詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

踊る君 8 

2006年02月01日 | こころ寄り

踊る君の影を纏うことはもうしないよ
君の軌跡が放つ僅かな風に僕はもう
耐えられなくなったんだ

君の居ない朝に
部屋に
街に
薫り続ける君の白いドレスももう僕の中では揺らせない

君が永遠の風になって流れてゆく
僕の知らない空を君は踊り続けるんだ

美しい君
君は君の白いドレスで
僕は僕の青い吐息で
廻り続けよう

いつか白い回廊で出会ったら
僕は笑って言うんだ

やあ
元気かい

てね。

  L氏の作品に



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