四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

明るく受け止めよ

2022-09-26 08:43:18 | 元気を頂く言葉(庭野日敬師

 『同じ一つのことでも、よくも悪くも受け取れるものなのですが、悪いほう悪いほうにばかり取る人がいます。

 人はわが身の安全が第一で、それで、つい心配や不安のほうが先立ってしまいがちです。そういう考え方を、マイナス思考というのです。しかし、いつもそういう考え方をしていると、体内の分泌物が毒素の働きになっていくそうです。

 人間の煩悩のもとは、貪・瞋・癡(とん・じん・ち)の我執です。

「我」という字は手に戈(ほこ)を持って身を守る形につくられていますが、身を守るつもりの戈が、自分を傷つけてしまうことになってしまうわけです。

 人の考え方の癖は、性格よりも習慣のほうが大きいといいます。なにごとも、よいほうに、よいほうにと考える習慣をつけると、だんだんそれが本物になっていきます。

 プラス思考に切り換えるぞ、と決心を新たにしようではありませんか。』

      庭野日敬著『開祖随感』より

 

コメント

夫婦のきずな

2022-09-13 09:29:22 | 元気を頂く言葉(庭野日敬師

 『生涯を共にする伴侶として、性格が似ていたほうがいいのか違ったほうがうまくいくのかと、若い人に尋ねられることがあります。

もちろん、人それぞれで、いちがいには言えません。しかし、ものの考え方や生き方について、どこか共通したものを持っていることが大事ではないでしょうか。

愛情はもちろん大切です。しかし、人の心はとりとめのないもので、なにかのきっかけで、あんなに好きだったのが大嫌いに一変することがあるのです。

どんな家庭をつくり、どんな人生をめざすか、二人が共通のものを心に持っていないと、だんだん歩く方向が違ってきて心が離れ離れになってしまいます。

といっても、夫婦だからといって、考え方から好みまでなにもかもが一致していなければならない、ということではありません。一か所、かなめのところで価値観が一致していれば、心が通い合い、一つの目標に向かって、足りないところを補い合ってあゆむことができます。

その中で信頼感が生まれ、互いに尊敬し合えるようになってくるのです。そうして絆を一つずつ太くしていくことが、長い結婚生活を支える力になっていくのだと思うのです。』

        庭野日敬著『開祖随感』より

コメント