超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

<span itemprop="headline">詩的で瞑想的な場所へ</span>

2017-07-21 21:44:59 | 無題

今日はオーストラリアからラテン語英語新約聖書が届いた。
発送から4日で届いた。神業である。
ビブリア・サクラという同様の本は持っているが、章立ての区切りがなく、各章の見出しがなく、活字も小さく読み辛いことこの上ない。
オーストラリアから届いた本は絶版で世界のアマゾンでも手に入らない。
検索を続けているうち、このオーストラリアの親切なネット書店に在庫があった。
ラッキッキである。

今日はバレンボイムのシューベルト・ピアノソナタ集を聞いている。
完成されたピアノソナタを全曲収録した嬉しい企画である。
ドイツグラモフォン5枚組。
バレンボイムは初期のソナタも比較的ゆっくりと弾く。
音に恰幅があり、幸福感ある。
ケンプ、内田光子とともにシューベルト作品集の殿堂入り決定である。
友人が勧めてくれたフランツ・リストのアンジェラス・セイクリッド・ピアノ・ミュージック(イレーネ・ルッソ)天使の臨在感にあふれた宗教ピアノ曲集である。
サロンのアイドルだったリストが晩年こんなに深い詩的で瞑想的な宗教ピアノ曲をたくさん書いている
とは知らなかった。
特にびっくりなのは46分57秒もある十字架の道行きという深い曲である。
この深遠さが46分57秒続くとは至福である。
仕事の内容もだんだんと分かって来るが、止まれない日々である。
天使を連れてきてよ兄貴、気分を変えたいんだと言う悲しい知らせという曲がある。
エルダーフラワ―茶を飲みながら天使の面影を見るならイレーネ・ルッソ2枚組は必携盤である。
天使の導きがトンネルから開けたところへ連れ出してくれる気がする。

止まれない長旅をただ駆け続け天使の照らす場所へ抜けたい



コメント
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