カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

高取 町家の雛めぐり ④ 古都の春

2021年03月04日 | ☆ ふるさと・大和

雛の館では、天段の雛と、その向かい側に工夫を凝らしたジオラマが創られています。

毎年これが楽しみで、「今年はどんなのに出会えるのかしら」と町中を歩くのが、膝に負担のかかりだした頃から、

じっくりゆっくり過ごす素敵な、時間を愉しんできました。

「古都の春」

大和に相応しいテーマです。

優雅な大和乙女が、雅楽に合わせて舞っています。

大極殿の後ろには若草山が緑の草で、三段の酒面を彩っています。

その中によく見ますと鹿が何頭か若草を食んでいます。

お姫様が和歌を短冊にしたためています。

恋の詠でしょうか、いいですね。

大極殿のなかを流れる、遣り水を眺める、魅力的な若様の配置もいいですね。

五重の塔が奈良の都の象徴のようです。

これも塔でしょうか。

華やかです。

庭園で遊ぶ貴族たちの住まいは、こんなだったのかしらと、古の世界へ夢が

広がります。

毎年毎年、このような素晴らしい大作を作って、訪れる人を楽しませてくれる、

高取町の町おこしの中心になる人ばかりか、町の人が一がんとなって実行されることに感動します。

コメント (6)
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