雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

本と映像の森 143 萩尾望都さん『スター・レッド』小学館文庫

2011年03月11日 05時51分55秒 | 雨宮日誌
本と映像の森 143 萩尾望都さん『スター・レッド』小学館文庫、1995年5月10日初版第1刷~2007年7月20日第19刷、533ページ、定価800円+消費税

 次女のIさんが最近、買ったので、懐かしくて、借りて読みました。
 自分の部屋のどこかに、あるはずですが、出てきません。

 タイトルの「スター・レッド」は「赤い星」=火星のことです。
 時代背景は、人類がようやく太陽系飛行を始めて、火星に植民を始めた時代です。

 地球の「ニュー・トーキョー・シテイ」の「上区(かみく)」の
 レッド・グループのボスは少女の「レッド・星」

 そこに現れた、謎の男・エルグ(実は太陽系外から来た宇宙人)や
 地球の「公認エスパー」・河童(かっぱ)や
 レッド・グループのサンシャインたちが絡んで物語が始まります。

 火星で産まれた地球人の何代目かは、かならず超能力ができて、
 かってそういう地球人が進化した「火星人」と新しい「地球人」との
 熾烈な戦争があったという設定です。

 「レッド・星」は、地球に住む、実は火星人の「5代目」です。

 そうですね、恋物語でもあるんですね。
 
 星(火星人)とエルグ(宇宙人)の
 あるいは、狂ったコマンド(軍人)と火星人・ラーダテトラの
 あるいは、エジプト人・ラ・バーバと火星人・ヨダカ

 火星はどうなる?
 レッドはどうなる?

 すごい結末です。