眠りしたら落ちるよ。
▲ はたまた、富士山に向かって、頭を下げている若者もいる・・
この大パノラマの感動は、色んな行動に人を駆り立てるようだ(笑)。
山頂には、昼食もとって、コメントの返信までして、1時間余りいた。
暑くも寒くもなく、快適な空間と時間だった。
それでも、10時半ごろに下山開始した時、山頂は登ってきた人で、ごったがえしていたよ。
週末だからか、登山者は明らかに若い人が多い。
ストックを使っている人も殆どいない。
岩場が続く山だからだろう。ここで、こけると骨が弱ければ、即骨折につながる。
ご同輩の皆さん、気をつけましょう(^^)。
▲ 帰りに見上げると、イワカガミ。
岩の前に生えていて文字通り、イワカガミ。ここだけだったと思う。
これからもっと見られるようになるのだろう。
来るとき、瑞牆山の山容を眺めたところに、戻ってきた。
このコースでは、遮られず山の全容を眺められる所は、無いようだ。
▲ 先ほどとは、少し角度を変えて眺めよう。
▲ 一番左側のとんがり岩が、あの大ヤスリ岩だ。
大ヤスリ岩の右側下を巻いて、右横の岩峰(頂上だと思う)の裏側を巻いて、頂上の岩に立ったという感じか。
神様はこの岩峰(瑞牆)に護られて、どこに住んでおられるのだろうか。
富士見平小屋まで下りてきた。
▲ 「山小屋初の地ビール」「富士見平小屋ビール」
うむー・・ ゴクッ。
▲ 小屋に入っていって、「チョーダイ」
800円だった。
▲ 富士見平小屋ビール。
このphotoの焦点は、目を凝らしてみても、左ふちの女性に合わせてないよ。
焦点は、もちろん右はしの地ビールにフォーカスロックしたもの。
錫杖先生、カード型コンデジでも、そこそこボカシができますね。(エヘン)
え、地ビールのお味は?
Super! 濃い味、すっきり飲んでしまうね。
ここからの帰りは、こけるといけないので、登山道を降りるのではなくて、林道を巻いて帰った。
▲ 1時ちょっと前に、駐車場に戻る。
駐車場への道は、ビッシリ両サイドがクルマが路上駐車されていた。
前夜泊していて良かった。
けさ、来ていたのでは恐らくボクのクルマでは停められなかっただろう。
このあと、クルマの中でスタバフレンチロースト淹れて休憩。
それでも、疲れで居眠りに入る・・・
従って記事も休止(^^;
【続く】