四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

夫婦の愛

2022-03-30 08:08:03 | 元気を頂く言葉(庭野日敬師

 『夫婦の愛をぎりぎりまで突き詰めていくと、それは相手を見捨てないこと、といえるのではないでしょうか。

見捨てないためには、許しが必要なのです。どんなに好き合った相手でも、毎日、朝から晩まで鼻を突き合わせていると、だんだんアラが見えてきます。それにいちいち目くじらを立てて、性格の不一致などと言い合っていたら、とても添い遂げられるものではありません。

 それまで他人だった男女が一つになろうというのですから、初めからなにもかも分かり合えるはずがありません。どうしたら心を一つにして助け合い、支え合っていけるようになるか、互いに努力し合い、人間として成長していくのが結婚生活というものでしょう。

 最近は、結婚したくてもできない男性が増えて、「女性のほうが売り手市場で、男性が女性に合わせていかなくてはならない時代になった」などと、しょげている人がいますが、どちらがどちらに合わせるなどと、時代によって変わるものではありません。

男と女のそれぞれの特性、考え方を認め合うところから、許し合う寛容さが生まれてくるのだと思うのです。』

           庭野日敬著『開祖随感』より

PS  わたし達へのお釈迦様の愛は永遠です。見捨てることは無いと確信します。  頭脳で三分の一を永遠に計算し続けるより、「三分の一の数値を信じる」のと同じです。精密な宇宙ロケットもジェツト旅客機も三分の一で出来ています。これも信心ではないでしょうか。信の力です。

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成功をイメージせよ

2022-03-27 06:53:04 | 元気を頂く言葉(庭野日敬師

 『可能性は半々だから

 大勢の人の先頭に立つリーダーは、あくまでも「この仕事をやりぬくのだ」という意志、そして、「これは必ずやり遂げられるのだ」という確信が、なによりも大事です。それが、周囲の人を引っ張っていく力の源泉だからです。

 リーダーは、みんなに新たな一歩を踏みだしてもらう、その先頭に立つ人です。これから始める仕事の可能性は半々であっても、出発点で「この仕事は果たしてできるのだろうか」と迷うと、天秤は失敗のほうに傾いてしまうことが多いものなのです。

 かつて「ミスター・ジャイアンツ」と呼ばれた長嶋茂雄さんは、ここぞという見せ場で必ず打つといわれたものでした。その秘訣について長嶋さんは、「そういう場面でホームランを打つ自分の姿を、いつも頭に描いていることです」と話されていました。

「打てるだろうか」「いや打てないかもしれないな」などと迷わないわけです。「この仕事は必ず成し遂げられる」と信じる力が、天秤を可能性のほうに傾けるのです。

 信仰の世界も同じです。「この教えどおり行じれば、必ず救われます」と言いきれる人でなくては、人は救えません。』

     庭野日敬著『開祖随感』より

 

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祈るということ

2022-03-18 11:15:15 | 元気を頂く言葉(庭野日敬師

 『信仰というと、苦からの救われや願望成就を願って神仏に祈ることと考えられがちです。

けれども、立正佼成会の信仰は、神仏に祈ること以上に、仏法という普遍の真理(法)に随順した生き方をめざすものです。

それは、「他を利する」という人間本来の慈悲心を発揮する生き方に目ざめて、まわりの人との調和を築くことを願う生き方です。』

   庭野日敬著『我汝を軽しめず』より

 

PS  肉眼には見えない「諸行無常」と「諸法無我」の真理(釈尊が悟られた法・哲学)を、私達人間にわかりやすくシンボライズ、象徴してくださっているのが仏像です。

 苦は「諸行無常」と「諸法無我」のルールに反する自分の煩悩、浅知恵、才覚、世法を根本原因とします。

 苦のもとは外、他人でなく自己内部にあるのです。他人を変えるのでなく、自分を変える努力をしましょう。それが仏道です。

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戦争は絶対に止めよ

2022-03-12 17:42:32 | 生かされて今日

 愚かものプーチンが核のボタンをちらつかせて世界中を日々恐怖に落とし入れております。コロナに戦争で朝刊を取りにゆく楽しみが消え、テレビも見たくありません。

年寄りやご婦人、赤ん坊、少年少女たちが戦場に投げ出されまさに地獄です。私達はありがたい食事もいただいていいのかと・・・。

 こんなに文明が進んでもこんな愚かなことが、オリンピックの最中に続いています。人類のまさに危機です。

 だから日本も憲法を改悪し核兵器や強大な軍備をという危険な考えが起きてきます。われわれ仏教徒は「絶対不戦」の釈尊の戒めを守ります。恨みは恨みを呼ぶ戦争は絶対許さない、憲法9条を守りましょう。

政治の役割は①国民を飢えから守る。②戦争をしないこと。(菅原文太さん)

 私達は毎日の法華経読誦で戦争終結を祈っております。南無妙法蓮華経

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ピンチでの心構え

2022-03-05 05:52:22 | 元気を頂く言葉(庭野日敬師

 『何か事が起こると、「さあ大変」と言うのが口癖になっている人がいますが、いつもお話しするように、私は逆に、難問がくると「これは、おもしろくなってきたぞ」と自分に言い聞かせるのです。そこの紙一重の差が大事だと思うのです。

 さあ大変と思うと、腰が引けてしまいます。反対に、「ようし」と心を決めると、すぐ行動が起こせるのです。行動を起こせば、必ずどこかに道が開けてきます。それで自信がついてくるわけです。

 創立記念日を迎えて心によみがえってくるのは、恩師の新井助信先生に「仏教は苦滅の道」であると学んで、「どんな苦も救うことができる教えを見つけたぞ」と、躍り上がらんばかりだった当時の感動です。

その苦滅の道のかなめは、自分に不利なこと、つまり逆縁をも仏さまのご功徳であり、善縁なのだと受け取れるようになることにあります。

 その考え方で、私はなにごとにも対してきました。それができなくては、本当の宗教者とはいえないと思うのです。とりわけ幹部のみなさん方に、そこのところを、しっかりと心に刻みつけておいてもらいたいのです。』

      庭野日敬著『開祖随感』より

PS 今日は立正佼成会の創立記念日、84歳の誕生日です。釈尊の教えに私達を導いて頂いた開祖さま、先輩たちの愛に感謝いたします。

 

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