詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

フィールド

2007年12月10日 | 白い小石-M君の。

君の死のフィールドに行って
わたしは何しよう
君の好きな白い色の花を沢山買って
そこへ置いて          

君の死の景色をしっかりと脳に刻まなきゃね
その土にひれ伏して君に許しを乞うてみるよ
許しを期待するものではないけれど

そこにある落ち葉の一枚を持って帰って  
一生胸に置くよ           

君にしてあげたかった全ては無になって 
君へ願うことも持ってかれて  
祈りになんて意味はなくて 
君が死んだことだけが真実

君の絶望は消して手放さない
わたしの罪と君の死を
共に背負うよ
君の死に寄り添うよ
君の絶望を内包するよ

その時まで。

2007.12.9



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