洞川温泉の旅館街から、山上川に架かる赤い橋を渡りますと龍泉寺の通りにでます。山上川に架かる赤い橋はいくつかあって、温泉街らしいムードを作っているのが洞川です。
龍泉寺のある通りが、寺前通りと名付けられて、可愛い行者さんの子供が迎えてくれます。よく見ますと子供の鬼なのか頭に角が生えていました。
「大峯山八大龍王」の青い提灯が龍泉寺の、土塀に沿ってずっと吊るされていますが、その長いこと、境内敷地の広さを現しています。
平日のお寺の境内はとても静かです。時々何かの鳥の鳴き声が、本堂裏の山から聞こえてきます。
清らかな水をたたえた池には、境内の木々や石造物が映り込んで、静けさがさらに増してくるように思います。
鉄の下駄が境内の片隅にでんと鎖に繋がれています。鎖は盗難除けなのでしょうね。この下駄をはいてみる人があるらしく、足の裏の型が黒くついています。どなたかが奉納されたようで文字が彫ってありました。
境内には沢山の楓がありますが、そのうちの何本かは紅葉が始まっていて、緑の楓とのグラデーションの美しい時でした。
11月になりますともみじ祭りのイベントなどあり、洞川の賑やかな時になります。
ごろごろ水の次回の採取は多分山の紅葉も終わり、洞川にそろそろ初雪が見られる少し前くらいいなりそうです。