うつろ

うつろだわ
目に映る全てのものが
うつろ
耳に入る全ての音が
かかわる全てが
うつろ

あなたのせいじゃない
わたしの
みょうちきりんな心のせいです

好きなまま

わたしの気持ちは
あなたが好きなまま
気持ちを
遊ばせてくれたらいいのに
あなたの世界に帰りついて
落ち着くわたしなのだから

しあわせ

ねえ？
あなたが好きよ
とっても好き
何も言わなくたっていい
瞳で感じて
ほほえみを受けて
ほほえみを返して
しあわせだわ
わたし
しあわせ
最高の
一瞬
あなたがいい
子供みたいだけど
あなたがいい

ずっとつらい

あなたに逢えないのは我慢する
その間ずっと夢を見ていられるから
あなたにくぎを刺された方が
ずっとつらい
夢もぐじゃぐじゃに壊れてしまうから
逢えなくたっていい
夢の中に帰れるから
その夢を見続けて
生きてゆけるから
あなたに言われる方が
ずっとつらい
ずっと悲しい

ニコニコ

あなたはわたしに対して
自分のことをそんなに気にしなくたっていい
あなたはあなたのペースで
あなたのいいようにしていけばいい
わたしはいくらでもそれに合わせることが出来るし
ついてもいきたい
無理を言いたくなったら
子供みたいに
書きたいだけ書いて
それをあなたに読ませて
さっぱりしちゃうから
もしかしたら会った時に言うかもしれないし
でもそれはただすねてるだけ
甘えてるだけ
幼いもんです
そんな時はあなたに
よしよしって
いい子いい子してもらえれば
それでもうニコニコ
他愛もないの
とにかくね
わたしはあなた！
それだけ！！

所有

あなたこそやさしい
わたしを自由にさせてくれる
わたしの喜びがあなたの喜び
わたしが感じる時
あなたの心にほほえみが満ち渡ってゆく
あなたこそやさしいの

でも
それよりも

わたしはあなたに所有されたい
鷲掴みに
傷にまみれていい

前触れもなく
あっけなくていい

わたしの心は
あなたの心に所有されたい

あなたのものになりたい
あなたのわたしに
なりたい

タバコ

あなたを想いつつ
タバコを吸っています
会えないやるせなさを
煙にして
ためいきめいて
焼けつく吐息が
たまってしまわないように
家族の前でも
さりげなく
つけるように
タバコでカムフラージュするんです

だからって
心配しないでくださいね
わたしはあなたに
恋
なのだから

あなたを想いつつ
タバコを吸っています

煙がこみ上がってゆく
想いが
立ち込めてゆく

あなたの愛

今までひとり生きてきて
休むイスのなかったあなたを
わたしがしっかり抱きしめてあげる
あなたの
愛を失くした可哀そうな心は
わたしの愛で包んであげる
守ってあげる
いつでもわたしの胸に顔をうずめて
瞳を閉じて
安心しきって眠っていいの
わたしの愛は惜しみなく
あなたひとりに注がれるためのもの
わたしはあなたと愛しあうために
今まで何度も壊れては再生されて
生き付いてきたのだわ
じゃなかったらとっくに死んでる
あなたに会うためでなかったら。
わたしの愛は
あなたひとりに捧げるためのもの
たとえ神のお怒りに触れてしまっても
わたしの心をあなたから
引き離すことはできない
何人であろうとも
永遠に

だってわたしは
あなたの愛
そしてあなたは
わたしの愛
　　　　　　　X X． ３．１１ am８：４５

つらいこと

つらいのは
あなたへの喜びを
人々の前で押さえなければならないこと
あなたと言葉をかわしたあとの
あの無邪気な赤ん坊の純真無垢なはしゃぎようを
押さえなければならないこと
こんなに唯一無二の
命だっていとわなく想うほどのあなたを愛する気持ちを
人間社会の中にあって
押さえなければならないなんて
わたしたちの極限の愛と
わたしたちを取り巻く周りと
いったいどちらが
自然なのか
不自然なのか
何故なのわたしたち
出逢ってしまって
本物なのに
真実なのに
ただ一人の
人なのに。
　　　　　　　　　　　　　　１９ＸＸ．３．１３　pm２：３８

切りがない

切りがない
本当に
切りがない
あなたを想うのは

眠るのも忘れ
空腹も忘れ
疲れさえ忘れて
あなたに想いを寄せる

意識が遠く点になるまでも
続く限りは
あなたのことを想っている

わたしの感性の全てで
あなたに逢いに行きたい
わたしの感性の全ては
あなたに向いている
　　　ＸＸ．３．４　pm５：００

あなたにだけ

今心の中で
あなたに
いままでのつらいこと
話していたら
涙が出てきて
ひとしきり
泣いていました

あなたにだけ
こんなことが言える
いくら心の中だけだって
あなたにだけ
言うことができる

神様にだって
素直に言えたことはなかったのに
　　　　　１９ｘｘ．３．９　am１０：３６

あなたが少し触れるだけで

あなたがくちびるにKISSしたら
どうしようかと思っていたの
言葉も出ないし
顔も見れない
体だって
かたまってしまって
動かない
ただ
吐く息だけが
熱くて
あなたに少し触れられるだけで
わたしは
うろたえて
震えて
もう　
バラバラに
壊れてしまいそう
　　　１９ＸＸ．３．９　am２：４７

あなただけ

わたしが眠りにつく時は
必ず
あなたがいる

そして目覚める時も
あなたは側にいてくれる

あなたが好き
あなたじゃなきゃ嫌
あなたがいい

あなた
ひとり
　　ｘｘ．３．８　am８：５２

二人だけ

山の中
あなたとわたしが
座っている
光太郎の詩の情景が胸をよぎる
自然に囲まれた
緑ばかりの緑
風
二人

わたしがあれほど焦がれた世界が
今展開している
信じられない近さで
あなたがわたしを見ている
わたしだけを

このまま気が遠くなってしまいそうな
わたしの熱い吐息を
風がはやばやと運んでゆく

あとに残るのは
本当の無人と
二人だけ

あなたと
わたし
　　　　　１９xx．３．８　am８：１７

身を焦がす

しめった
苔むす石段
登ってゆく

風
吹いている
木
踊ってる
陽ざし
雲間の隙間
点在する別荘
無人
枯れ草の上
あなたとわたし
背中は茂み
前は
山
わたし
微熱
胸
乱れる
吐息
熱く
体
動かない
あなたが
触れる
手に
くちづけを
わたし
乱れる
あなた
触れるたび
胸
乱れる
あなたの顔
見ることできない
見たら
どうにかなってしまう

あなた
好き
とっても
好き

あなたのブレザーに
わたしのくちびるが・・・
あなたがわたしを
抱く
強く
いとおしく
狂おしく
抱きしめる
わたし
めまい
呼吸
乱れる
胸
壊れそう
あなたが
いる
こんなに
ぴったりと
息もできないくらい
いる

深夜
一人
あなた
の
写真
に
顔
うずめる
胸
に
きつく
抱きしめる

焼けつく
吐息
ああ

・・・
・・・
　　　X X．３．８　am４：０５