四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

あかざ俳句会の大会

2014-05-22 06:00:21 | 俳句

 飯村寿美子主宰のあかざ俳句会が22周年の大会を横浜で開きました。諸行無常で病や高齢により参加できなくなる方もいますが、新しい仲間も増えて約70人が来てくださいました。

足の悪い祖母の付き添いで孫娘が来てくれて感動的でした。

 今年の「あかざ賞」は泰然自若の紳士、荻原照之さんが受賞されました。「あかざ新人賞」は井上ミヤコさんです。それぞれに額装した主宰揮毫の短冊と記念品が贈呈されました。

通信句会の互選結果が発表され、高得点句の披露と表彰です。おめでとうございます。

◯赤子泣く女雛の視線動きをり   好子

◯立ち上がる膝「コキ」と鳴り山笑ふ  恵美子

◯子を叱り悔いの色とぶしやぼん玉   英子

◯菜の花や園児の帽子浮き沈み   美津子

◯キューピーのまたたき知らず春の雷  満美

◯十薬をどれほど摘めば兄癒えむ  夢梨

◯蟇出てて今バリトンの調整中   邦彦

◯さくらさくらここら辺りが校舎跡  道生

◯母在らば白寿の母の日なりけり   翠

 

 

 

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平和のために軍事力を・・・戦前に戻す愚さ

2014-05-16 11:33:19 | 生かされて今日

 国民と財産を守るためには戦争を避けないという安部総理は不遜愚かで、極めてキケンな政治家です。日本人だけでも300万人を殺戮した悲惨極まりないかの戦争に対する反省が消えています。国際間のトラブルを「暴力で決着させる」という原始的な野蛮人に戻っております。経済再生ばかりに目が行く、お金至上主義では戦前の二の舞いを踏む。

戦争だけは避けねばならないという国民の大願にツバするものです。また、手続き上も議会・国会の審議をせずに一内閣で憲法解釈を改めるとはナニゴトか。

法律は国民を縛るルール、憲法は国家権力を制約規制するものです。行政内閣は憲法の下にそれを遵守する義務がある。縛られるべき行政がその縛りを国民に諮らず一存で緩めるとは、総理大臣の思いあがりも甚だしい傲慢不遜ではありませんか。

ワイマール憲法を踏みにじり第二次世界大戦へ引きずり込んだドイツに似てきました。昨日の阿部総理の演説はかの大悪人ヒトラーに似て身震いがします。なんとしてもこの暴走は子孫を破滅へおとしいれる蛮行で阻止しないければなりません。暴力で暴力を制することは不可能だし歴史への逆行である。


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ちしろ先生に惚れて20年

2014-05-09 14:55:03 | 俳句

 横浜市金沢区は海あり山ありで鎌倉に近く、兼好法師ゆかりの称名寺・金沢文庫や江戸時代の観光地・金沢八景で有名でした。今は横浜市立大とラグビーと神学部もあるミッションの関東学院大、人工島シーパラダイスで名をはせています。横浜市の外れで隣は横須賀、逗子葉山、首都圏へ勤務する方たちのベッドタウンです。

 楷(かい)の木俳句の会は、仙人みたいで熱烈な女性フアンの多い鶴巻ちしろ氏の主宰で満20年を迎えました。ひょうひょうとして句会がわずか4人に縮小した頃も一度の休みもなく指導されたそうで敬服しました。真似をしない独自な感覚を引き出し個性を奔放に詠うことを勧められ、しかも俳句に対して謙虚な主宰です。得難き町のセンセイです。

朝から情緒ある数寄屋で240回目の句会をしてから宴席です。足の悪い句友は娘夫婦の車での送迎で参加されました。親子で有難いことです。

 

★燦燦とアルツハイマーあおみどろ   ちしろ

★母の手の赤い風船だれも居ない   量子

★返事する友は若布の暖簾から     千施子

★たんぽぽのぽぽーのひびき古時計  とし子

★道づれを厭ふてをりぬ芍薬苑    駿

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ぼたんと芍薬に酔いました

2014-05-05 18:50:47 | 生かされて今日

 大船の県立植物園へ参りました。スルーした鎌倉駅のホームはゴルデンウィークさなかで混雑していて、小町通りは新宿並みの混雑が予想されました。その点植物園は空いていて好都合です。藤の盛りの横須賀菖蒲園もいいのですが、藤の花とぼたんとを一緒に眺められるので大船フラワーセンターを選びました。

大船観音は美しくおわし、山には藤がなびいております。柏尾川には小鮒が群れ曲線を描いて春惜しむ時節です。まず出向いたのは芍薬園。小粒な美人に似ていまから盛りを迎える様子です。みな蕾は濡れていて色っぽいですね。素敵だ。

ぼたんは花の王様、美女ばかりの大奥もかくやと目移りしてウキウキします。ため息をつかせる艶やかさです。

☆牡丹散て打ちかさなりぬ二三片    蕪村

★ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに   森 澄雄

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