四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

春の文化祭に

2012-03-09 07:59:04 | 俳句
 楷の木(かいのき)俳句の会は釜利谷地区センターで18年も続いている楽しい句会です。仙人みたいな鶴巻ちしろ先生の斬新で大胆な嗜好に惹かれて欠席する人がほとんどありません。人格見識、高潔のちしろファンが多いのです。文化祭に作品を持ち寄り参加しました。私は紙の丸いトレーを使って一句したためました。下記の最後の句の前で涙を拭く見学者を見ました。

○津軽じょんがら節から雪降り出す   ちしろ
○北風にまたがって出かけるとする   ちしろ

○につぽんの胎内にをり菖蒲園     駿
○雪降る日亡母と一緒のかくれんぼ   恭子

○霜の花かの世に時計ありますか    佳子
○どんぐりの落ち来る所そらの穴    けんじ

○虹の中母と兄とが会えたかな     幸子
○春の星どこかで拳の力抜く      量子

○不都合のあちこち宥め日向ぼこ    稔
○雪しんしん白骨となり相馬牛     りつ子

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