初日に一度訪れたさかざきちはるの世界展。
(関連記事:さかざきちはるの世界展 チーバくんとなかまたち(市川市芳澤ガーデンギャラリー))
今日、再訪したのは他でもありません。
さかざきちはるさんのギャラリートークとサイン会が開催されるとのことで行ってきました。
まずは朝に並んで整理券を頂いてきました。
サイン会は当初は1回のみの予定だったのが数日前にさかざきさんのホームページ(http://sakazakichiharu.com/)を見たところ、午前午後の2回に増えておりました。
わたしは午後の部に参加するのでいったん会場を後にしました。
そしてお昼くらいに再び訪れたところ、なんとチーバくんのピンバッジのガチャガチャは売切!!
まずは自由に参加できるギャラリートークから。
※学芸員さんを通じて写真掲載についてはさかざきさんの了解を頂いております。後ほど登場する青、黄、緑のキャラは載せてしまってよいか気になったので確認したところOKを頂きました。
みてください!この光景!初日はゆったりとしていたこのスペースがこんなにひとでいっぱいになるとは驚きです!
そして想定外のうれしいものを頂いちゃいました。
「チーバくんのできるまで」
なんと今回のギャラリートークのためだけに制作されたものなのだそう。これにはびっくりしました。
ほんとにこの中身はまさにテキストでこれと同じ図版をプロジェクターで投影し、さかざきさんが説明するというスタイル。
さてまずは千葉県の国体のキャラクターのコンペに参加した頃のお話からはじまりました。
当初はなのはなをイメージしたキャラクターも考えてみたものの、国体のスポーツのイメージではないと。
なんとなく千葉県の形を見ていたところだんだんこれが動物の見えてきたのだそう。
野田市は鼻っぽい。でも、銚子市が鼻というのもあり。
>>で、考えた結果、野田市のほうを採用。
浦安市のところはちょこんと出てて、舌のようにもまたお髭のようにも見える。
>>髭はなんとなくおじさんのイメージでスポーツだと動きが悪いかと。そこで舌に。
というような2択がたくさんあってそれをチャートにしたのがこちら。
なるほど!
キャラクター制作を図式化してこういうふうになるとは思いもよらず。
さかざきさん曰く、人生は日々選択両方を選ぶことは出来ない。人生とキャラクター作りは似てるのかなあと。
ということでこのあと、上記のチャートの実現しなかった枝分かれの先のキャラクターを見せていただきました。
その① チーバさん(←だったかと思う。)
なんとお髭でブルーのボディ!ダンディすぎます。舌だとかなりやんちゃなイメージですがそれとは間逆ですよね。
その② チバ太郎
うわー、なんかもうこうなるとまるで別のキャラですね。性格がまるで違ってきそうです。
からだをもしもいまのようにふっくらさせずにシャープにしていたらというものでした。
その③ チバティ
銚子市が鼻だったら。
うわー!これはあり。なんかいそうなキャラだし好感触を持ちました~。
よくぞここまでやってくださいました!
ここまで構成を詰められてきちんと見せていただけて感無量です。
今日は震災からちょうど1年。
当初、ギャラリートークをこの日程で行ってよいものかさかざきさんは悩まれたそうです。
でも、自分に出来ることはキャラクターづくりでみんなを励ますことなのだからやれることをやろうと。
そう思い至ったとのことです。
さかざき先生、お疲れ様でした~。
さてさて、この後はお待ちかねのサイン会。
でも、まだちょっと時間があったのでいつものさかざきペンギンでつながってるひとたちと楽しくお話。
あと、会場にはこんなものも。
なんと折り紙で作ったチーバくん。どなたが作られたのだろう。ほんとよく出来てました~。
そしていよいよサイン会が始まります。
整理券はこんなふう。
なんとこの3つのキャラクターのうちひとつをその場で描いていただけるというもの。
クウネルくん、カクカクシカジカ、ペンギンくん。
うーむ、相当に悩んで決めました。
実は持ってなかったクウネルくんの本。
というわけでサインはこんなふう。
目の前でさらさらと描くさまはやはりなんとも不思議。
これだけ街中で目にするキャラクターをさかざきさんが描かれているのだなあと当たり前のことをものすごく実感するのです。
ここ芳澤ガーデンはその名のとおりお庭も素敵。ちょうど梅が見ごろでした。天気も晴れて気持ちよかったです。
これはおまけ。
市川駅から会場へ向かう途中にある道路で目にした看板。
ガーデニングシティいちかわ。
こんなところにもチーバくんが!
親しまれるキャラクターとしてこれからも頑張ってもらいたいですね~。
3/25まで。必見です!
9:30~16:30(入館は16:00まで) 月曜休館日
詳細情報はこちら↓
http://www.tekona.net/event/detail.php?id=4994
ペンギンゴコロ | |
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文溪堂 |
クウネルがゆく (クウネルの本) | |
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マガジンハウス |
イラストのこと、キャラクターデザインのこと。 | |
クリエーター情報なし | |
ビー・エヌ・エヌ新社 |
チーバくんの仲間としてチーバさんやチバ太郎さん、チバティさんが今後登場してもおもしろいなと思いました。
楽しいトークショーでした。
バショウカジキは並ぶのが遅かったので、トークショーだけ前方で立って聴講し、イラストを描くさかざきちはる先生の手元も間近で見つめていました。目の前でさらさらと仕上げるその様子を驚いて見つめる方々の感嘆の声をたくさん耳にしました。
そうそう、そうだよ、さかざきちはる先生ってすごいんだぜ~と心の中で共感しておりました。
あおひーさんだからこそここまで徹底された記事がかけるのかと。
読んでいて勉強になりました。
サインとクウネル君羨ましい!折り紙もすごいですね。
チバティすっごいかわいいけどほぼにちのキャラに少し似てますねwwwちーば君に落ち着いてよかったよかった^^
>チーバさんでしたよ~。
確認ありがとうございます。助かります!
ほんと他のキャラも一緒に登場するのも面白いですよね~。
>そうそう、そうだよ、さかざきちはる先生ってすごいんだぜ~と心の中で共感しておりました。
ええ、わたしも同じ気持ちで見ちゃいますね~。
>aiさん
わたしの記事はかなり内容にムラがありますね~。
やはり、さかざきさんのこととなると気合が入ります。
>ちーば君に落ち着いてよかったよかった
ですよね~。
にしてもこうやってデザインが決定してくまでをご自身で分析できるのはすごいことだなあと。
ここまで構成をきちんと立ててお話される方ってあんまりお目にかかったことがないので~。
えきねっとの通販で販売予定のペンギンラッピング電車の模型を購入しようか迷ってます。〔笑〕
(^o^;)
ゴルフカバー、わたしはなかなかよいなと思いましたよ。
模型、、、むかーし、かなりヘビーにハマったほうなので危険危険(笑)
私は、2012年3月11日は、別に午後予定が入っており、この講演会、当初から行けないと決めてかかっていました。午前にもう一つ設定されたのに気付かないままだったのは悔やまれます。
詳細な記事を読ませていただく事が出来て、嬉しく思いました。
柏レイソル・サポとしちゃ(ジェフ千葉・サポも同じ思いでしょうが)、黄色で無かったのは残念ですけど、チーバくんを単に黄色にしても、少し感じが異なって来ますね。不思議な事です。帰路だと千葉太郎になってしまう理由も、お話されていたのかなぁ?
ありがとうございます。
色味だけでもだいぶ印象が異なりますよね。
黄色というのは菜の花の色だったのでチーバくんの色味の候補のうちのひとつだったそうですよ。