「この国のかたち」的こころ

敬愛する司馬遼太郎さんと小沢昭一さんに少しでも近づきたくて、書きなぐってます。

野党のコメントの苦しさ

2007年09月24日 22時49分02秒 | 人々
 福田首相が決まって自民党三役が選対を含めて四役になって、首班指名に望むようですな。

 いつものようにというか、決まり事で野党の党首級にコメントを求めているんですが、どうもそのコメントに華がないような気がしてならない。僕でも苦しむだろうなとは思うのです。派閥復活だとか、旧の自民党に戻ったとか言ってますけど、じゃあ前の内閣は評価してたのかって言うと、そうじゃないでしょ。仲良し内閣とか批判してるわけで、まあこうなるとどっちにしろ意地悪なことを言うのが仕事かなって気がして、コメントに虚しさが出ちゃうのではないかと思うのですよ。

 どうせなら、改革に犠牲を強いられすぎた自民党支持者が、とりあえず改革はいいけど一旦落ち着こうぜ、で支持を集めた首相だから挙党一致はしてるけれど、派閥バランスもあり、何もしない方向に行きそうな内閣になりますね。ぐらいのことを言えば良いのに、と思ったのさ。でもよく観察すると、ニュースにおけるコメントの尺(持ち時間)ってそんなに長く取ってくれないみたいで、長いのは他の幹部の尺に合いそうなものに変えられちゃうのかもしれないね。そうすると国民よりテレビ局のほうに気を遣って、なおかつ自分とこの支持者の意に添うように答えなくちちゃいけないってのは結構苦しいのかもしれないと思うのでした。