超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

歳時記俳句・走り梅雨

2024-06-02 00:03:26 | 自作俳句
紫陽花と蟹座の星の六月や
梅雨空にヨハネと近き誕生日
夕焼けを負われて見たる記憶なし

片蔭でバスを待ちつつ季語を読む
夕立に降られてパン屋駆け込みぬ
雲海を見下ろす銀の翼かな

花を見て詩を諳んじる夏野かな
谷の苔濡らして落ちる岩清水
抱えられ渡りし狭き夏の川

仄明かり思わず惹かれ誘蛾灯
懐かしき幼馴染の夏座敷
夏掛けに包まりて寝る日暮れ時
コメント
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