四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

私の青春、岩崎学生寮(その1)

2011-11-22 05:32:50 | 生かされて今日
 一代で創業経営者として名前を馳せた故岩崎與八郎翁は、故郷鹿児島の貧乏学生を助くべく昭和26年、東京世田谷区烏山に広大なバラ園に囲まれた岩崎学生寮を建設されました。武蔵野の面影を残し、明治の元勲、樺山侯爵邸の跡地と聞いています。私は18~21才までの4年間、安い寮費でお世話になりました。創設60周年ということで、各界で活躍しているOBは千人を越えています。地元鹿児島では既にお祝いの講演会やゴルフコンペなどが開催されたそうです。
 懐かしい京王電鉄千歳烏山駅にワクワク気分で降り立ちました。プラットホームは当時の倍以上に長くなって、商店街の道も拡張され面影はありません。安酒を汲んだ飲み屋、贔屓にしていたラーメン店、本屋や八百屋など夢の彼方です。
 寮へのバスもありますが、昔の思い出を辿るべく歩きました。関東平野の畑ばかりの道でしたのに高層マンションや高速道路も横切り浦島太郎の感覚でした。
東京女子体育大学の向かいの寮入り口には、「お帰りなさい」の看板が立てられていました。

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