雨宮日記 10月18日(木)の2 「地球は生きている」ので単なる災害じゃない
地震・津浪・噴火の講義を準備するうちに、最初は「地震被害、津浪被害、噴火被害」の角度で準備をしていたのですが、だんだん違和感が出てきました。
やはり「地球は生きている」「生きている地球」なので地震・津浪・噴火もあるので、そういう地球の脈動と、人間が愚かで低湿地や海岸に都市や住居を作って、大きな被害を出していることとは、別の話で考えないと、と思います。
地震がなければ、地下からのエネルギーがなければ、「山」もなく、「日本列島」もなく、火山もなく、富士山もありません。
地下からのエネルギーがなければ、陸地には、ただ、だだっ広い平野が広がっているだけだったでしょう。
プレート移動がなければ、欧州のアルプス山地もなく、アジアのヒマラヤ山脈もないわけです。
「生きている地球」「地震・津波・噴火」と共存する、いや「共存できる」文明を築いていくことが目標だろうと思います。
地震や津波や火山はなくすことはできませんが、地震被害・津浪被害・噴火被害は無くすことはできると思います。
それは「大都市集中文明」「巨大生産文明」「低地文明」を考え直すことから始まるような気がします。
1世帯の電気を使うのに、なにも巨大な100万kwの原子炉を使わなければならない規則はないですね。1世帯の電気は、1世帯の自宅の屋根の太陽電池で発電して、余分の電力は自宅の充電池に貯めておければと思います。