少々会社を抜け出して、小学二年生の長女の授業参観に出席することができました。
授業は算数で、教えていたのは「cm」です。前回の授業で、粘土を細く伸ばして、班で一番長くできた人の粘土を、好きなものを使って・・例えば、鉛筆だったら何本分、ペットボトルの蓋だったら何個分、消しゴムだったら何個分みたいに・・・と数えておいたらしいのです。
そして今回の授業で班ごとに、鉛筆4本半分、ペットボトルの蓋21個分、消しゴム16個分と発表して行ったんですね。そして「どの班の粘土が一番長いか分かるひと~」と聞いたのですが、当然意見はバラバラです。
そんなやり取りで「測った物の長さが違うから、結局正しく比較ができない」ということを理解させていました。
そして、世界のどこに行っても正しく物の長さを測ることができる「cm」が刻まれた物差しが登場するんです。
うーん、なぜ「cm」が必要かを理解させるところから始めるところは、ホント素晴らしいですよね。それなら「覚えないといけない!」と強く認識させることができます。
それから、「1cmはどのくらい?」「5cmはどのくらい?」「20cmはどのくらい?」と指で長さを表現させます。体感と感覚で長さのイメージを植えつける練習ですね。そして「日常生活でも、お父さんやお母さんと長さの当てっこをしてみましょう。」と、楽しみながらできる訓練方法を伝えるんです。
自分がどのような授業を受けたか記憶にありませんが、分からない人に対して理解してもらう工夫として、大変勉強になりました。
今の授業なら、僕ももう少し勉強が好きになったかも知れないですね(人のせいにしちゃダメですね・・)。
写真は子供たちの書いた絵です。「少女漫画のような目は禁止」というルールで書いたそうです。絵を一つ描くのにも、しっかりとテーマを設けていることも素晴らしいです。
僕も、もっともっといろいろな立ち居地を意識しないといけませんね。努力します。<o:p></o:p>