雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 4月15日(土)の1 クロスロード

2017年04月15日 10時26分02秒 | 雨宮日誌

 雨宮日記 4月15日(土)の1 クロスロード

 今日、北朝鮮が核実験を強行するか、アメリカが武力攻撃するかどうか、最初の運命の日、クロスロード(十字路)の日だ。

 何事もないことをのぞむ。

 午前10時05分、今のところ、臨時ニュースは、やっていない。



 「本屋大賞」に恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』が!うれしいな。ただし、テレビでは作品評で「若き天才たち」とか「才能のぶつかりあい」というとらえ方しか、できない。それは、違うんじゃないかな。

 恩田陸さんが書きたかったことは、そんなことではないでしょう。もしかして、マスコミの一部の人々には、わからなくなっている?」

 ちなみに、ボクがいちばん好きな登場人物は栄伝亜夜さんです。

注) 2/23「新・本と映像の森 3 恩田陸『蜜蜂と遠雷』」で紹介

言葉メモ断片ノート 1 宮本百合子の1「うららかな春は」

2017年04月15日 06時41分56秒 | ことばと詩

 言葉メモ断片ノート 1 宮本百合子の1「うららかな春は」

 文学者・小説家宮本百合子さんが色紙(しきし)に書いたことば

 「うららかな春は
  きびしい冬の
  あとに来る

  可愛い蕗のとうは
  霜の下で用意された 百合子」

   ( 大森寿恵子編『写真集 宮本百合子 ー その文学と生涯 ー』新日本出版社、 1976年、p88 )

 百合子さんが小説『道標』の次に準備していたけど、書かれなかった長編タイトル『春のある冬』を想います。

 自然の季節と社会のそれを二重写しにして。
 


 今日から新しい「カテゴリー」を始めます。

「言葉メモ断片ノート」では、ぼくが気に入った言葉や、文学の断片などをめぐっていきます。



新・本と映像の森 51(絵本1) あまんきみこ『おにたのぼうし』ポプラ社、1969年

2017年04月15日 06時18分32秒 | 本と映像の森

新・本と映像の森 51(絵本1) あまんきみこ『おにたのぼうし』ポプラ社、1969年

 え・いわさき ちひろ、現在定価1000円。

 むかし読んで、たぶん子どもたちにも読んだ本です。

 ぼくたち夫婦の大好きなちひろさんの絵なので、記憶にはっきり残ったように思います。あまんさんの文とちひろさんの絵がぴったりして、共鳴しているような感じで

 主人公は鬼の子、くろい、ちいさいおにたです。

 おにたは、「せつぶんのよる」に住んでいた「まことくん」の家の「ものおきごやのてんじょう」から「まめ」をまかれておいだされます。

 冬の雪の夜、おにたがたどりついた1軒の家は、豆まきをしていませんでした。

 その家には、病気で寝ているお母さんと、ひとりの小さな女の子がいました。

 おにたと、ちいさな女の子の、心温まる交流の物語。

 おにたは、どうなったでしょうか。

 ところで、「おにたのぼうし」は「ふるいむぎわらぼうし」です。

 あのぼうしは、どうなったんでしょうね。(「人間の証明」ではないですが。)