藻の花が一輪咲きました

　　高階に藻の花ひらく暮しかな　　駿

永年我が家のペットは目高です。犬猫のように旅行に出る足かせになりませんし、餌代や浮草のお代もぐんと安価です。愛ある丁寧な管理、水換えや卵の孵化の見守りなどは妻にお任せの私です。

懇切な妻の面倒見のお陰で毎年たくさんの卵が孵り、今年もゴミのような小さな幼魚がうようよ泳いでおります。先だって初めて藻の花の一輪が咲き始めました。恐らく藻の花はコウホネやあさざのような水草同様に絶滅危惧種でしょう。なんとメダカも絶滅を心配されています。去年でしたかにほんカワウソはとうとう絶滅しました。

人間の際限なき欲望の肥大化により地球温暖化が進めばさらに多数の生物植物の命が地球上から消え去るそうです。北極の永久凍土も溶かされてシロクマの生存が危ないそうだ。

人類の如き大型生物の長寿が進み80億人も棲み水の星、地球が悲鳴を上げ始めています。少欲知足の暮しで地球をいじめないようにしたいものです。

お盆の読経

　お盆の法事は盂蘭盆会（うらぼんえ）と言い亡くなったご先祖、友だちへの感謝の供養を捧げる法要です。盂蘭盆の原義は、逆さに吊るされる刑罰の苦しみのことです。

お釈迦さまの高弟、阿那律（あなりつ）は神通力に恵まれた大菩薩で「天眼阿那律（てんげんあなりつ）」と称された人格者でした。その天眼で見ると亡くなったお母さんがナント地獄界で苦しんでいることが見えました。阿那律は釈尊におすがりして救い出すすべをお聞きしますと、衆僧をもって法華経を読誦する外に手は無いと指導されました。それがお盆法要の始まりだそうです。

　7月15日立正佼成会横浜教会でのおごそかな法要に参列、両親はじめご先祖と友人知人の御霊に感謝を捧げました。とくに新盆（にいぼん）を迎える50余のご遺族は、釈尊のまします聖壇に進み献灯献花をされました。歩む遺族の先頭には若くして妻を失われた教会壮年部長が、また足元の不確かな杖をついた方、子どもたちの参列もあり「愛別離苦」の苦しみに耐える姿にしんみりいたしました。私は太平洋戦争によって尊い命を残酷に断たれた方々、3.11の犠牲者のことも思い出して読経しました。いずれ私も皆にお別れする定めです。死はひとりとして避ける事が出来ない掟です。

　式典の最後に佼成ウインドオーケストラのサキソフォン四重奏曲の奉納演奏があり、素晴らしいお盆法要となりました。

　その後に私を若いご婦人と女子高生の親子が訪ねて来ました。

『寒菊や遺影の君がやあといふ』の句を捧げた亡き友人の娘と孫さんでした。遺された家族や知人がすごく感動して立派なケースに納めて仏壇に安置したそうです。今日の式典には孫の女子高生がご爺ちゃんのために献灯に参加したそうです。俳句作者がどんな人かと尋ねてくれたのです。ふるさと新潟のお米をお礼に頂きました。誠にありがとうございました。方便品に「言辞柔軟にして衆の心を悦可せしむ」とあり、ここが俳句の理想境と考えています。

期日前投票へ行きましょう

　フライパンの上にいるような猛暑が続きますが昨日13日、夫婦で参議院選挙の「期日前投票」に車で行きました。独り住まいの知人をお誘いしていましたが、息子さんが来てくれて投票所に行けることになりましたと携帯に連絡がありました。有難いことです。

　期日前投票はお住まいの役所かスポーツ施設などで出来、手続きも簡単です。投票日は21日ですが、大雨とか地震など天候の激変や急用や体調不良が生まれるとも限りません。

参議院議員の任期は６年です。これからの６年間の政治を任せるのですから、無責任な棄権は許されません。将来の孫子に恨みを買いそうな平和憲法第９条の改正など失政は取り返しがきかないのです。特に参議院は良識の府として解散が無く６年間身分が保証されているのです。衆議院の暴走を止める、チェツクできる機関なのです。

国防軍の創設やアメリカ軍と連動する軍事行動を自衛隊に義務化する自民党は、300万人の日本人、2000万人のアジア人を戦没させた昭和の昔に返そうとしています。戦場に国民を晒そうとしています。武力によって国を守ることは、世界史をみれば不可能ですし、暴力で人を屈服させることは一時は出来ても原始時代の考えだ。憲法９条の理想は人類共通に願う所、尖閣列島や竹島の暴力にとらわれて大局を間違う憲法改正には反対です。お隣にぶっそうなナイフをチラつかせるより知恵のある対話継続を希望します。「目には目を、歯に歯を」の報復、恨みでは平和は来ないと思う。

参議院比例区では、大島九州男（おおしま　くすお）さんを応援しています。平和憲法を守る人格者への投票をお願い致します。