雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

本と映像の森32 松岡正剛さん著『神仏たちの秘密』春秋社

2010年04月28日 12時56分10秒 | 本と映像の森
本と映像の森32 松岡正剛さん著『神仏たちの秘密 ー日本の面影の源流を解くー』<連塾ー方法日本Ⅰ>、春秋社発行、2008年12月20日第1刷、375ページ、定価1800円+消費税

 松岡セイゴウさんの作品(評論?)は、僕は大好きです。
 最近好きになったので、まだ少ししか読んでいません。
 ネットの「松岡正剛の千夜千冊」はすごいです。

 松岡さんがこの本で語るのは「今日の日本は主語になりすぎて」固定化しているから「方法日本」を「伝えたい」ということです。
 で、松岡さんが語る「日本の方法」のキーワード(キー方法)の一例、一端を以下、あげておきます。一部です。

 「すさぶ」「小さきもの」「あわせ」「そろい」「きそい」「見立て」「てりむくり」「間(ま)」「面影」「うつし」「結び」「取り合わせ」・・・・。

 日本人にはとても有益な本だと思います(非日本人には?非日本人にはさらに有益かな?)

「神仏たちの秘密」は「日本の秘密」であり、私たちが修行して日本の秘密を知ることは、日本人としての「資格」を得ることだと思います。

 今、午後1時ですが、我が家の近くからアマガエルの声が聞こえました。どこに冬眠していたんだろ。

 松岡さんの本は、僕もさらに読んで行きたいと思います。「千夜千冊」に習って「本と映像の森1000」も挑戦したいな。

 写真は通勤路に咲いていたネギ坊主です(何か秘密があるだろうか)。

遠州の遺跡・寺社10 冨幕山の謎の新羅堂(しんらどう)

2010年04月28日 05時28分51秒 | 遠州古代史
遠州の遺跡・寺社10 冨幕山の謎の新羅堂(しんらどう)

 引佐町の冨幕山(とんまくやま)に「新羅堂」というところがあります。
 ネットで検索すると、たとえばこう出てきます。
 
 「新羅堂(しんらどう) 古代寺院遺跡か朝鮮式山城(創筑年代)弘仁11年(820年)か(創筑者)不明 静岡県引佐郡引佐町富幕 (現状)石段 礎石」

 そして別のネット「遠州修験の道を歩く」では「『遠州の霊山と山岳信仰』によれば「富幕山(鳳来山・扇山)西側山中には大福寺の前身である幡教寺が、東側山中には新羅堂がそれぞれ存在する。」という」と書かれています。

 さらに別のネットでも、新羅堂の位置がわからないので教えて、という問いが書かれていました。

 いまや、その位置さえ謎になってるようです。
 古代朝鮮の「新羅」と関係あるのは確かなようなので、調査したいと思います。

 一つ考えられるのは、北九州の山岳信仰では新羅系の渡来信仰が濃厚なことです。
 この浜名湖・湖北地域での山岳信仰が盛んなことからいっても、この山岳信仰が新羅系である可能性は大きいのではないでしょうか。

 まだ現地踏査していませんので、写真はなしです。