四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

パイプオルガンと声楽を楽しむ

2015-12-21 11:38:38 | 生かされて今日

 横浜駅西口にある立正佼成会横浜普門館(西区北幸2-7-3)ではドイツ製のパイプオルガンを広く市民に楽しんで頂く夕べを開催しております。今回は12月17日18時15分からオルガニストに伊藤 繁先生、瀬戸氏のバリトン、羽田さんのソプラノ、鬼塚さんのメゾソプラノの三重唱と華々しい布陣で感動的な時間を過ごせました。

ご本尊の釈尊像のおん前でバッハのオルガン演奏とインドのノーベル賞詩人タゴールの詩に繁先生のお父さん伊藤完夫さまが作曲された「面顕さぬ姫」をトリオが絶唱されすばらしい時をたのしむことが出来ました。

 特に三重唱のうつくしい朗々たる声量には圧倒されました。身も心も清らかな透明感に満たされました。まさに「人間というのは楽器」なのですね。お三方は東京杉並の立正佼成会本部の聖歌隊に所属されて活躍されているそうです。

更に多数の音楽フアンが参集されることを祈りつつ私たちも手弁当で奮闘しております。次回は来年2016年2月18日18時15分からの演奏になります。無料です。

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一食を抜きその分を募金

2015-12-16 13:46:24 | 生かされて今日

「一食(いちじき)を捧げる運動」を展開する立正佼成会は、月2回食事のうち一食を抜きます。この食費分相当額を「一食平和基金」に献金します。この浄財は、アジアやアフリカなど開発途上国の人々をはじめ、内戦や紛争、地震や津波など自然災害で生活できなくなった人々の食糧、学用品、医療費など緊急救援物資となって生かされています。

また開発途上国の学校や福祉施設の建設、さらには非武装、開発・環境、人権・難民など、平和な世界をつくるための様々な分野の活動に役立てられます。

この募金は、お金が余ったから献金するのではなく、「飢えという苦痛」を体験して布施する運動です。

 横浜教会では域内にある公益財団法人の2団体に一食平和基金の一部を拠出、支援をしております。日本盲導犬協会と横浜市国際交流協会の二つです。15日にその団体への支援金贈呈式が行われました。

盲導犬協会から伴われた一頭の盲導犬が会員間をすり抜けてゆくデモンストレーションに大拍手が響きました。私は犬のカタチをした募金箱を持ち会員さんを回りますとたちまち募金箱が重くなりました。白杖の方方への応援するぞという証です。

また、横浜市の人口の2%を越える8万人の異国の方々を支援をされる横浜市国際交流協会からは国際都市ヨコハマの実態をご説明いただき、普段の暮らしの中で声をかける心がけを勧められました。

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藤末健三代議士と青年との対話

2015-12-11 14:39:30 | 生かされて今日

 立正佼成会横浜教会では青年部研修会が行われ、その一環として民主党藤末代議士をお招きして政治学習に取り組みました。来年から国会議員被選挙権が20歳から18歳に引き下げられます。

青年若者の政治離れ、選挙離れは将来の日本を危うくする懸念があります。去年12月の衆議院選挙で20歳代の投票率は過去最低の32.6%でした。これでは投票率の高い老人に政治を支配され、年金や福祉、健保重視のツケを更に背負い込むことになります。

60兆円の年収入に対してその18倍の借金は若者たちへの負の遺産、つまり収入に比して贅沢な暮らしをする政治なのです。国会議員(一人の国会議員に約2億円かかるそうですよ)はじめ非効率な行政組織のコスト、原子力発電の核のゴミ、地球環境破壊のツケも若者たちが背負うことになります。

その上に、非民主的手法で、憲法違反の指摘の強い安全保障法制成立の負担・リスクがのしかかります。アベ自民・公明は戦争をしない国から、アメリカ軍と世界中で戦争可能な国にしてしまいました。人ごとではないのです。世界に羽ばたく現役世代がテロに狙われるリスクが増えるでしょう。

選挙に無関心でいると投票率の高い高齢者向けの政治となりやすいし、企業献金で物を言わせる大企業有利な施策となり、サラリーマン勤労者特に非正規社員へのしわ寄せが高まるでしょう。

忙しいから投票に行かない、無駄だから行かないなど寝言を言わずに自分のために日本のために政治に関心を持ちましょう。生活のために議員になる「政治屋」は落として国のために身を犠牲にできる「政治家」を見つけましょう。

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国宝 一遍聖絵展

2015-12-07 22:03:06 | 生かされて今日

捨聖と称される鎌倉時代の傑僧、一遍上人の絵巻が金沢文庫、神奈川県博物館、上野博物館などあちこちで開催されています。今からおおよそ800年前の聖僧で、踊り念仏の時宗の開祖です。絶対他力による悟りの感動・法悦が踊りに出るみたいです。愛媛県のお生まれですが、祖父の墓は岩手県にあると知りました。

金沢文庫展は先に見ましたので藤沢にある遊行寺(正式には清淨光寺)宝物館での展示に行ってきました。小山のような大いちようの黄葉が素晴らしい。一遍上人の尊像に合掌してから雄大な本堂にお参りしました。上人像の後ろに、存じ上げていた故清水 浩先生の句碑がございました。

 こじんまりとした宝物館にはまず空也上人像が素晴らしい。一遍の先輩格、慈悲あふれる傑物で6体の阿弥陀仏を口から吐くお姿で有名です。京都の六波羅蜜寺にあるお像はたしか国宝です。芭蕉翁の名吟に「から鮭も空也の痩も寒の内」。

◯どんと踏みだす空也のみ足十二月  駿

絵巻は鎌倉時代の暮らし、町のあり様、舟を岸から引いてゆく様子、踊り念仏の興奮の様や上人の大往生など興味深い絵巻です。境内奥の放生池には夕映えの冬紅葉が写り、のこり鴨が浮いて異次元の美しさでした。

◯水鏡に冬のもみぢの空深し  駿

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