超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

芸術と宗教史の覚え書き

2021-06-30 06:13:00 | 無題
昨日読んだ、ドイツ悲劇の憂鬱なアレゴリーの断片を
拾い上げて、星座配置に並べ替えて、その真意である
幼年期の幸福なエデンを浮かび上がらせるという話
をメモする。
今朝は、中村圭志著の「世界5大宗教全史(旧版)」を中古で
取り寄せる。その手の本は多く読んだが、また手を出す。
去年読んだハロルド・バーマンの「法と革命Ⅱ」より、
ルターの「95か条の提言」は免罪符への怒りを中心に書かれているが、
「キリスト教界の改善」では、教皇に罪を許す権限はない、
洗礼を受けた者は自らの司祭であり、ローマ教会は撤廃すべきだ
という考えが書かれていて、
罪の許しは神が決めることであって、
人間がどうこうできることではない、
信仰に最善を尽くし、地上に神の栄光を示したうえで、
神が救済=天国行きを決めてくれるのを願うしかない
というルターの考えを振り返る。「宗教改革」の話であって、
私がカトリックを批判しているのではない。

教皇や司祭に許しの権威なく天国行きは神の御心 (ルター)




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