白か黒か、で決めることができれば、これほど楽なことはありません。
でも綺麗にどちらかに決められる物事はほとんどない、というのが実情です。
地球環境の為リサイクルをしよう!は良いことで、アルミ缶などは最初の生成に掛るエネルギーが多いのでリサイクルはとても有効です。
でも、ペットボトルはどうでしょうか。
いろいろと調べると、リサイクルする時に使うエネルギーが新しいものを作る時のエネルギーを大幅に超えるので、地球環境の為のリサイクルという意味では破綻しています。
ただ、リサイクル業者やそれに関わる人などにはメリットがあるので、税金の大幅な無駄遣いではありますが、今でも続けられているのが実情のようです。
このリサイクルは黒です。
現在このような「白の流れに乗れば黒でもOK」と言った風潮が多くあるように思います。
被災地の風評被害が深刻です。
でも、風評被害だという白の流れに乗って、しっかりした放射能検査をしないで出荷されているものがあり、それを安く仕入れて販売し、収益を高めている企業もあるというお話もお聞きします。
しっかりと放射能検査をしている方々が気の毒でなりません。
不安があるので子供達の為に食材などを吟味する人を、風評被害だ!と断罪できるほど、しっかりした管理がされていないのが実情です。
問題は、正確な情報や管理、ルールが行き渡らないというところ。
本来、風評被害云々という声が出る前に、国や東電が被災地の農家さん、漁師さんに十分な保証や今後のルール決めをしなかったところに原因がありそうです。
国、東電、マスコミの一部の人が、風評被害という白の流れを作って、国民対国民の構図を作って責任の所在をぼやかしているとすると、狡猾で嫌ですね。
白でも黒でも、その中身が重要で、判断するにはしっかりと本質を知っていなければ行けません。
難しい世の中になってきましたが、私たちは私たちにできること、進めて行きます。