美術館巡りと古都散策、Jazz & Bossa など・・

スタンダードやボサ・ノバなどを歌って録音したり、美しい景色などを撮影して動画を作っています。美術展にもよく行きます。

♪ What Is This Thing Called Love ? ( Jam Session )

2014-06-03 | Jazz Vocal

What Is This Thing Called Love ? 日本語タイトル
「恋とは何でしょう」はアメリカのソングライター、
コール・ポーターが1929年にミュージカルのために
作曲した曲。

Jazzでよく演奏される有名な曲です。
1956年のクリフォード・ブラウン&マックス・ローチ
の録音はアップテンポのインストで有名。
ビル・エヴァンスの名演もあります。

ジャズヴォーカルでは、シナトラ、エラなどたくさんの
シンガーに歌われ、現在も歌い継がれています。


※懲りずに又々アップしました。
  聴きたくない人は、スルーしてください(笑)

ぶっつけのセッションで歌ったものです。
この時は、アルトサックスの人が参加してくれました。
アルトサックスの音が鋭く迫力ありましたが、録音すると
音が鋭くなくなってしまいました。ウッドベースの音も殆ど
聞こえないです。やはり、生の音は凄かったです。

長年かけて集めた女性ヴォーカルのレコード。
そのジャケットを撮影してスライド画像にしました。

What Is This Thing Called Love ? 
Rare Female Vocal Records

 

では、美人の歌声を

映画女優でもあり歌手でもあるグウィネス・パルトロウで聴いてください。
この人の名前は覚えられません(笑)

Infamoust (インファマス "悪名高き男")という日本では
未公開の映画のワンシーンです。
途中で普段あまり歌われない「サビ」も歌っています。詳しくは存知ませんが
ペギー・リーを演じているとか・・・・

What Is This Thing Called Love by Gwyneth Paltrow

 

What Is This Thing Called Love ? などスタンダードと
なった曲をたくさん作ったアメリカのソング・ライターの事
を少しお話しします。

ジャズヴォーカルの素材として現在、スタンダード曲として
よく歌われる楽曲の多くは、1930年代~1960年代始め
までにソング・ライターによって作くられた曲に集中しています。

プレスリーなどのロッカ・ビリー、ロックン・ロール時代から
ヒット・パレードを席巻するポピュラー・ソング、自作の曲を
歌うビートルズなどのロックやフォーク、レイ・チャールスや、
スティービー・ワンダーなどのソウルそして、ボサ・ノバが
流行る以前の事です。

1930年代~1960年代始めには、ブロードウェイ・ミュージカル
に使う曲、映画のテーマ曲などが作曲を職業とする音楽家
により盛んに作曲されました。

1920年代くらいまでは、まだレコードやラジオで音楽を聴く
時代ではなく、楽譜を購入して自宅でピアノなどを弾いて
楽しむ時代でした。1930年代以降はミュージカルや映画、
レコードという音楽産業が盛んになり、作曲家もたくさん
現れました。

まず、ジェローム・カーン、アーヴィング・バーリン、
ガーシュイン兄弟らが頭角をあらわし、彼らは、昔
ティン・パン・アレイ(N.Yの28丁目、ブロードウェイと5番街
にはさまれた通り一帯)で楽譜を売るために作曲の仕事を
していました。ここには、楽譜を売る店が軒を並べ、音楽
の出版社が多く集まっていました。

この界隈は、たくさんのお店から一日中ピアノの音が流れ
出していて、新曲を求める業界や個人の人で賑やかでした。

ティン・パン・アレイ時代のソングライターのなかでも、抜群
に人気が高かったのが、コール・ポーターでした。

他にもリチャード・ロジャース、ハリー・ウォーレン、
ジミー・マクヒュー、ヴィンセント・ユースマン、
ホギー・カーマイケル、クルト・ワイル、アーサー・シュワルツ、
ヴァーノン・デューク、ハロルド・アーレンなどが有名で、
その後の著名な作曲家としては、我々に馴染みの深い
ヘンリー・マンシーニ、バート・バカラックなどがいます。

各作曲家別に詳しく書くと日記がいくつも必要になります
のでこの辺でやめておきます。

日本とは、音楽づくりの環境がまったく違うアメリカは、音楽
においても、そのビジネスはグローバルで、アメリカで一曲
ヒットすれば、全世界で売れるからすごいです。

日本の歌手が英語で歌ってアメリカで録音しリリースして
世界で売ろうと頑張っていますが、発音がおかしく売れま
せん。売れる範囲はせいぜい、香港などのアジア止まりです。

 

コール・ポーター


ジョニ・ジェイムス



ジュリー・ロンドン


 

コメント (2)
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