地震の翌日、羽田空港では朝5時半頃から手続きがスタートしていました。
朝になり少しだけ携帯が繋がり、家族に無事を伝えることができたのであとは帰るだけです。
その間にもテレビでは悲惨な状況が映され、何もできない状況に唖然としているしかありませんでした。
予約できた飛行機は夕方なので、ひたすらじっとしていたのですが、お昼頃になりあまりに時間があったので、列に並んで搭乗手続きをして、乗り場内のラウンジ(シグネット)で待機しようと考えました。
長い列に並びながら、何気に携帯電話で空席状況を検索していると、とっくに満席だったはずの30分後に函館に向かう飛行機に空席があります。
空港の電光表示には満席となっているのですが、なぜかインターネットには空席があったので、慌てて予約。
そして、通りがかった係員の方に「30分後に出発予定の予約が取れたんですけど、手続きできますか?」と聞いたら、「こちらにどうぞ」ということで、すぐに搭乗手続きをしてくれました。
今回のことで函館便にはキャンセルが多く出ていたようでした。おかげで飢えることなく、思ったより早く函館に戻ることができました。
今回、羽田空港では修学旅行生を含め数千人の人が一夜を明かしていましたが、大きな混乱もなく、日本人のモラルの高さには誇りを持つことができます。
昨日、震災後初めて洪水の被害があった函館駅前を通りましたが(写真)、多少の傷跡は残るものの、ほぼ通常通りに戻っていました。
世界規模の被災に世界規模の支援が届いています。
復興していけると確信していますが、被災者の安否がとにかく気になります。