立正佼成会では「一食を捧げる運動」に取り組んでいます。自分の食事を1回抜いて食事代相当額を基金に積み上げております。世界の各地で貧困や紛争にあえぐ人々の空腹のつらさを自分の痛みとし、抜いた食事の代金を各自がそのつど募金箱に入れていきます。
一人ひとりの献金は少額ですが、食料や毛布、教育や植林、など多くのプロジェクトとなって世界中の支えとなってきました。
一食を捧げる運動は、自分の「余分」をあげるのではなく、あえて自分にとって「必要な分」である食事を「捧げる」ことを大切にしています。また少欲知足の生活習慣が出来るようになることを目指しています。
世界中の飢饉、地震や津波被害など大災害への救援資金にもなっており、無論3.11の東日本大震災へも拠出されました。
今回はじめてその浄財が地元横浜の有力奉仕団体へ拠出されることなり、日本盲導犬協会と横浜市国際交流協会とが選ばれました。その贈呈式が横浜教会で行われました。
盲導犬一頭が会員席を巡りアピール、妙好人のようなやさしさに皆感動させられました。そこまで訓練するまでが大変なようです。
横浜市には150カ国から7.6万人の外国人が暮らしており市民の2%を占めているそうです。通訳や医療、日本語習得や育児、就学など支援が多岐にわたつて必要とされています。
二つの奉仕活動の一助にこの浄財が使われて私たちもうれしいです。
大阪府にある、『豊能障害者労働センター』では、バザー品を一年中募集していて、バザー品の売り上げが、障害者福祉(被災地の障害者支援を含む)に使われています。
ここのセンターでは、4つのリサイクルショップを運営していて、バザー品はそこで売られています。ここのセンターにバザー品を送ることは、障害者の方々に『仕事』を提供することにもなり、障害者の『自立』を支援することにもなります。
私も「ずっと長く使う」と信じて買ったものが、意外と使わなくなった、ということが、よくありました。以前はもったいないと思いながら、不用品を泣きたい気持ちで仕方なく捨てていましたが、今はここの労働センターに送れるので、とても嬉しいです(^^) それで、私と同じように、「使わないものを捨てられない」と悩んでいる人を助けたくて、多くの人に、ここの労働センターを教えているのです。
バザー品の送り先のHPは、http://www.tumiki.jp/bazar.html です。ここでは、一般のリサイクルショップで引き取らない物、他のバザー会場で売れ残った物も受け入れていて、それらはきちんと商品として販売されています。
また、ここの送り先を気に行って下さったら、知り合いの方にも伝えて頂けると嬉しいです。私は一人でも多くの「もったいなくて捨てられなくて困っている」方々を助けたくて、そして多くの家庭に眠っている『不用品』が、障害者支援の役に立ってもらいたいので(^^)