久しぶりに犬養万葉記念館へ行ってきました。
門前で、車椅子に乗った犬養先生がお迎えです。
そっくりの人形に御挨拶して入館しました。
先生がご存命で、まだご自分の足で、明日香路を巡った2月11日の、毎日放送の浜村淳さんの番組で、毎年
犬養先生の独特の犬養節で、万葉歌をその地その地で、詠唱してい頂きながらの
ラジオウォークは毎年参加を楽しみにしていました。
甘樫丘に登った時には、「皆さん明日香風の中に、身を置いて万葉の世界を共感してみましょう。」とおっしゃったのを思い出しながら、
この「あすか風」の石碑を眺めました。
万葉集を独特の抑揚で詠唱する犬養節は、ビデオ映像で聞くことができます。
また、書斎も再現されていますし、図書室には犬養先生の蔵書など約8000冊を収蔵されていますので、万葉の世界で
終日過ごすことができます。
コーヒーコーナーでゆっくりとお庭を眺めてこの日は、親友のkちゃんと過ごしました。
「万葉は 青春の いのち」と揮毫された先生の言葉が刻まれています。
入館は無料で、万葉歌の好きな人にとっては、素敵な憩いの場であり学びの場であり、明日香風を感じられる場所だと思います。
4月の29日には第14回万葉の歌音楽祭2016で、審査員特別賞を受賞された「真土山哀歌」作曲:検校たかおさんのコンサートが
開催の予定だと聞きました。
私の町にも幾首かの万葉の歌碑があるのです。
昔の和歌の本がこんなに読み継がれているのは、
日本だけです、
読んでいるうちに誇らしくなりました。