雨宮日記 3月20日(日)の2 放射能被害は拡大しています
大震災9日目、支援の物流が始まりましたが、まだまだ整備されていません。
避難所で亡くなるお年寄りも、出始めました。
胸が詰まるような思い。
いろんなことを思います。
たとえば、岩手県で、以前の津波の後、高台に再建した村のことが
新聞に出ていました。
たんに復興するだけではなくて、なぜこんな悲惨になったのか
深い反省をして、新しい未来を造るのでなければ
1000年ごとに、悲惨をくり返すだけですね。
びっくりしたのは、9日目に、壊れた家の下で生き延びて
救出された80才のおばあさんと、その孫で16才の男の子です。
ちょうど台所に居て、つぶれて閉じ込められましたが、
ヤクルトと牛乳と水を飲んで生き延びたそうです。
東日本では、放射能被害が拡大しています。
東北だけではなく、新たに関東の、栃木県・群馬県・千葉県で
野菜から放射能が検出されました。
水道でも、福島県飯館村で基準以上の放射能を検出し
給水車が派遣されることになりました。
基準以下では、東京・栃木・群馬・埼玉・千葉・新潟で
検出されています。
消防庁の英雄的な放水で、なんとか保っているようですが、
このままでは、半永久的に放水を続けねばなりません。
危機的事態の根本的解決のために、
福島原発の電源復帰の作業が進んでいるようなので、
心から成功することを期待します。
今週のうちに、放射能破局に至るのか、破局を回避して
ぼろぼろですが、なんとか「無人の土地」にならずにすむのか、
決まると思います。
破局というのは、たとえば、福島市や仙台市が全面避難とか、
東京都のような日本の中枢が、チェルノブイリ級の汚染で
全面避難となることです。
そこまでは、いかないことを、心から願っています。
写真は、自宅から撮った「おぼろ月夜」です。
こういう歌を思い出しました。
「菜の花畑に 入日薄れ
見わたす山の端 霞ふかし
春風そよ吹く 空を見れば
夕月かかりて 匂い淡し
里わの火影も 森の色も
田中の小径を たどる人も
蛙の鳴くねも 鐘の音も
さながら霞める 朧月夜」
はて、蛙が鳴くのだから、これは何がえる?
大震災9日目、支援の物流が始まりましたが、まだまだ整備されていません。
避難所で亡くなるお年寄りも、出始めました。
胸が詰まるような思い。
いろんなことを思います。
たとえば、岩手県で、以前の津波の後、高台に再建した村のことが
新聞に出ていました。
たんに復興するだけではなくて、なぜこんな悲惨になったのか
深い反省をして、新しい未来を造るのでなければ
1000年ごとに、悲惨をくり返すだけですね。
びっくりしたのは、9日目に、壊れた家の下で生き延びて
救出された80才のおばあさんと、その孫で16才の男の子です。
ちょうど台所に居て、つぶれて閉じ込められましたが、
ヤクルトと牛乳と水を飲んで生き延びたそうです。
東日本では、放射能被害が拡大しています。
東北だけではなく、新たに関東の、栃木県・群馬県・千葉県で
野菜から放射能が検出されました。
水道でも、福島県飯館村で基準以上の放射能を検出し
給水車が派遣されることになりました。
基準以下では、東京・栃木・群馬・埼玉・千葉・新潟で
検出されています。
消防庁の英雄的な放水で、なんとか保っているようですが、
このままでは、半永久的に放水を続けねばなりません。
危機的事態の根本的解決のために、
福島原発の電源復帰の作業が進んでいるようなので、
心から成功することを期待します。
今週のうちに、放射能破局に至るのか、破局を回避して
ぼろぼろですが、なんとか「無人の土地」にならずにすむのか、
決まると思います。
破局というのは、たとえば、福島市や仙台市が全面避難とか、
東京都のような日本の中枢が、チェルノブイリ級の汚染で
全面避難となることです。
そこまでは、いかないことを、心から願っています。
写真は、自宅から撮った「おぼろ月夜」です。
こういう歌を思い出しました。
「菜の花畑に 入日薄れ
見わたす山の端 霞ふかし
春風そよ吹く 空を見れば
夕月かかりて 匂い淡し
里わの火影も 森の色も
田中の小径を たどる人も
蛙の鳴くねも 鐘の音も
さながら霞める 朧月夜」
はて、蛙が鳴くのだから、これは何がえる?